世にも奇妙な物語データベース

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目覚まし時計

放送回 1991.5.2
キャスト 南果歩/豊原功補
脚本・原作 塩谷三保子

南果歩演じるOLは、さる財閥の御曹司と交際中。玉の輿もあと目の前という状況。そんなある日、目覚まし時計が故障していたことを思い出し、たまたま入ったアンティークショップで、店主が勧める「幸福を呼ぶ目覚まし時計」を購入する。買ってから数日後、会社関係で銀行に入った時、突然目覚し時計が鳴り出し、気がつくとベットの上にいた。何が起こったと思ってテレビをみると、その銀行になんと強盗が入って篭城しているというニュースが流れていた。
その後、幾多の危険が迫った時、すぐに目覚ましが鳴り主人公を助けてくれた。そうした時、御曹司の彼氏が食事に誘い、ついにプロポーズを切り出そうとしている時に、目覚ましが鳴り、自宅に戻ってしまう主人公。日を改め、また同じ状況になった時、また目覚ましが鳴って自宅に戻されてしまう。とうとう主人公は、別れ話を切り出そうとしているのだと思い込み、一方的に振ってしまう。
それから一ヵ月後、その御曹司の財閥が倒産し、一文無しになったという噂を耳にした主人公は、落ちぶれた御曹司の家に会いに行く。変わり果てた姿にとまどいながらも、あの時の話は別れ話でなくプロポーズだったことを知る。夜道を歩きながら語り合う二人、前だったら胸を張っていえたけど今は・・と言う御曹司。それでもひたむきな姿に改めて惚れ直す主人公。その時暴走した車が二人に突っ込む。その瞬間また目覚ましが鳴った。
急いで安否を気遣う主人公。運良く重傷で済んだ御曹司。そこで目覚まし時計の話をする主人公。そこでやっぱり自分たちの結婚は不幸かなという御曹司。でも、主人公は言った。昔はあなたでは無く財閥と金に惚れていたのかもしれない。でも、今はあなたの人間性が好きになったと・・改めてプロポーズする御曹司。それを受ける主人公。
それから目覚まし時計は勝手に鳴ることはなかった。
この粗筋ではわかりづらいと思いますが、目覚まし時計が鳴ったのは、財閥の御曹司だった頃の彼からプロポーズされることを阻止していたわけです。もし、このときにプロポーズを受けていたなら、その後の倒産で玉の輿の夢も破れ、その人個人の人間性を冷静な角度で見れなかったかもしれません。タモリが最後に言うように、目覚し時計は本当の愛を気付かせてくれたというわけです。

コメントまとめ

確かにドキッとしますね、目覚まし時計の音って。

なるほど、ただ単に御曹司との結婚を邪魔しようとしていたわけではなかったんですね。素敵です

そんな目覚まし時計が欲しいです.

なかなかいい話。八ッピーエンドでよかったです。

エピローグ。アンティークショップ内にて。

「もし彼女が目覚まし時計と出会わずに、
彼のプロポーズを受けてすんなりと結婚していたとしたら、
ふたりは今頃どうなっていたでしょうか?
結果的に今と同じような暮らしをしていたとしても、
それは決して幸せな生活とは言えないでしょう。
目覚まし時計が、本当の愛を教えてくれたんですね。」


そう言ってタモリが外に出た瞬間、アンティークショップから目覚まし時計の鳴る音が……。

シンプルでいい話しだな

イイハナシダナー

信ずる者は救われるか。信じても救われん方が多いがな。

臨場感・リアリティがすごい・・・。

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