世にも奇妙な物語データベース

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夢見る機械

放送回 2016 春の特別編
キャスト 窪田正孝
脚本・原作 諸星大二郎「夢みる機械」

工場勤務の野間崎健二(窪田正孝)は、漫画家になる夢を抱き、作品を描いては編集社に持ち込みを行っていた。 工場での仕事は順調だが、夢の方の結果は思わしくなく、掲載もしてもらえそうにない。
恋人・慶子(石橋杏奈)に報告し、「才能ないのかな…」と落ち込む。 彼を励ます慶子もまた、イラストレーターを目指していたが、諦めていた。 ふと、健二は慶子のバッグの中に何かのパンフレットを見つけたが、大して気に留めなかった。 実家暮らしの健二。 帰宅後漫画を描いていると、母が部屋にやってきて「子供みたいに、いつまでも…」と言う。
そんな母から原稿を取り返そうと軽く揉み合っているうちに、彼女は倒れてしまった。 抱き起こそうとするが、何と母親の腕がとれてしまい、まるでロボットの様にジタバタ動き、 最終的には目から青い光を放った後、動かなくなってしまった。 その事を慌てて父親に報告しようとするが、 まるで健二が帰ってきた直後の様に「母さんならパートだ」と繰り返すだけだった。

それから、編集社の人間、働く工場の上司などもまた、同じ様な事しか言わないことに気づく。 自分以外の人間が、ヒトではなくロボットであると健二は思い始める。 慶子に「ロボット」について話をするが、彼女は「疲れて夢でも見たんじゃないの」と信じようとしない。 そんな彼女に自室に倒れたままの母親を見せようとするが、母親は既に姿を消していた。 しかし、配線の切れ端らしき金属片で、慶子が指に軽い怪我を負ってしまう。 それを見て「やっぱり、あれは夢じゃない」と確信する健二。
帰り道、バッグに入っていた「世界財団 ユートピア配給会社」と書かれたパンフレットを眺める慶子。 次の日、思い切って工場の上司を力強く地面に叩きつけると、 彼は母親と同じようにジタバタし、目を青く光らせて動かなくなった。
健二は周りの人間がロボットであるという確信を持つ。 健二が帰宅すると、何事も無かった様に母親が出迎えた。 ぞっとして振り返ると、「母さんならパートだ」と繰り返す父親。 外に飛び出すと、バンが出発する所に遭遇。 そのバンには母親ロボットの腕に書かれていた印と同じロゴの「UTOPIA配給会社」と書かれていた。
思わず追いかける健二だったが、走り去られてしまった。 周りの人間がロボットであるということを健二は慶子に相談するが、 彼女は「それのどこが問題なの?」と言う。よく見ると彼女の指にあったはずの傷がない。 もしやと思った健二が彼女の両肩を掴んで激しく揺さぶり問い詰めると、 案の定、彼女もジタバタし、目を青く光らせて動かなくなった。 慶子のバッグの中から「世界財団 ユートピア配給会社」というパンフレットを見つける健二。 そのロゴは、母親の腕や車と同じものだった。
パンフレットに書かれた住所に出向く健二。受付にいた女性に案内されるまま、地下に向かう。 そこには、無数の棺桶の様なカプセルが並んでいた。中にはそれぞれ人間が眠っている。 ヘッドギアの様なものが彼らの頭部に装着され、多くのコードが繋がれており、 そのコードは「UTOPIA配給会社」とシンボルマークの獏が描かれた巨大な装置に繋がっている様だった。 受付嬢曰く、彼らは、「退屈で夢のない日常に夢を求めるため、夢の中で第二の人生を過ごしている」のだという。
その一方、その人物が抜けた穴を埋めるため、ロボットが用意されている。 健二の両親は現実から逃げ、幸せな夢の中で暮らしていた。 健二はそんな両親を起こそうとするが、受付嬢と巨大な注射を持った理事長に止められる。 「君も体験してみてはどうか」と言われ、健二も眠らされそうになるが、そこで慶子に助けられる。 慶子は、カプセルに入ることを迷っており、やはり入らずに現実世界で生きることを選んだのだった。
健二は、漫画家としてデビューが決まる。 「ニセモノのユートピアにいたら、こんなリアルな幸せ、実感できなかった」と喜ぶが、 「ここがユートピアなの」と慶子。 健二は、お試し版ユートピアの世界を経験していたのだった。 慶子は、実際はカプセルの中に入っていた。 イラストレーターとしての夢を諦めたことに悲観し、慶子は夢の中で生きることにしたのだった。 理事長に「夢と気付かなければ、現実と何が違うのかね?」と問いかけられる健二。 思わず鉄パイプで殴りかかるが、そんな理事長もロボットだった。
理事長は、最初は身代わりロボットで世界を満たし、牛耳ろうとしていたが、 結局は幸せな夢の中で生きれば良いと結論付け、夢の中にいることを選んだのだった。 「こんなの間違っている」と思う健二は、夢を制御する機械を破壊する。受付嬢らも動きを停止した。 振り返ると、慶子らが起きていた。 健二は喜ぶが、「なんで起こしたのよ」と不機嫌に言われてしまう。 逃げる様に健二は外に出るが、時間が止まったかの様に、彼以外の人間は全員動きを止めていた。 もう彼以外全員ロボットになっていたのだ。
一方、夢を制御する装置が再起動を始めた・・・。 歩道橋の上に揺らぐ風船を見かけ、喜び勇んで健二は向かうが、その風船を持っている子供もロボットだった。 静寂の街の中、ひとり絶望する健二・・・。

コメントまとめ

なんかナルトの無限月読をモチーフにしてる

最後の風船を見つめるシーンが、印象に残った

インタビューかなにかで、長い時間をかけてやっと諸星原作の作品が作れたと書いてあったけど、最後の特典映像といい、キャスティングといい、どれだけ諸星という人の漫画を実写化したかったか分かる。というか、これがとても40年ぐらい前の漫画とは思えない。

ゆーとぴあちゃん

/

ロボットのパターンは最近多い?

ちょっと、壊れやすいなー

なぜ、一般青年にこんな重要な事をベラベラ話すのか?

ラストが救いよう無さすぎて怖すぎる
今見たけど寝れないなー

最後の風船の意味は?

山路和弘さん悪役似合う

プロローグ
タモリ「私たちは理想的で素晴らしい場所をユートピアと呼びますが、そもそもイギリスの思想家トマス・モアが作り出した架空の国ユートピアは理性以外をそぎ落とした非人間的な管理社会という側面ももっていました。ではこの物語のユートピアはどうでしょうか?」

各世界に侵食してた(笑)

エンドロールの特典映像、ゾクッとしたわー
まさか、4話全ての主演が「アレ」に契約(で良いのかな?)してたなんてね・・・w

>最後の風船の意味は?
多分、「まだロボットじゃない人がいる!?」の確認かと。
→そして、入園前(多分)の子供すら現実に絶望してることに
主人公が愕然とするラストへ。

そういえば、トイ・ストーリー風だったね、今日のエンドロール。これはこれでおもしろいかも。話毎にバリエーションがあってもいいかも。
ががばばとかこれとか、新しい試みをやってるのいいねー。

「ロボットに侵略された世界を独りで救う」シナリオで契約してた、というオチかと思ったけど陳腐すぎるか

子供でも関係なしにストレスを抱え込んでいるのかね・・・
夢を見続けている内にその夢の世界でさえも苦痛を感じたりして

ヘイトウイルスっぽい

stillに似てる

次に諸星大二郎作品を実写化するとしたら「生物都市」ぐらいかな。この調子で筒井康隆、星新一、渡辺浩弐と肩を並べるほど世にもで実写化してくれたら嬉しいです。

これって再起動時に主人公が止まってるのは愕然としてたわけじゃなくて
再起動されてたENDなんだろうか
でもそうすると主人公は止まってないからうーん

ナルトをモチーフにしたって書いた奴何言ってんの?
全然違うじゃん ナルトのほうがパクってんだよ!

後半、主人公の方が狂気をもった人物のように見えてくる不思議。

こーゆうのってだいたい主人公もロボットエンドが多いから逆に新鮮なオチだった

ちょっと前にやった、仮面が外れる子供が実はロボだったってもある

最近の中じゃ興味深い話だった

採用試験といいレンタルラブといいロボットものの話は後味悪いのが多い気がする…

「夢見る機械」って人を催眠状態にして現実逃避させるだけじゃん!

NARUTOモチーフって言ってる人ってイザナミのこと指してるの?それとも無限月読のこと指してるの?

↓だけど無限月読っぽいね
実際「夢だと自覚しない(できない?)状態で生きる夢を見続ける」ことと「現実を生きる」ことって何が違うんだろうね?
それにしても窪田くん叫ぶ演技神がかってるなぁ

これのエロゲ版がユーフォリアだよな

デジャブとか風船とか僕街かと思ったがループものじゃなかったな

この時代らしいな、と思えた。
自分もユートピアがあったとしたら入ってしまうかもしれない。
だがあの施設が一生壊されないという保証もない。

これがあったら自分もカプセルに入っていただろうなあ

この話ほんとうだったらな〜〜

諸星大二郎原作やね。

最近はあらすじすら書かれてないページがやたら多いね

やりすぎ都市伝説のVRについてを見てこれを思い出した。
もちろんエヴァの人類補完計画もね

エヴァンゲリオンの人類補完計画のようだね
哀しみなんてものはなく、楽しい事だけが永遠に続く世界

この作品見たんだけど、これ見てペルソナ4の足立透というキャラのセリフを連想したな...

「世の中クソだな」「皆こんな世界認めていない。ただ否定する方法がないから耐えて生きてるだけだよ。うまくやれる奴は最初から決まってるのさ。才能ってチケットを持ってる。そうじゃない奴は自分が違うという現実を見ずに終われるか、そんな選択しかない。気づいちゃったら絶望だけ。ゲームオーバーだ。だったらこんな世界ない方が良くない?」

今の世界もどこか息苦しく感じる中、自分の信じる事だけ信じて生きたいと思う人、結構いると思う。だからこんな機械があれば殆どの人が喜んでこの機械の中に入るだろうな...

声優の山路和弘さんが出てましたね。

平沢進の曲を思い出した

自分以外が全員ロボットだった…嫌だよ。絶対楽しくないよそんなの。オイラなら一日で発狂するだろうね

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