世にも奇妙な物語データベース

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廃校七番目の不思議

放送回 1991.2.14
キャスト 小林昭二/野村義男
脚本・原作 あんじょうふみお

主人公は社長の息子であるカツミ(野村義男)。彼は女友達のレイコ、カオリと運転手の高木を伴い、父親が管理している土地の廃校へ肝試しに行った。大人しく暗い印象のレイコは怪談に詳しいらしく、廃校には七不思議があると言う。

校内に潜入した一同。
最初に向かったのは校長室。レイコ曰くここには「呪いの写真」があるらしい。
「ここの学校には3人の校長がいたんだけど、夜来ると写真が1つ増えていて、それは自分の死に顔なの」と言いながら懐中電灯を順に向けていくと、確かに3人の写真(うち1つは髭を生やしたタモリさん)の横にカオリの姿が…悲鳴を上げてうずくまるカオリだったが、カツミが確認するとそれは歪んだ鏡だった。

次に向かったのは理科室。レイコ曰く「そこで何人も実験で人が死んでいて、ここの模型の人形には凄い呪いが掛かっている」と言う。
その時カオリが悲鳴を上げ、何かを指差した。それを高木が懐中電灯で照らすと、そこには両眼が光る人体模型が…
驚いて吹っ飛んできた2人に「何やってんだよ」と訊くカツミ。高木は今見た物を見せようとするが、懐中電灯が点かない。ふと横を向くと、そこには鬼火が…思い切り怯える4人。しかし、それは作業服姿の老人の持っていた懐中電灯だった。
「カツミ坊ちゃまですね?」

老人はカツミの父親から管理を任されている管理人と名乗った。一同が人体模型に怯えているのを見て、笑いながら「よくごらんなさい。廃校になる前に悪戯っ子がおってな」よく見ると、人体模型の目に画鋲が刺さっていて、それが懐中電灯の光に反射して光っていただけだったのだ。
脱力する一同…。

その後、管理人室でお茶を頂く4人。
管理人は廃校になる以前からこの学校に勤め、廃校になってからも任されており、かれこれ10年以上は勤めているそうだ。
「まぁ、そう言ったお化けの話なんて大抵どこの学校でもあるものですから…ばかばかしい」と七不思議の話を一笑に付す管理人。「お化けなんて居りませんよ。ここに居るのはこの老いぼれ1人だけで御座いますから」
それでもレイコは「幽霊がいる」と言って引かず、残りの不思議に関しても話すが、「音楽室で誰もいない深夜に鳴り響く呪いのピアノ」→「学校に入り込んできた野良猫が蓋の壊れたピアノを踏む音」
「北校舎の男子トイレのずぶ濡れの幽霊」→「廃坑前、悪戯っ子が個室で用を足している子に上から水をかけた」
「誰もいない放送室に明りが灯り、不気味な声が響く」→「防音になっている放送室で毎日カラオケの練習をする管理人」
と全て管理人に説明されてしまった。
まだ諦めきれない様子のレイコだったが、他の皆は「ばかばかしい」と納得していた。そんな時、突如停電し、鳴り響く雷。

カオリが大騒ぎする中、カツミは管理人が姿を消している事に気付く。振り返ると、そこにはさっきまでとは打って変わって不気味な雰囲気の管理人がいた。
「皆さん、まだお気づきにならないんですか…この廃校には七不思議があると言いましたよね?写真、火の玉、解剖模型、ピアノ、便所、放送室…まだ6つしかありませんよね?」
「何言ってんだよ!」
「変だと思いませんか…こんな寂しい所に私の様な老人が1人で住んでいるのを」
怖がって部屋の隅に固まる4人。振り返った管理人の口には牙が!
そのまま高木に飛び掛かり、喉元をガブリ。振り返り、口から血を流す管理人に逃げる3人。出口から出ようとしたら、そこには血塗れの高木が…挟み撃ちにされ、震えて丸まる3人。万事休す…と思いきや急に明りが付いた。

「いやー、カツミさん、申し訳ありません。ちょっと驚かせ過ぎちゃったかな」
血糊を拭く高木と、おもちゃの牙を外す管理人。実は向こう見ずで何にでも興味を持ち過ぎるカツミの将来を心配した父親の依頼で、戒めるために2人が行った芝居だったのだ。

カツミはぶつくさ文句を言いながらも、皆は礼を言って廃校を後にする。管理人は手を振りながら、人間とは思えない早さで後ろ向きに校舎内へ引っ込んでいった。

振り返り、「やっぱり変だわ。七不思議なのに、6つしかない」と首を傾げるレイコだったが、他の皆はそんなのどうでもいいとばかりに彼女を車に引っ張り込んで帰って行った。

窓からそれを見届けた管理人。
「やっと帰ったか」とホッとした様子で、頭の皮を剥きながら「やれやれ…」と呟いた。目も鼻も口も髪もない、のっぺらぼうの顔で…。

コメントまとめ

野村義男、田山真美子が懐かしい。

廃校の歴代校長の2代目くらいにタモリが写っていた。

いい作品、でも用務員以外のキャストがいまいち。

学校の怪談話って大体似通ってるけど、最後のオチがおやっさんとはね。ヨッちゃんのアホなボンボン役、結構うまかったです。

幼少時代ラストシーン、顔面マスク外して、目も鼻もないところだけ覚えてます。評価は悪くしますが、実際にこのストーリーを探して、また再評価したいと思います。

返してくれたから用務員さんは優しいと思います。悪霊だったら返してくれませんからね

ん〜、まさに・・・・

どうしても見たいんですが見る方法はあり見せんか?

実際見ると結構こわいですね〜。

ひさしぶりに見たけど、すごく怖い!でも一番怖いのはやっぱり最後ののっぺらぼうのところですね。あ、ところでこの作品に出てる出演者全員の名前を教えてくれませんか?お願いします。

歴代校長に、タモさんが・・・(笑)!!

アイドル時代のよっちゃんが出ていた貴重な話ですね。
オチののっぺらぼうは作り物に見えたけど、それが却って怖かったな…。

Pさん、「幽霊屋敷」とはどのような話なのですか?私は世にも奇妙な物語が日本のテレビ番組の中で本当に一番好きなのです。他に企画制作した作品はありませんか?ぜひ教えてください

このエピソードを企画した者です。

覚えてくれている方がいて感謝です。

実はこの作品の原典は30年前のラジオドラマ「夜のミステリー」の最終話「幽霊屋敷」なんです。

その「幽霊屋敷」があまりにも恐すぎるため、こういうナンセンタッチにしたのでした。

ありがとうございます。いや〜怖いですね、放送した作品がそのような内容にならなくてよかったですよ。1991年当時、私は小さな子どもだったんですが、「廃校七番目の不思議」を見てインパクトあるな〜と思いましたが、やはり最後の小林昭二さんの、のっぺらぼうのところが一番インパクト強いですね

やっぱり「世にも奇妙な物語」は最高です。ところで1990年の4月19日から始まったよにきみょが今年で20周年を迎えましたよね、大いなる大偉業だと思います。この前の4月4日に放送した20周年の特別編・コラボスペシャル、もちろん見ました。どれもすごくいい作品でしたよ。ですけど、だいぶ前からよにきみょの放送は、春と秋のスペシャルのみになっていますよね。年に2回はちょっと物足りないしもったいないと思います。そこでPさん、Pさんはまだよにきみょの制作に携わっているのですか?携わっているのであれば、「夏の特別編」というものを制作案にしてみてはいかがでしょうか?20周年という記念したほうがいい年なのですからぜひとも作って頂きたいと僕はファンとしてお願いします

ここには幽霊がいるとかずっといってた女がうぜーwww

まぁ結局あたってたんだけどね・・・

やっぱり実現しなかったね。ま、しょせんそんなもんだろうけどさ

は?のっぺらぼうだったら巡回なんてできないし・・・・・

おっちゃん好感もてるなーw

やっぱりね
落ちがわかっちゃうけどそれがいい

用務員がオチなのはわかってたけど、
「廃校なのにいる」ってのに気付かなかったorz

今回は誰も犠牲者出ることなく無難におわったね

その用務員と野村義男の親父さん、またメガネと用務員はなぜ打ち合わせできたの?どのタイミングで?
など矛盾は残りますが充分、満足できました。

主演の小林昭二さんは、初期の警部補・古畑任三郎第5話「汚れた王将」の被害者役です。初めて知りました。

あと、「ピアノの上に猫」はタケ●トピアノかよと思った。

最近見ましたが映画「学校の怪談」のような雰囲気でした。。のっぺらぼうをもう少し見ていたかったです(^^;

仮面ライダーのおやっさんがのっぺらぼうとは

ん?最後,運転手と用務員が芝居をして他の3人を驚かせるという場面があったはずだけど…じゃあ,運転手は亡霊と打ち合わせをしていたということ?

初めてあらすじ見た…怖いよ~怖いよ~。廃墟って、何であんなに怖いんだろうね。病院はもちろん、飲食店や民家ですら『何か』が住んでそうで…。

小林昭二なつかしいな。

音楽室のベートーベンの写真が血の涙を流すとか、二宮金次郎の銅像が動き出すとか、理科室の骸骨の模型が狂った様に暴れ出すとか、学校で起きる不可解な現象をまとめて学校の七不思議と言って、何処の学校でも有るみたいだね。上に書いた三つはほんの一部で、探したら未だ未だ有るよ。でも余り色々調べない方が良いよ。七つとも知ったら死ぬらしいから…

最後ののっぺらぼうが出てこなかったらただの悪ふざけ

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