放送回 | 1991.6.20 |
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キャスト | 河原崎長一郎 |
脚本・原作 | 筒井康隆「ユリコちゃん」 |
ある朝、ユリコが母親と弟と共に朝食をとっていると
別室から父親がやってくる。
半ば固まりながらも一緒に食事をする一家。
「玉子焼きの味がないな・・・」
1人だけ醤油をかけて食べる父。
「お前達学校は行かなくていいのか?」
「今日は日曜で休みでしょ?」
廊下に置いてあるランドセル。
母と兄、先に食事を終える。
「じゃあ、ユリコ一緒に動物園にでも行こうか?」
「いや!お父さんどこにもいかないで!今日はユリコ達と一緒にいて!!」
抱きついて止める娘のユリコ。
家族の様子が変なのが気にかかる父。
水仕事をしながら朝刊を読んでいた母、
桶の中に朝刊を落とし、泣き崩れる。
兄とユリコが駆け寄る。
「母さん・・・泣かないで・・・お父さんが気付いちゃうじゃない・・・」
目に涙を溜めながらも母を支えようとするユリコ。
「お前達一体どうしたんだ?」
父は周りを見回し、鏡に自分が映っていないことに気付く。
「そうか、俺は死んでいたのか・・・」
そのまま倒れて徐々に消えていく。
仏壇には父の遺影。泣き続ける家族。
桶の中の朝刊には父の死亡記事が載っていた。
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コメントまとめ
エピローグ 夜の公園、一人でブランコをこいでいるタモリ。 「人が死ぬっていうことは、意外とかたちだけのことで本当は死んだ人も自分が死んでしまったということに気が付かない人もいるんじゃないでしょうか?ひょっとしてあなたの周囲の人がみんな演技が上手くてあなたが死んでいることに気が付かないようにしている....なんてことはないでしょうねぇ....気をつけてみてください、本当にあなたは生きていますか?」 ゆっくりと消えていくタモリ。
これもさっき観た。 疑問に思ってるんですけどユリコちゃんって何?
これ見たい!! なんか見る方法ないかなぁー??
ユリコちゃんは、女の子の名前ですよ。 原作は筒井康隆です。
原作読んでたから、オチは知ってたけど、なかなかのできばえだったと思う。
「シックスセンス」より早かったし。
シュールというより、有りは有りって感じ。
ただ他のいろんな作品があるからこれもいきるんじゃないの?
シンプルすぎて逆に怖いな。
なんか好きなんだよね
悲しいって言うか、寂しいって言うか・・・
とりあえずユリコちゃんが可愛かった
よくあるオチ。
リアルタイムで見て、それからずっと忘れられなかった話。
別に取り立てて魅力的な人がいる訳でもなく、延々と一家庭の日常風景を流される感じがたまらなかった。
シックスセンスより
好きです
心に残る作品です。
大好きだったお父さんが急死して朝の食卓で泣くユリコちゃん。夏でうっすらと汗が浮かんでいる。
そこに以前と同じ毎朝の調子で現れる父。霊だと分かっていてもユリコは父に会えて嬉しい。でも、そんな事が長く続かないことも分かっている・・・
そして父は自分の死を知り、消えていく。
私自身、夢でよく似た場面を見ることがある。悲しい情景です。肉親の死が身近に起こった方は一層共感されるでしょう。
シンプルで泣ける。
で、タイトルが
何故ユリコちゃん?奇妙だ・・・。
カメラワークや演出が一世代前のホームドラマ風になっていて、結構凝っていた。
シンプルだけど不思議な魅力がある作品です。
ずっと昔に見て覚えていましたがいい話ですよね。「ユリコちゃん」というタイトルだとは覚えていませんでしたがいい話です。それで、このユリコちゃんは今何をしているのですか?
この話は世にも奇妙な物語史上でBEST3に入るほど感動する話。
シンプルでその上ちゃんと完結している。
家族の絆が改めて分かる作品。
今更だけどやっぱりジャンルが
シュール系なのはおかしい
確かにこれは、数ある「よにきみょ」の作品群の中でも特に印象の残ってる。↓他の方もそうなんだね。ほんと大好き。この作品思い出す度、すごく切なくなる。
ただ、久しぶりにこれ、ある動画サイトで見直してみたら、ちょっとがっかりな箇所もあった。私は素人で、偉そうな意見かもしれないけど、述べてみます。
まず、設定はとても素晴らしいんだけど、時間制約もあってか、話の展開が雑。もっと丁寧に作ったらもう完璧に決まってたと思う。
あと、寺内貫太郎一家を思い出させる古き良き昭和な家庭を舞台にしてる癖に、4人だけっていう核家族であるところが気になった。もっと大家族で、大勢の親戚が「お父さん幽霊」を囲ってる感じのほうが良かったと思う。
「ユリコちゃん」っていうタイトルは、この作品改めて見てみて、納得した。
ユリコちゃんが主人公だね。ユリコちゃん役の子役(8歳くらい?)、すごくいい演技してた。
これお金かけて映画化してほしいくらい。もちろんその時はすごく丁寧に描いてね。
あ、原作読んでません。ほんと偉そうな意見すいませんでした。
しゅ…しゅーる?
お父さん役の河原崎さんがもうお亡くなりになっているので余計に悲しさがこみ上げる・・・
内容そのものより 女の子がムチャクチャ可愛かった
これも印象深かった。
卵焼きが真っ黒に染まるくらいジャブジャブ醤油をかけても、まだ『味が無い』という父親を見て、口の中がしょっぱくなった思い出がw
このハナシ!
小学生の時に見たけど、すごく印象的なハナシ。
家の中の薄暗さも最後にお父さんをすり抜ける猫も、もの悲しげな音楽もとっても奇妙で切ない。
タイトルも奇妙。
最高すぎる。
小さいときに見たのを覚えてて、さっき動画で見ました。
悲しいですね。一つ言えば後半はもっと時間かけてほしかった。
あと、女の子がとても可愛かった。
探してました!!
小学生の頃観たきりでしたが、ものすごく印象に残っていて、
でもどこを探しても動画はおろかテキストデータも無い・・
ほかの番組だったのかな?または夢だったのかな?
とも思ったけど、
タイトルを「ユリコちゃん」ではなく「ゆかりちゃん」だと
長い間勘違いしておりました(苦
動画も久方ぶりに観ましたが…やはり悲しい話ですね。
私事ですが、このストーリーの放送当時、うちの父が余命半年と
知った直後でした。
それもあってか、ユリコちゃんのしゃくりあげて泣く姿に感情移入してしまい、同時に「私のお父さんも死んだ後こうやって出てきてくれないかな」と思っていました。
まだ死んでいないのに不謹慎な願いでしたが。
そして父が亡くなった後、このストーリーのように
本当に夢の中で少しだけ生き返ってくれました。
夢の中では頑張って笑いましたが、目が覚めた後は
やっぱりユリコちゃんのようにしゃくりあげて泣いてしまいました。
悲しいお話ですが、ほかの皆さんがおっしゃってるように
世にも~の中でも傑作だと思います。
リアルタイムで見て覚えてる。
筒井康隆原作というのも覚えてた。
一番子供のユリコちゃんが一番気丈にふるまってたのが切ない物語でしたね・・・
結局亡くなったのって、新聞の通り働きすぎの死だったのかな.
見るのがすごく息苦しい話でした.
この話はせつなくて泣ける話だね。
こんにちわ。
私はこの話に関してはグッと来ました。
最後のお父さんが消えていくとこには涙が出てしまいました。
お父さんが虐待するから、こわくて泣いてるのかなとも思う始まり方だった
少しでも長い時間を過ごしたいというユリコちゃんの気持ちが辛い。
隠し通せなかったところにやるせなさを感じる。
マンガで似たような話を見た記憶があるが…アウターゾーンだったかな?きっと仲の良い家族だったのでしょう,それだけに…悲しさや切なさを感じてしまうお話でした。
世にもは実はストレートに幽霊を出すストーリーは少ないのを知ってました?
余談ですが、友人は男2人兄弟の長男で、
「もし河原崎さんの役が弟だったら、100%爆笑するわ」と言ってた。両親のせいで生まれてこなかった妹。友人にとって人生を台無しにされた弟を家から追い出した・・・。
友人には、こんなドラマチックな話は無縁なり
主人公の死因は
「働き盛りの衝撃死」、つまり過労死ってことか。
なんか異常とすら思える平坦な話だったんで
まさかの筒井原作ってのが一番の衝撃だわ
なんも奇妙じゃないというね
この御父さん…自分が死んだ事に気付かないで出て来たんだね。家族の為に働いて働いて…でも死んだ人が突然出て来たら誰でも吃驚するよねえ
この当時でもノスタルジック満載だったのに
今見なおしてみると凄く哀愁がある。