世にも奇妙な物語データベース

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呪いの紙人形

放送回 1991.4.11
キャスト 菊池桃子/別所哲也
脚本・原作 西岸良平「魔術師」

幼い頃主人公は養父や学校の先生に叱られたり、同級生の男の子にいじめられたりしていた。
ある日占い師からのろいの紙人形を買った主人公は、
「みんな死んでしまえば良い…。」
と思い、色々な死に方でその神人形を嫌いな人達に例えて殺す。

月日は流れ、養父とは仲が良くなり、先生には色々お世話になり、いじめっ子と婚約した主人公。
のろいの紙人形の事なぞすっかり忘れていたが、養父と先生が次々に自分が呪った殺し方で死んでいく。
紙人形の事を思い出した主人公。
次は愛する婚約者の順番…と言うところで過去に戻る。

呪いの紙人形を売っている占い師。
「一度かけた呪いは消せない。」と言われ怖くなった主人公はその場を逃げ出す。
その時主人公を心配して探しに来た養父に出会い、思わず「お父さん」と叫ぶ主人公。
その時初めてお父さんと呼んでくれたと、嬉しそうに微笑む養父。
手を繋いで仲良く家路に着く二人…。

コメントまとめ

この作品を観て、芥川の『魔術』を思い出しました。

人を憎みすぎるのもよくないんですね。 人生について考えさせられました。 オチがよかった

個人的には『一度かけた呪いは…』って所が妙にひっかかる。 呪う→相手と和解→相手が死亡(呪いの成就)→実は幻想→義父と和解 …ループしそうな気がするんだけど。

多分、ドラえもんの独裁スイッチみたいなのモンで、呪い自体はインチキで、「他人を呪う事の恐ろしさ」を教えてあげただけなのだと。

つまらないエンディング予想を裏切ってくれて良かった。スーパーマジシャンじゃないですか。

最近コンビニにあった西岸良平氏の漫画で見たような気が…と思ったら 脚本・原作見て納得…

メフィストが出てきましたね
子供は残酷大人はもっと残酷
好きだなこの作品

最初、ホラー系だと思って覚悟して見たのですが、いい意味で裏切られました。
最後は感動しました。私自身、こういった経験があったので他人事には思えませんでした。
私情もありますが、私は名作だと思います。

嫌いだった人が今では親友

人を殺せる人形とかいらない
つい殺してしまったら後悔する

動画を見てみると、芥川龍之介の『魔術』、ドラえもんの『独裁スイッチ』に確かに似ていますね。
「呪いをかけると未来はこうなる」
と幻影を見せて、
「将来こうなっても呪いの人形が欲しいかい?」
と言って主人公を反省させるのがミソって事で。

ちなみに、人形にかけた呪いと結果一覧。
火で燃やす→厳しかった恩師が火事で死亡
針で心臓を刺す→和解した養父が心臓病で死亡
右腕をハサミで切る→父を助けられなかった医師が事故(鉄骨に挟まれた?)で右腕切断(これで養父の手術が出来なくなった)
車のおもちゃで轢く→元いじめっ子の婚約者が車に轢かれる(寸前で幻影終了)

西岸良平の原作も絵柄と内容のギャップが相まって面白かったです。

人を呪わば穴二つ

この主人公が少女時代「みんな死んでしまえば良い!」と思ったのが島倉千代子の人生いろいろという歌の歌詞の「バラもコスモスたちも枯れておしまいと」というのと重なって思わず笑えました。
私その歌好きなんです。

プロローグ「子供は純真だとか天使みたいだとかいいますけども、よおく思い出してみてください。私たちだって子供の時、今から思うと驚くような悪いことを考えたりやったりしたものです。私たちは美しいベールに思い出を隠しながら、皆忘れてしまったんですね。今夜わたしと一緒に思い出してみませんか?子供だった頃、自分でも信じられないような罪を犯していたのかもしれませんね。。。。私もねぇ。。。」

家族や友達の大切さを教えてくれた話。
ラストは養父と手をつないで家に帰る後姿が心温まった。

脚本は遊☆戯☆王デュエルモンスターズを務めた武上純希さんでしたよ。

大人になったら自分があんな美人になると分かった少女の勝ち

タイトルと内容のギャップが激しいですね。でも,よかったと思います。

この話をふと思い出して調べたらここに来た。この話だ。

そうそう。鎌倉物語に収録されてる話じゃ…って是は違反かい?

其の場だけの怒りは直ぐに収まる物ですから、余り感情的に成ってはいけません。新聞の一面を飾り、ワイドショーに取り上げられる事に成り兼ねません。深呼吸でもして落ち着きましょう。と言ってるオイラが一番感情的に成り易いんだよな…気を付けよ

この物語に菊池桃子が出ているのはなんとなく覚えてたけど別所哲也が出てるのは忘れていた。高嶋政伸かと思ってた。スクーターの話となんかかぶる・・・

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