世にも奇妙な物語データベース

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思い出を売る男(新)

放送回 25周年記念 秋の2週連続SP 傑作復活編
キャスト 木梨憲武
脚本・原作 本田隆朗

職を失い、借金を抱えた古川は、妻や娘に愛想をつかされ、寂しい一人暮らし。彼の元に来るのは督促状と借金取りだけ。そんな彼が取り立てから逃れ迷い込んだ先には、怪しげな研究所が。「あなたの人生、高価にて購入」吸い込まれるように中に入った古川が提示されたのは、自らの思い出を売れば報酬を出すという取引だった…。

コメントまとめ

冒頭の献血シーンがちょっと怖かった

木梨はオリジナルの小堺よりハマリ役だったと思う。
小堺はあまり落ちぶれてる感じがしなかったけど、
木梨は追い詰められていく悲壮感がしっかり出てた。

追加ありがとうございます。
前管理者さん、急病なのですね……。元気になりますように。

リメイク版では一番の出来だと思う
全く記憶がなくなって追い詰められていく様がよく伝わる。

これ泣けた。
木梨さんが演ったから余計に。
彼純情そうな人だから。

新作のラストは解りにくい。
あえて「家族」と言わせないのなら、
ポケットからボロボロになった、あの「三人の写真」を取り出して終わって欲しかった。

↓ストーリー上、そーゆー問題じゃないでしょ。

プロローグ

トランクの中から札束を取り出すタモリさん。

タモリさん「お金というものは素晴らしいものです。これさえあれば、地位も、名誉も、愛も、何でも手に入ります。
……いや、本当にそうでしょうか?
この紙切れを手に入れる為に、我々は今までに多くのモノを失ってきてはいないのでしょうか?」

札束をトランクの中に戻し、トランクを閉めるタモリさん。

タ「お金より大切なモノは、他にもたっくさんあります。」

ふと後ろを振り向くと、『あなたの人生 高価にて購入』の扉が出現。

タ「ほぉ……、ちょっと行ってきます。」

札束が詰まったトランクを手に、タモリさんがその扉の中へ入っていく。」

本編スタート

エンディング

先ほど放送したばかりのリメイク版の思い出を売る男がモニターに流れている。

タモリさん「これで497話。流石に私も疲れました。たまには休暇を取って、南の島にでも…」

すると新たなモニターが5機 雷鳴と共に出現。

女の人「…誰かああ!!」
男の人「幸せを運ぶ眼鏡なんだ」
女の人「そんなことをしたら……」
男の人「×だ…」
男の人「うわああああ\(^o^)/」

タ「やれやれ┐(´д`)┌ 特別な年は、私を休ませてくれないようです。
まだまだ奇妙な物語は続いていきます。」

モニターの調子がおかしくなる。

タ「また来週、お目にかかりましょう。」

これまで世にも奇妙な物語の歴史をたどってきた497話分のモニターが全て「奇」マークになる。

エンディングクレジットへ。

Y氏の隣人の中にあったぞこんな話…思い出を高額で買い取ってくれる?思い出程邪魔な物は無いんだけど。学生時代の思い出…恩着せがましい教師の思い出…最低な糞親との思い出…全部売るよ…売ったら忘れられるんだろ

是もだ。役者が変わっただけ。面白い物語でも、役者を変えて遣ると面白くなくなるんだ

これは非常に悲しい物語だ。
現実世界では思い出を売ることなどできないが
主人公はひょっとしたら無価値かもしれない思い出を売り続け、最後は廃人になってしまう。
現実世界に生きる人は皆 つらく思うままにならない日常を送っている人が
ほとんどだろう。
しかし
このドラマのように思い出を売ることができないから、ある意味でギリギリのところで皆救われている。
生きるのは苦しいが
思い出という素晴らしい宝があるんだから
大丈夫だ。
そんなメッセージが込められている作品で
視聴した人に与える力は大きい。

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