放送回 | 2000年 秋の特別編 |
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キャスト | 沢村一輝/林隆三 |
脚本・原作 | 小松左京 |
バーにやってきた二人の男(林と沢村)。
沢村は自分には人の考えた事を読み取る能力があると豪語し、
最初は店内にいた女性二人を脅かし、
次に一人で飲んでいた林に絡んでくる。
林の考える事をことごとく言い当てる沢村は、
昔話の「さとるの化物」=人の心を読みとって、
相手の考える事がなくなった時、その人間を食べてしまう妖怪の話をする。
立ち去ろうとする林を引きとめて、沢村は更に林の思考を読み取ろうとするが、
その時浮かんできたのは、一人の女性がむごたらしく惨殺される光景だった。
林を殺人者だと思い逃げようとする沢村は、逆に押さえつけられ、
沢村の口からは林の考えている事がそのまま流れだし、ついに昏倒する。
実は本物のさとるの化物は林のほうであり、
昔話の中で語られた失敗に懲りた化物は、
ならば自分の考えている事を相手に送り込んで、
人間が予想外の 行動を取れない様、ある程度操る力を使うようになっていた。
沢村が読み取っていると思ったものは、
実は林が沢村の頭に送り込んでいた イメージに過ぎなかった。
そして、さとるの化物が食べるのは人間ではなく、
人間の意識そのものであり、意識を食いつくされた沢村は痴呆状態となる。
そして、沢村が見せられた殺人の現場とは、
マスターが読んでいたサスペンス小説のイメージを、
林が沢村に転送していただけに過ぎなかった。
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コメントまとめ
ゾクゾクくる秀作。冒頭の殺人シーンがああ来るとは。 しかし一番怖いのは惨殺シーンを嬉々として読むマスターだったりして…
最初の矢田亜希子と友達のシーンは、あとの映画バーションの一つストーリ「雪山」と思う。「飛行機が落ちる」って、「雪山」も「飛行機失事」だった。
おもろいなー
雪山って言ってたし もしかするといっしょにいたのは シャベルで死んだひとかも
むちゃくちゃ面白かった。素晴らしい。
普通に怖かった。 主人公が化け物だと思っていたら実は・・・という展開が非常に上手い。 ちなみに矢田さんは世にもでは『パーフェクト・カップル』以外は全部同じ役だったんですね!! 『エキストラ』→『さとるの化け物』→『雪山』と見ると、物語の時間軸がよく解かります。
このお話と「ベビーシッター」が私は一番怖かったです。
これは面白かった。 ストーリーが二転三転して引き込まれるし世界観があった。
分類はホラーなのに全くこわくない。
これの原作は小松左京だよ。
題も同じだったはず。
沢村さんの演技コワすぎ・・・・・・。
ホラー、っていうほどは
怖くないかな・・・
ホラーって分類してるのはこのページが悪い。 私は世にも奇妙で一番好きな作品です。沢村一樹のファンになった
あらすじ見てもさっぱり内容が解らん。
2000円札と新500円玉をアピールした作品だと思えた
う〜ん。まずシチュエーションが最高ですね。
加えて、冒頭のリアルな映像の使い方、アイディアの発展のさせ方、渋いキャスティング、構成、そして意外なオチと、どこをとってもすばらしい〜。
さとるの化け物の話は10年以上前に「○○レストラン」シリーズで読んだ記憶がありますが、まさかその後相手の記憶を読み取るだけでなく、自分の記憶を相手に送ることまでもできるようになっていたとは・・・。化け物も進化してるんですね。笑
冒頭のストーリーテラーにはかなり共感。
「人が会話するとき、その理由の多くは自分をよく見せるためである。へりくだった喋り方をしていても、自分はこんなによくできた人間なのだ、というところを見せたいのだ」
「そして、人には会話する相手の考えていることはすべてお見通しだ、という思い込みがある」
ホラーというよりサスペンス系だと思う。
最後の「人間とは奇妙な生き物である」って林さんの台詞が印象的。
途中までは雰囲気出てたのに。……最後のオチですべてが台無し。
内容もすごく秀逸で、僕の中ではすごく好きな作品。
プロローグ ある街中 「人が会話するとき、その目的の多くは自分を良く見せるためだといわれています。たとえへりくだって話したとしても、自分はこんなにできた人間なんだ、と見せたいのです。そして人には、会話する相手の思っていることは全て分かっている、という思い込みがあります。型にはめて相手を分析する、あなたの心は読める、そんな思い込みが奇妙な事件を起こします。これは、ある町で起こった事件です。」
これって小松左京が原作??
これはめちゃめちゃ好き。
というかなんでこんなにコメントが少ないのか謎。
途中まではかなりシリアスなのに、最後のパッパラパーな感じで終わるところ、
最近の「真夜中の殺人者」に通じるものがある気がするな。笑
これ、マスターが読んでいた小説に見せかけて、実はマスターと話していたおっさんの記憶ってオチじゃなかったっけ?
それ見て「おお、捻ってあんな」って感心した覚えがあるし
これをリアルタイムでやっていた頃はまだ子供だったので大人になって見てみると内容もわかってなかなか好きな作品に変わりました!
沢村さんが泡を吹くところが衝撃的でした!
落合正幸脚本・監督回は凄い捻った秀悦的なアイディアが多くて大好き
面白そうー!
これ、マスターが読んでいた小説に見せかけて、実はマスターと話していたおっさんの記憶ってオチじゃなかったっけ?
それ見て「おお、捻ってあんな」って感心した覚えがあるし
投稿者:モリ 2009-08-07 06:19:44
鋭敏な心を持つターゲットにさとるの化け物は自らの思考を
投射するのみならず、近くにいる第三者の思考内容をも
中継して投射する事が出来た
ただし第三者の思考内容を中継&対象者に投射する能力は
小松左京の原作にはなかったように思う
ドラマでは酒場のマスターが耽読している海外犯罪小説の
殺人シーンを林隆三が中継して沢村一輝に投影した
いま見ると、最後のシーンが某缶コーヒーのCMっぽいw
なんか、不気味ですね!
古谷一行さんが出てた話かとおもったら林隆三さんだったのね。(なんか似てる??)
結局沢村さんは廃人になっちゃったの??
「さとる」って人の名前かと思ったけど、この物語を観て人の心を悟るという意味だったんだと思いました。
第160話「常識酒場」に通じるお話ですヨ(=^◇^=)
エンディング
「いかがでしたか、今夜の五つの奇妙な物語。」
タモリが目の前にある箱の中身を見て一言。
「テレビをご覧のあなた。あなたももしかして
すでに奇妙な世界にいるのかもしれません。
さて、次に皆さんとお会いするのは・・・」
「世にも奇妙な物語 映画の特別篇」の予告が放映される。
泡吹いて倒れる・・
「恐怖の手触り」
「常識酒場」
「さとるの化け物」
この3本は、世にもサイコキネシス三部作deAthヨ(=^◇^=)
さとるの化物…ふむ。地域によって呼び方が違う様じゃな。普通にさとりと呼ぶ所も有るぞい。さとりは人の心の中を読み取る。何やら気持ち悪くないかの?人は心が有るから平静を保っていられる。其れが読まれるのじゃ。生きた心地がせんよ
人は誰しも悩んでいるんですよ。人は誰しも願いを持っているんですよ。でも人に聞かせる事のできる悩みも願いも自分の力で何とかできる小さなものなんです。本当に悩んでいる事も本当に叶えたい願いも人には言えないものなんです。でもさとるの化物が本当に居るとすると全てお見通し…↓の御婆さん…貴女の正体は化物なんでしょ?名前が呪われてるのは化物だからなんでしょ?
女性2人は矢田亜希子と友人で、沢村が「飛行機落ちるぞ」って言って2人が店を出て行くのを最近知った。この2人残った飛行機が落ちて雪山に遭難するのが世にもの映画「雪山」繋がる。