世にも奇妙な物語データベース

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走る取的

放送回 2014年 秋の特別編
キャスト 仲村トオル
脚本・原作 筒井康隆「走る取的」

中年のサラリーマンの信田(仲村トオルさん)と後輩の亀井(音尾琢真さん)は
居酒屋で軽口を叩き合っていた。特に信田の口は悪く、「デブは嫌い」と言い切る程。
共通の知り合いを揶揄していた所で、向こうのカウンターにいる力士(水沼天孝さん)と思しき人物が
こちらを睨んでいる事に気付く。その殺気に怖気づいた亀井は不安になるが、信田は
「あれは取的(番付が幕下以下の力士)だから大したことない」とさらにいじり続ける。
顔を青くしながら亀井は店を飛び出し、信田もそれに続く。

外に出て「空手を習っているお前が恐れるなんて」と笑う信田だが、
亀井曰く「自分の師範(全国大会準優勝者)は幕下力士と戦った際、
後遺症を患うぐらいの病院送りにされた」との事。振り返ると、取的は2人の後を付けてくる。
恐怖を覚えた2人は、走って逃げ出した。草鞋を脱ぎ、追いかけてくる取的。
逃げた先に見えた信田行きつけのクラブに、取りあえず身を隠す事に。
クラブでも、力士の恐ろしさについて語る亀井。

クラブで時間を潰しても、まだ取的は外で四股を踏んでいた。
2人が外に出る事で、再び始まる恐怖の追いかけっこ。
いくら逃げても執拗に追いかけてくる取的。
信田と亀井はわざと狭い路地を通る等して何とか撒こうとするが、なかなか逃げ切れない。
一時亀井が遅れ、見捨てる格好で1人逃げる信田だったが、幸運にも無事合流して再び2人で逃げる。

そんな危機的状況にあるとも知らない妻からの着信が信田のスマホに届くも、
当然まともに会話する余裕など今の信田には無かった。
道中、取的を「デブのくせに素早い」と揶揄する信田に対して、亀井が疑問をぶつける。
どうして先輩はデブの人を悪く言うのか、と。
しかし信田は深く語ろうとせず、更に取的が迫ってきたのでそれどころではなくなった。

やがてバスを発見し、乗り込む二人。
流石の取的も追っては来られないだろう・・・と安堵した矢先、遅れて取的もバスに乗車。
もはや逃げ場は無い。
「先程の失言を謝れば許してくれるのでは・・・」と思い、とにかく謝ろうと覚悟を決める信田。
吊り革に掴まって立つ取的に対し、信田は亀井と共に居酒屋での失言を謝罪する。
取的はそんな彼の方を少し見やり、視線を戻す。
「許してもらえた」と安堵する信田だったが、窓ガラスの方を見ると―――
そこにはただならぬ殺気を放つ取的の視線が映っていた。

取的は絶対に許していないと確信した2人はすぐにバスを降り、
再び逃走劇が始まった。
トラックの陰に隠れると、亀井はすぐ傍のスコップを手に取る。
「殺られるぐらいならこっちから殺ってしまえ」と完全にやけを起こしていた。

2人が隠れていることに気付かず、通り過ぎようとする取的。
その隙を狙い、亀井がスコップで後頭部を思い切り殴りつけた。
だが、取的は全くこたえる様子が無い。
それでも何度もスコップで殴る亀井だが、取的から強烈な張り手の一撃を喰らう。
亀井はその勢いでトラックの車体に叩きつけられ、首が180度回転した状態で息絶えた。

そのあまりの殺人的威力に恐怖し、亀井の遺体を置き去りに逃げ出す信田。
稲荷神社に逃げ込むと物陰に隠れて震えていたが、
取的は何故か見つけられず、いきなり境内の樹で突っ張りの練習を始めた。(神聖な場所故?)

やがて取的が信田に気付かずにいなくなったことを確認し、物陰から出てきた彼に妻からの着信が。
安堵から涙ながらに応える信田は、今まで帰りが遅く妻に心配かけてきたことを詫び、
すぐに家へ帰ると誓う。

しかし・・・声が大き過ぎたのか、彼の背後には取的が迫っていた。
だが、取的にも思うところがあったのか、両腕を大きく広げ、信田のことを抱擁した・・・
と思いきや、そのまま信田をサバ折りで殺害(骨の折れる音→流血)。

信田の断末魔と共に落下したスマホ。
流れる多量の血の中、その待ち受け画面には、太った妻と太った娘が写っていた・・・

コメントまとめ

主演 仲村トオル

つい声上げて叫ぶくらい恐怖とドッキリ感があった

おもしろくて怖いGANTZみたいな感じでした。

力士がフレームインする度に笑ってしまいました
山中で熊に追われる人ってこんな感じなんだろうな


これは……、サスペンス系?(苦笑)
怖いしエグいのに、なぜか笑ってしまいました。

あと、まったく関係ないんですが、
首回転と抱き締めて背骨ボキボキって、必殺シリーズでありましたね……(首回転は和田アキ子さんの必殺技。抱き締めて背骨ボキボキは山崎努さんがやってました)

中身のなさは、夜汽車の男に通じるものがある

気がしないでもない。

最後の結末が予想通りだったな。

「走る取的」は原作を読むととにかく理不尽さが怖いけど映像化は難しいとおもったが
今回のはその理不尽な暴力を上手く表現してるんじゃないかなと思った。自分はこの短編よんで、ずっと相撲最強説が頭に残ってたので、曙があっさり負けた時はガッカリしたのを思い出したw

殺し方がエグい

奇妙な所があるとしたら、なぜあの居酒屋に取的がいたのか。近くには相撲部屋もないのに。

スコップで殴らなければ連れは死んではなかったと推測。(一回追いつかれている為) 正当防衛の為に殺された。
とおるさんはスコップ持ってなくても、見逃されていないと推測。(殺されないまでも半殺しにはなっていそう)

普通に人混みではおそわないとバスで判明したのになんでひとひとけのないところに逃げるんだろう…

理不尽な悪夢をそのまま映像化したみたい。
画面の色使いとか、仲村トオルの演技に惹かれた。

こんな内容のない話に原作がある事が驚き

スコップで攻撃しなかったら良かったかな。それにあの力士、人間なのだろうか?

特にシュールというわけでもなく、味があるというわけでもなく、ひょっとしたら、何か深い意図があるのか?と思って最後まで観たが、俺の読みが浅いのかもしれないが、とにかく、まったく意味不明としか・・・。

チャック・ノリスならあの力士倒してた!

結構エグかった

スピルバーグ監督の初作品「激突!」っぽくて面白かった

エピローグ
タモリ「人生は元々不条理なものです。得体のしれない恐怖に襲われた時、逃げるのか?それとも立ち向かうのか?その選択こそ・・・。」ドンッ!!
タモリの背後に相撲の構えをするタモリが現れ、タモリを追う。
タモリ、逃げる。

力士の狙いはあくまで主人公
友人は一緒に逃げてしまったがために不幸な結末に・・・

時をかける少女で知られる筒井康隆だけど本来はこの手の理不尽な話の方が多いよね

スコップで殴りかかる寸前、つまりバスで謝って降りた後だけど
取的、走ってないんだよね。主人公と友人の横を素通りしようとしたし。

もしかしてあそこで息を潜めるか、何もしなければ見逃された可能性も……途中転んだ友人は追いつかれても見逃されてたし

筒井康隆原作にしてはどうも面白くなかった。
てかお相撲さん=殺人鬼ってどういうことなの?どっからそういう考えになるの!?ってモヤモヤしてたら、全然物語に集中できなかった

相撲協会から苦情がきます

救いはあったかも

この話はそもそもスコップで殴ったのがまずかったな。
相撲取りはなにがしたくて追いかけてくるのか、わからなかったわけだし・・・。
常識的に考えると殴られるだけだろ・・・w
対応がまずかった。よけいに怒らせた。

悪口言われただけで殺しにかかるとか最低じゃん

昔読んだ筒井作品の中で、妙に記憶に残っている話のひとつ。
ドラマも悪くはないが、やはり原作のほうが怖い。
取的の描写がとにかく不気味。
悪口だけでなぜそこまで追いかけるのか、理由など一切なし。
↓にスピルバーグの「激突!」とあったが、まさにそれ。
まるで自分が追いかけられているような恐怖と焦り、そして絶望感。
お相撲さんがそんな長距離を走れるのかという疑問すら抱かせない。

ガラス越しに自分を見ていることに気づくシーンは、原作ではバスではなく電車で、私は今でも夜の電車内で立っているときは、ガラスに映る乗客の目は絶対に見ないようにしている・・・。


こんなんで殺されるのはやだなー。

陰口を叩く、というのは誰もがしたことがあるだろう。
しかし、もしその相手がそれを聞いていて、なおかつ自分を殺そうと追いかけてきたら?

日常からほんの少し足を踏み外したら、そこは奇妙な世界。

やばいよね


私も、見たけど、本当に怖いし、やばい

私自身、かげ口を言われたりしたことがあるのでこの作品は見ててある意味すっきりしました。かげ口を話してる人たちに見て欲しい作品です。

首回転した友人の顔がめちゃくちゃ怖かった。

発想が理解不能でひたすらワロタ

「時の女神」と原作者が同じことに驚き

筒井康隆はグロ小説をめちゃくちゃ書いてますよ。僕も前に買った本で時の女神のほかに乗ってた小説がグロすぎて吐きそうになりました。

取的速い!俺も嫌や。

noちゃんがー!!!
って思ったw

もし、ぷよキャラが走る取的を見かけたら
アルル「あ、相撲取りが走ってる」
アミティ「あ!お相撲さんが走ってるぅ!」
りんご「あ、相撲力士が早く走ってる」
シグ「あ 横綱だー」横綱じゃないんだから!シグ!
ラフィーナ「あら、取的が運動してますわ!」

あたしも取的というお相撲さんに追われたくな〜い!
もし逃げるとしたらりんごやアルルと一緒に逃げたい!

「自殺悲願」とか「日本以外全部沈没」、「農協月へ行く」の作者が原作というとしっくりくるが、「時をかける少女」の作者が原作というとかなり違和感のある作品

私デブでも好きなタイプの男っているんですよね。
中学時代「魔太郎が来る」という昭和の漫画に登場した田部重太郎というメガネデブの男に人目惚れしたんです。
デブでも痩せてようと好きな男は好きだから、デブか痩せているかは好みの条件じゃないね。
見た目の好みは理屈じゃないけど、デブでも好みの外見で頼もしくて男らしくて、頭も良ければゾッコンです!
それで稼ぎが良ければ結婚相手として言うことナシです。

ターミネーター観てないだけだろ

「あ、相撲取りが走ってる」

悪口ってほどの悪口でもないし…単なる殺人鬼でしょう,まさに。

PYPYSHのPWCでも走る取的が背番号39番の選手になって登場!

世にもっぽくて自分は面白かった

演出次第でもうちょっと怖くなっただろうにと思った

嫁と娘がデブなことはストーリーに何か関係が?
原作でもこれは伏線でもなんでもない無駄情報?

原作は、徹底して理不尽で、わかりやすいオチのないところが特色の秀作。
映像は未見だが、中途半端なオチ(主人公の妻子がデブ)をつけたせいで評価を下げているのでは?

原作の書かれた70年代半ばには、「空手は一撃必殺」みたいな幻想が残っていたのも、この作品の背景にあるかもしれない。
冷静に考えたら、ふつうの体格の空手家と、100kg以上の相撲取り(たとえ取的でも)が本気で殺し合いをしたら、後者が有利に決まっているが。
今でも、漫画の読み過ぎで現実的な判断のできない人とか、格闘技ブームの頃の曙の惨敗ぶりの記憶に囚われている人の中には「相撲取り=鈍重で弱い」と思い込んでる向きもいそうだが……

筒井氏の原作を知った上で観た。
映像化された十五分は、期待通りの出来だった。
会員制クラブやバス、建物のスキマや交番などに逃げまくる。
だが追ってくる取的(関取でない若い力士)。
相撲取りがどれだけ強いかのエピソードを挟みつつ。
短編ながら、充分に楽しませてもらった。

嫁と娘がデブでウンザリしていたからデブが嫌いになったのでは?

完全にター○ネーターww

意味ないけど柴田恭兵のランニングショットが頭に流れた・・あぶ刑事世代・・

追い込んでわざとシャベルで殴らせてからの正当防衛

これを怖いと思った自分が悔しい。

怖面白いです(^-^;)

こういうのが面白いといわれるようじゃ世も末だわ
てかこんな作品放送するぐらいなら世にもの時間短縮しろよ

♪強いやつは・・来んでいい!!

力士は普通の人とは違うよ。テレビで見てる分には小さく見える事も有るけど、実際に見たら滅茶苦茶大きいよ。武器を使っても素人じゃ先ず勝てないね。

自分の妻と娘が太ってるから太ってる奴は嫌いと。よく有る話ね。

途中で警察に逃げ込もうとするんなら、
走りながらでも、110番に携帯電話で掛けて通報したら良いだけの話なんじゃないのかなと思いました。

ツッコミどころ満載ですね。

あと、仲村トオル演じる主人公がデブを嫌いなのは、
昔(小学生時代とか)はデブでいじめられた経験でもあるからなんじゃないのかと思っています。
デブでいじめられたから頑張ってダイエットして今のスリムな体があるとか。

まぁ、各人の想像に任せられてるのだろうけど。

さっき改めて見てたけど、二人がバスで謝ったあと、何も言わず顔は怒っていたけど普段からそんな顔してるような不器用な人だったら内心は多少許していたのではと思った。(バスを降りてからは走って追っかけるということをしていなかったから)そのあとで後輩の音尾さんがスコップで殴ったのがまずかったのでは??原作見てないからしらんけど。。

特に誰とは言わないけど・・・ずるいやつ

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