世にも奇妙な物語データベース

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女優

放送回 1991.5.9
キャスト ジュディ・オング/長塚京三
脚本・原作

「大女優は、最近ある精神的な“病”に悩まされていて、その病を治すために、精神科の病院に訪れていた。患者である女優と相対した精神科の医師は、丁寧に話を聞きながら、その病がなんであるかを聞く。女優は悩ましげに告白する。役になりきるあまり、日常生活でも役と同一になってしまうと。
恋人役の俳優に撮影の休憩中に抱きついたり、刑事役のドラマの読み合わせの時にはビルの窓から人質役を逃がそうと転落しかけたり、映画賞受賞の際の豪華なレッドカーペットに降り立った際には時代劇のお銀役のべらんめえ口調で叫ぶなど、本人の意識外での奇行が相次いでいた。
「殺人者の役が来ているんです。だから私は殺人を犯すんじゃないか不安で」と訴える女優に対し医師は「大丈夫ですよ。必ず治ります」と優しく相槌を打つが、女優はその医師の口調に既に撮影を終えていた殺人シーンが脳裏に蘇る。「どうしてそんなことが言えるんですか?!」激昂する女優。慌てて女性をなだめる医師。近くの机にあったメスをもぎ取り、医師に向かって振り下ろす。絶叫する医師。「これはドラマじゃないんだ!」

空白。にこやかに微笑み《女優》という台本を手にし、インタビューに答える女優。「ドラマと日常の区別がつかなる役はとても面白かったです。勉強になりました」優雅に去っていく女優。白衣の男たちが遠巻きに見ている。

空白。医師は集まった白衣の男たちに向かい、《女優》という台本を示し、「この本を開くんじゃないかってビクビクしたよ」と台本をめくる。台本は真っ白で何も書かれていない。「驚いたね。本当に女優かと思ったよ。本当はただの主婦なのに」うなずく白衣の男たち。「学会で発表が楽しみですね」微笑む医師。

空白。
モニター室に入った女優は、なまめかしい衣装の上から颯爽と白衣をまとい、メガネを掛けた。女優は主婦ではなく医師だった。白衣の男たちに「お疲れ」と声をかけ、モニターに見入る。そこには病室が映っていた。その病室には先ほどまで医師とされていた男が映っていた。男は、誰もいない病室で、誰かと話しているようだった。「実験は成功だ。良かった」何やらぶつぶつ呟いているのを見て、女医は白衣の男たちに指示をする。「何か言ってるわ。ボリューム上げて」病室の男は笑いながら言う。「ええ、私はフロイトです」

女医は大きくため息をつき、メガネを外す。「驚いたわ。本当に医師かと思ったわ。ところで、私の演技、どうだった?」白衣の男たちは笑いながら言う。「お上手でした。本当は先生、《女優》なんじゃないんですか?」
女医は高笑いする。「私が?」

コメントまとめ

これはすごく面白かった!! とにかく全く100%予想外の素晴らしいオチにやられました。 女優が主婦だったのか、とおもわせて医者がただの男、主婦は医者だったとは・・・。 素晴らしい脚本でした

「私は…」で暗転。終わり方も文句なしです。あとタモさんが記者として出てました。

役者がよかった.

これってどっちが医者でどっちが患者なのかって、ずーっとループできるね・・・

これはすごく面白かった。 これも『世にも奇妙な物語』という名のドラマなんですよね。

何かの不快感に誘われて面白かった。

これは名作!!世にもの中でもBEST10に入るんじゃないかと思う。

私の中では、世にも奇妙な物語の最高傑作だと思っています。
本放送当時に1回しか見てませんが、あのどんでん返しが今でも忘れられません。

シンプルで凄い、どこまで続くのかと思った。ただ回りの人は付き合うの大変だったと思う。

間違いなく初期の最高傑作のひとつ。

そおゆうオチなのかーって思ってたら実はジュディ・オングさんが医者・・・ってすごいビックリしました。
ジュディ・オングさんきれいですね。

2重、3重のおちが効いていてよかった。
良作!

ジュディオングさん、きれーい!!
ビックリです。

話も物凄く面白かったなあ。本当は、医者と患者を演じている女優と俳優なんですよね。

主人公が本当は医師だった…。 と思わせて
・・・。
何故なら、「私は・・・」のせりふの前に
あの耳鳴りのする音がまた出た。
もしかしたら・・・。

見た中で、一番、衝撃でした。
じゃっかん、不謹慎といえばそうだけど、こういう驚きを与えてくれる話、またできないんでしょうか?

医者が実は患者で、患者こそが医者だった、でも、まだまだ何者か分からない…ってところがよかった。
最近のしか見てない人は、ぜひ。

佳作ですね。
長塚京三さんが最高です。

助手1「一度に二人の精神患者を扱うこの実験は大変ですね」 助手2「しかし、これが成功すれば、我々は素晴らしい論文を発表できる」

この話はすごいな〜
短編として、完璧な感じですね。

この話の原作名は何でしょうか?
40年以上前に海外のモノクロ映画かドラマで、同じ様な作品を叔母がテレビで見たそうです。
母がどうしても見たいと言う事で色々と探していましたが、この話が全く同じ内容なので原作があるのかなと探しています。

うろ覚えですが、筒井康隆さんの短編だったように思いますよ。 違ったかなぁ?でもオリジナルではなく原作があるはずですよ。私は同じ話を読んだ事があるので…

複雑な設定だなー。

何度も繰り返す大どんでん返し。
すばらしい作品である。
ジュディオングが医者であるところまで、全く予想がつかない。
また、ラストの耳鳴りはさらにループすることを意味するのではないか。

映画「シャッタアイランド」を観て来ましたが鑑賞中、すぐに世にも奇妙な物語のこの「女優」が思い浮かびました。それだけこの物語は私に大きな衝撃を与えた傑作品でした。誰か同じように思い浮かんだ方はいませんか?しかし、裏を返せばストーリが予想できわくわくが半減してしまいました。ちょっと残念。

昔見たが覚えてますね。最後のところの「やだなあ、私は」のあと一瞬で画面が暗くなるところが印象に残っていますね

「世にも奇妙な物語」の中で、一番記憶に残っている作品です。
>南国さん
私も、『シャッターアイランド』のプロモを観た際『女優』を思い浮かべ、
映画本編を観て、『女優』の素晴らしさを改めて感じた一人です。

ジュディ・オングさんがただただ綺麗。
この話は以前に見たことがあったけど、最近柳原加奈子のCMでジュディ・オングさんを思い出してもう一回見ました。相変わらずすばらしい作品です。

これ、原作はたしか星新一かな

オチでまんまと騙されたなーー
最高の脚本ですね

全くよめないオチでおもしろかったー!
裏の裏ですね

めちゃくちゃ面白かった!オチを考えずにはじめはぼんやり見てほしい。シックスセンスの様な面白さです。
もう一度見たいけれど…再放送の予定はないかなぁ?オチを知っていても見たい!

「主人公の女優のジュディオングは」、じゃなくて「女優のジュディオング」はにして、ラストを「ジュディは白衣を着た」にしたほうが分かりやすいと思う。
「主人公誰だよ?」って一瞬疑問に思ったよ。

ラストにも思い込みが始まる時のSEが使われていた
もしかしたら主人公が医者ということも嘘なのではないかもしれないね

世にもを長く見てきて、「やられた!」と脱帽した名作は幾つかあるが、「女優」はその最高峰。

嘘に次ぐ嘘、騙しに次ぐ騙し。次の展開が全く読めず、まるで練りに練られた舞台劇を見ているようだった。
二転三転どころか三転四転するどんでん返しに釘付けになったのを、昨日のことのように覚えている。

初期の世にもの面白さを語るのに、まず指を折りたい傑作である。

結局自分が誰なのか、本当に分からないかもしれない、それすらも分からないというオチでしたね

オチが予想外でした。すごい面白かったです!

エピローグ「どんでん返しに次ぐどんでん返し...結局彼女は何だったんでしょうか?自分を女優だと思い込んでる患者、を演じていた医者だったのか。それとも...さて今この物語を見ているあなた、あなたは本当にあなた自身ですか?誰かがあなたの役を演じているのではないと確信できますか?ところで私に1つ教えてほしいことがあるのです。(と自分の巨大白黒写真をプラカードの如く掲げるタモさん)私が演じてるこの人は、本当は誰なのですか?誰か知りませんか~?この人は本当は誰なんですか?」わりとしつこく聞き歩いてました。※このお話は当時録画(もちろんVHS)をしていたのですがオチの辺りでテープが切れてしまい一緒に見ていた妹と「わーーー!!」となった事がありました(^^;その後再放送で見れましたがリメイクしてほしかったくらいの傑作でした。

この話が一番好き

今じゃあ、下手したら放送禁止になるな・・・

大、どんでん返し!

まさかの三重オチ。「女優」が「医師」を殺す…と見せかけてからの「女優だと思い込んだ精神病患者」と「医師」までは予想できても…その先はなかなか読めないでしょう。

奇妙な物語で特に優れた作品ではないでしょうか?
何が真実なのか分からなくなる物語
また展開がひっくり返りそうな終わり方も見事!

医者が妄想を肯定させて精神病患者の症状悪化させているじゃねえか

心理劇ってやつだよ
何もおかしくはない

まさかの結末とジュディ・オングさんの演技のうまさにド肝を抜かれました!

傑作です。ジュディオングさん綺麗なだけでなく、演技すごいうまいです。さすが女優って感じ。長塚京三さんもいいです。二人の掛け合いが息ぴったりで見ていてハアハアしました。

♪女優 by岩崎宏美

ジュディ・オングさんは今も綺麗でびっくりした。。

「世にも」の中のベスト作品です。ジュディ・オングは子役の頃から好きでしたし(年がバレますね)。こーゆーひねった脚本が最近少なくて寂しい。当時録画しておいてよかった。

役に成り切る癖って…女優さんや男優さんなら癖じゃ無くて普通の事なんじゃないの?でも撮影が終わった後に役が抜けずに暴走するのは不味いか…人物像が音を立てて崩れるかも知れないし

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