世にも奇妙な物語データベース

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死体くさい

放送回 1990.5.17
キャスト 関根勤/高樹澪/ルー大柴
脚本・原作 小野沢美暁

もうすぐ結婚する尚人(関根勤)。
今日は忙しい中、新居に荷物を運んでいる。
尚人は外科医をやっていていつも忙しそうにしている。
新居は中古ながら気に入った家だった。
中古ということでキッチン床にちょっとしたしみがあるが、まあ値段に免じて許そう。
他のところも掃除しないとちょっと汚れてるな。
来週の日曜にでも掃除をするか、と考えた。

次の日起き抜けに異臭を感じた。
最近運ばれてきた女性が手遅れで死んでしまったという嫌な思いがあったので、ここ2、3日嫌な夢を見ていた。
自分が女性のおなかに手を突っ込んであふれてくるうじ虫をかき出しつづけるという夢だった。
その時に感じた匂いと似ているなと少し思ったが、けれどそれは一瞬のことで、その後は分からなくなってしまった。
まぁいいかと思って仕事に行った。
今日も疲れて帰ってきた。

そのあとも嫌な夢を見たり、その匂いを感じたりしたが、どうも匂いが強くなってる気がすると思い始めた。
そして日曜日。
今日は婚約者の女性と一緒に掃除をした。しばらくして、書斎の引き出しに指輪を見つけた。彼女はそれを見て怒ったが、見に覚えがないことを必死に言うと信じてくれたらしい。
もしかすると前の住人のものかもしれないなと言う結論になった。この家には前に飯島という名の夫婦が住んでおり、奥さんが失踪したという過去があった。そして旦那の方はこの向かいの家に引っ越しているらしい。

しかしそれもちょっとヘンな話だ。
どうして向かいに引っ越す必要があるんだろう。まぁ深くは考えずに、指輪を持って向かいのお宅を訪ねた。
旦那は無口に指輪をひったくって、ドアを閉めてしまった。なんて失礼な人だ。

そのあと、婚約者に例の異臭の話をしてみたが分からないと言った。尚人は芳香剤を買ってきて異臭をごまかそうとした。なんだかリビングの方から漂ってくるような気がする。ふと台所にドアの裏側にあるキズを見つけた。なんだか引っかいたような傷だ。それに床にあるしみ。ちょうど倒れてドアに手をのばすと腹部のあたりにしみがくるんじゃないか。

嫌な感じがした。
尚人がそうやって腹ばいになって手を伸ばした格好をしているとき、ふと視線を感じた。窓に向かいの旦那さんが立って、こっちを覗いていた。
ぞくっとした。

(あの男が奥さんを殺したに違いない)
奥さんは失踪したことになっているけど、どこかに埋められているのではないか。そして例の異臭を思い出した。
わかった。あれは死体くさかったんだ。

そのあとはもう匂いが気になってしょうがなかった。1日にシャワーを何回もあびた。家の中の物はすべて死体臭いような気がした。冷蔵庫にあるものなんてもう食べられない。外から買ってきても、家に入った瞬間もうだめだった。
臭い。臭い。臭い。尚人はこの匂いに怒りさえ覚えていた。原因を突き止めてやる。まずリビングのどこから漂ってきているのかを探った。なんだか床下からのような気がする。

あまりの臭いに逆上して床板を剥がし始める尚人。気が狂ったのかと咎める婚約者に、
「このにおいが妄想だっていうのか?家中死体くさいじゃないか!死体くさいよ!」
止めようとする婚約者ともみ合っているところに、作業服姿の男達が訪れる。

「申し訳ありません、工事の手違いで下水が漏れていたと判明したので、修理に参りました」

悪臭の原因は、床下に溜まっていた漏れた下水とリフォーム時に不法投棄されたゴミ袋の腐敗臭と判明した。
その日の内に撤去と修理が行われた。
脱力する尚人。

その夜の寝室。ダブルベッドに並んで寄り添う尚人と婚約者。
「……ごめんなさい、あなたの言うことを信じなくて……」
「いや、いいんだよ、もう全然臭わないし……」

同刻、寝室直下の縁の下。
犬が地面を掘っている。
犬が離れると、そこには地面から突き出した、
血の気の失せた女性の左手首。
その指には、向かいの主人に渡したものと同じデザインの指輪がはめられていた。

コメントまとめ

死体の臭いってどんなだろ・・・。 怖いッッ!!!!

「死体臭いんだよっ!」っていう関根さんの演技は良かったなw はたからみたら、ただのおかしな人っていう感じだったしw

「死体くさいんだよ!」という迫真の演技と、それを物語数十個もの消臭剤らが、 すごく怖かった!! ラストの爪が無い手も不気味でした・・・・

隣人のルー大柴がいい味出しててよかった。

犬ぶら下げるシーンで、 関根さん犬好きなんだな、と微笑ましく 思ってしまいました。 奥さんが誤解する時、卑屈になり過ぎ。 ラストシーンだけは怖かった。

その奇妙も超楽しい作品でした。 また再放送して欲しいです。

関根さんの演技が面白い。ルーもいい。

関根勤の演技がいい! やっぱり最後のオチがいいね。

すごくびっくりした

確か、主人公の精神・・・おかしくなるんだっけ・・・。

っていうか、奥さんの嗅覚狂ってるんじゃないの?
「気付けよ」って感じ

あと、後半奥さん卑屈になり過ぎだし、
とにかく、関根がまともで、奥さんが頭おかしいだろって思った。

「死体臭いよぉ〜」という関根さんの台詞にちょっと笑ってしまいました。
演技サイコー!
ラストシーンが怖かったです…。

某所で映像を見たのですが、
上記のあらすじ、主人公の見た夢の内容が微妙に違いますね。

主人公は女性患者を手術中に死なせてしまう。が、死んだはずの患者が指輪をはめたドロドロの手を差し出して「助けて…」とすがり付いてきて…

そこで彼は目を覚ましたって感じだったかと。
それで彼は新居の中で夢の女性がはめていた指輪を見つけて、犬の存在やら前の住人について聞くやらで思い込みを固めていって余計臭いに敏感になっていったと解釈しています。

でももしかしたら殺された女性の幽霊が自分の体を見つけて欲しくて彼にだけ夢やら臭いやらで知らせていたのかも知れませんね…
最後、掘り出された女性の手が握るように動いていましたし…

最近の「世にも」はコメディー系や感動系が多くなってつまらないけど,このころのは怖いのが多くておもしろい。

タモさんが怖い

死体の匂いは
腐った生卵。
アニメでやってた

すごい見てみたいな。
おもしろそうでうす。

当時これを見た後、私も死体くさい臭いって、あるものの臭いと同じだと勝手に思い込んで、このにおいが死体臭いに違いないってトラウマチックになってました;

<プロローグ>
夜の住宅街,闇の中から現れるタモリ。
「恐怖,いつあなたを襲うかもしれない恐怖,そう極身近なあなたのそばにある・・・
今夜はそんな恐怖に取り憑かれた人たちの悪夢をお届けします・・・。
におい・・・ドイツの高名な学者デレン・バッハは次のように言っています・・・においとは最も奥深いところで人間同士を交流させる感覚だと・・・人はにおいから様々なものを見ます・・・・。」タモリが,ふと気づき下を見ると1匹の犬がいる。
「そう,恐怖はにおいからやって来ることもあるのです・・・・。」
<本編スタート>

初期の作品は
やっぱり
ところどころヒッチコック

オンエアより数ヶ月後に、友人に録画したビデオで見せてもらいました。
シナリオは恐いのに、出演者のおかげで大爆笑です。
その数日前にカンコンキンシアターを見ていたせいですが、冒頭の稲光に照らされるルーの顔でまずひと笑い。
床に転がりのたうちながら叫ぶ関根勤の姿は、カンコンキンでの芝居を彷彿させました。
最後のダメ押しに登場した剛州と山中伊知郎で見事なフィニッシュ。
これ一本だけDVDで欲しいものです。
もちろん、書棚のカテゴリーはコメディのところに所蔵されます。

わんちゃんそんなとこ掘り返しちゃダメだ!w
奥さんは、おかしい人では無いでしょう。
まぁおかしい人から見れば普通の人は、おかしい人に見えますけども。

最初隣人がルーさんだって気付かなかったけどあのニヤリ具合こわかったー!
あれだけ家中をひっくり返しても愛想つかさなかった婚約者すごいです(笑)

藪からスティック(棒)にルーさんが
登場する作品★☆

この話のラスト、今でも鮮明に覚えているくらい怖かったです!!

何か床剥がして掘ってるシーンに変なもの写ってる気がする

最後の関根さんのセリフは
「いや、いいんだよ、もう全然臭わないし……」
ではなく、
「新婚旅行から帰ってきたら臭いもなくなってるだろう」
という趣旨の発言だったと思います。
関根さんが感じた匂いは果たして本当に下水とゴミのものだったのか?
ハネムーンから帰ってきた関根さんは、部屋の臭いをどう感じるのか?
もし関根さんが嗅いでいたものが死体の臭いだったならば、その後この夫婦は‥‥‥

というところがこの話の肝だと思ったんですが。。

ルー大柴は、その存在感に関しては、丹波哲郎クラスだな(笑) 無表情のシーンでは画面を完全にジャックしている。素晴らしい。関根さんの大根ぶりを、もうちょっとカバーする脚本+ルーの無表情差し込みの増加 なら、★4以上でした。

こえー

怖かったけど、関根さんが面白くて安らいだ(笑)

アパートとか中古物件に住むとき考えちゃう話ですよね。
ってかこれに似た事件最近なかったっけ?

大柴ルーがドラキュラ伯爵に見えて仕方ない。。

そう言えば「世にも~」を知るきっかけになった話がこれでした。当時新聞のTV欄に写真付きで紹介されていて、こういった15分1話のオムニバスドラマというのがとても斬新で「何これ面白そう」と思い見たのが始まりでした。やはり最後の指が動くシーンが怖かったですね。

当時見ていた時は、ルー大柴(その頃あまり知らなかったのも手伝って)どこに出ていたの?と思うくらいの雰囲気を醸し出してました。関根さんはいまはCMでかゆいかゆいと騒いでますね(^^;

小説版のオチの方が好きやな

妻がウザすぎぃ
夫を信じてやれないまた解決する気も無く浮気だ何だと騒ぐ駄目女

お話だがウザかった

この回のオープニングとエンディングのタモリはいつもよりも暗い語り口調でした。
テーマ曲もいつもと違って陰鬱

マリッジブルーの時期だからかもしれんね

床のシミ…カズレーザーが住んでる事故物件思い出したわ(笑)

ハッピエンドかと思いきやブラックな締め方でよかった。

これぞ、「世にも奇妙な物語」って感じのラストですねぇ!!面白い!怖いのってすごく好きです!他のも見てみますねぇ!

ルー大柴さんがバーターかと思いきや雰囲気が強烈でよく覚えています。婚約者のヒステリックな叫びが頭に響いて不快ですが、旅行から帰って夫妻はどうなるのかきになる!おもしろかつたです

ルー大柴は怪優だな。

やっぱり、死体くさかったんだよね。
幻想なんかじゃなくて。

これほんと怖い

小説版の落ちってどんなのだろ?

今度はルー大柴と関根勤入れ替えでリメイクしてみたら・・・

匂いに敏感な人は居るね。生ゴミも排泄物も死体も腐るとえげつない匂いがするし。この間も冷蔵庫の近くが臭かったから調べたんだ。そしたら冷蔵庫の裏で鼠が死んでて腐ってた…鼠は一応地面に埋めて、掃除をしたんだけど、一週間位匂いが取れなかった…

事故物件だ

鼻をクンクンさせてラビット関根

主人公夫妻の住居の縁下に埋められた女性の手首が微動するラストが、本番組らしく「易々とハッピーエンドでは終わらせない」と言わんばかりの怖さを醸し出していたな。

平成1桁マンに関しては、前に近似することを言った覚えもあるが一目で本番組に該当するとわかる内容のコメントを投稿するように心掛けるしかない。このサイトのコメント投稿者として相応しいと歓迎されたいならば。
「理解できない方が悪い」という旨で無責任に開き直りつつ、本番組と無関係且つ不可解な投稿ばかりを繰り返すという現状を維持している限り、平成1桁マンを叩く人やなりすます輩は永遠に現れ続けると思うし。

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