放送回 | 1991.3.21 |
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キャスト | 植草克秀/安達祐実 |
脚本・原作 | 伴一彦 |
デパート警備の仕事に就いた主人公の青年。
初めての深夜巡回の時、先輩達に「幽霊が出る」と脅される。
半信半疑で巡回していた主人公だったが、
青白く光る少女の幽霊とでくわし、恐慌状態に陥る。
翌朝、社員食堂で先輩達に昨夜の出来事を語るが一笑に付されてしまう。
休憩が終り一人になった主人公に、
食堂で自分達と離れた席にいた中年警備員が声をかけてきた。
中年警備員は、数年前にこのデパートで火災があり、
子供を含む何人もの買物客が犠牲になったこと、
犠牲者の中に自分の妻と娘が含まれていたこと、
主人公の話した少女の特徴が娘と一致することを告げる。
「あの時、私は仕事が忙しくて家庭を顧みなかった。
私が一緒に来ていれば妻と娘を助けられたかもしれないのに……
私は仕事を辞め、ここの警備員になった。
深夜に巡回していれば家族が現れるかもしれないと思ったからだ。
けれど、誰も現れなかった……」
娘が自分ではなく主人公の前に現れたのは、
主人公が優しそうに見えたからだろうと語り、
自分も一緒に巡回させてくれるよう懇願する中年男性。
一度は断る主人公だが、図書館で過去の新聞記事を検索し、
彼の言葉が事実と知る。
主人公に次の深夜巡回の順番が回ってきた。
中年男性は隠れて付いて来ることとなった。
懐中電灯の光を頼りに進む主人公の前に再び少女の幽霊が現れる。
思わず飛び出す中年男性。父親と気付き消えてしまう少女。
行方を探る主人公達の耳に玩具の発する音が聞こえた。
玩具売場に到着した主人公達が目にしたのは、
何人もの青白く光る子供達が無表情に玩具で遊ぶ姿だった。
その中に娘の姿を見つけ、呼びかける中年男性。
「パパなんか大嫌い!
いつもお仕事お仕事ってママとあたしを置き去りにして……
ずっと、ずっと寂しかったのに」
そこにあった大きな熊のぬいぐるみを手にし、更に呼びかける父親。
「すまなかった、パパはもうお仕事も辞めた。
これからはずっと一緒にいるから、だから一緒に連れて行ってくれ」
父が差し出した手をそっと掴む娘。
熊のぬいぐるみを抱え、娘とともにどこかに去っていく中年男性。
呆然と見送る主人公の腕に売場にいた他の子供達がまとわりつく。
「ねぇ、僕らも寂しかったんだ……
お兄ちゃん、僕たちと一緒に来て……」
主人公は子供達を振りほどけず、思わず絶叫する。
「やめろ、俺は行きたくない!」
「……おい、しっかりしろ!」
主人公が意識を取り戻すと、
明るくなった玩具売場で他の仲間に助け起こされていた。
戻ってこない主人公を心配して探しに来た彼らに
主人公は一部始終を語るが信用されない。
主人公自身も幻だったのかと思い始め、
顔を洗いにトイレに行く。
一つだけ個室の扉が閉じている事に気付き、手をかけ開く主人公。
その瞬間燃え盛る炎が噴き出し主人公を包む。
熱と窒息感にのけぞる主人公。
一瞬の後に炎は掻き消え、無傷の主人公が呆然と立ちすくむ。
覗き込んだ個室の中には、大きな熊のぬいぐるみを抱きかかえ、
便座に座って事切れた中年男性の姿があった。
彼の顔には幸福そうな微笑が浮かんでいた。
その個室は、彼の娘の遺体が発見された場所だった。
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コメントまとめ
これは小さいときに見た記憶があります。 しかも小さいときの安達ゆみさんが出てたし。 トイレで燃えてるシーンとか、 さざ○さんの歌とかとても印象に残ってます。 ホラー系でとてもおもしろかった記憶があります。
古すぎるオチとストーリーでちっとも怖くないですね。
一人の子どもが、主人公の言葉に、
「死ぬってなぁに?」
って答えるところがあって。何か切なくなった。
青白く光る少女の幽霊とでくわし、恐慌状態に陥る。
恐慌wwwおいおいw
なぜ少女が男子トイレで発見されんねんw
惜しい演出が何度もあった
特にラスト
安達祐実の歌で後味を悪くしようとしたのだろうがここは無音のままアップにしていった方が良かったと思う
お父さん娘に会えて良かったね。
視聴率が最も高かった回。
たしか
デパートとか空港とか駅とか。そう言った場所で営業時間に火災が起こると大惨事に成る。御客さんはまさか火事に成るなんて思わないから、いざ火事に成ったら大混乱を引き起こすのも無理は無いね。かと言って火事が起こるかも知れないからと変にびくびくしたり、こそこそしたりすると泥棒や摺に間違われるかも知れないし。普通にしていて用事が終わればさっさと帰る。其れ位しか出来ないけど…色んな所を見るのも面白いんだよね…