放送回 | 2013年 秋の特別編 |
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キャスト | 松坂桃李/黒木華 |
脚本・原作 | 古橋秀之 |
予備校生・遠山聡(松坂桃李)は、模試の成績が悪いことに落胆していた。
彼が恋人の言葉で高校時代のクラスメイト・永峰はるか(黒木華)のことを思い浮かべていると、突如青空からはるかと瓜二つの女子高生がおちてきた。彼女は最新型の爆弾・パルカ(黒木華 一人二役)と名乗り、自身が人間でない証拠として胸に付いた時計を見せる。6時45分を指したその時計は、パルカが青春のドキドキを感じることで針が進み、12時を指した時に爆発するのだと言う。
パルカはドキドキを感じるべく聡をデートに誘う。その時に思わず手を繋いだことで時計の針が進み、7時5分を指していた。
パルカと聡は遊園地で遊んだり、2人でアイスを食べたり、プリクラを撮ったりして楽しい時を過ごす。プリクラを聡のスマホに貼ったパルカは「私のこと、忘れないで下さい」と語った。時計は9時半を指していた。
その後もデートを続ける中、聡ははるかのことを思い出す。
はるかは心臓に持病を持っていた。倒れていた彼女に薬を飲ませてやった聡は、はるかの案内で街を一望できる高台の公園に向かった。
聡 「あのさ、永峰。さっきの薬、あれ何?」
はるか「これ? ニトログリセリン」
聡 「ニトロって……ダイナマイトの原料だろ?」
はるか「別に爆発とかしないよ。これ、心臓の薬なの」「ねえ知ってる? ニトロって甘いの。だから、今キスとかしたらきっと甘いよ」
聡(……あれは「キスしてもいいよ」ってことだったのかもしれないけど、あの時の僕にそんな勇気は無かった)
2人は3年の時に別のクラスになって疎遠になり、高校卒業後は会っていなかった。
意識をパルカに戻した聡は彼女の汗が爆発するのを見て危ないと警告するが、パルカは時計が作動しない限り大丈夫だと言う。そして更にこう語った。
パルカ「簡単に言うと、全身これ、生きた爆薬なのです!」
聡 「爆薬って、ダイナマイトみたいな?」
パルカ「そんなの全っ然レベルが違います! 核爆弾だって目じゃないですよ!」「関東全域スッキリしちゃいますね!」
ようやく事の重大さに気付いた聡は必死にパルカを説得しようとするも、人間と爆弾では考え方に差異があり過ぎた。
聡 「それ(爆発)、人が居ない所でできないの?」
パルカ「だって、それじゃあトキメキが無いって言うか……」
聡 「何だよその『トキメキ』って……」
パルカ「手を繋いで歩いたりとか、イチャイチャしたりとか、最後に甘いキスしたりとか!」
聡 「……そんなの1人でやれよ」
パルカ「1人じゃできませんよ! 遠山君がいなきゃ……」
聡 「俺は関係無いだろ!? そんなに死にたいなら、1人で勝手に死ねばいいじゃん!」
その時パルカが流した涙が爆発し、彼女は走り去ってしまう。それと同時に、聡は名乗っていないのにパルカが自分の名前を呼んだことに気付き、彼女を追いかけた。デートのコースを辿ってみるが、パルカは見つからない。その時、聡ははるかが高台の上の公園で言ったことを思い出した。
(はるか「私ね、ここから見る景色が一番好きなんだ」)
夕暮れの公園で、聡はパルカを見つけた。パルカの正体は永峰はるかだった。生きることに苦しみ、未来に絶望した彼女は全てを終わらせようとしていたのだ。
パルカは聡にキスを臨むが、聡は直前でそれを拒んだ。時計は11時59分で止まっていた。
パルカ「そっか……遠山君の未来は他の誰かのものなんだね」「私は、ずっと遠山君のことが好きだったのに……遠山君はもう、他の人のことが好きなんだね」
パルカは時間切れだと語り、流した涙が起こした小さな小さな爆発と共に消えた。
その夜、聡の実家に永峰はるかの訃報が届いた。死因は長年患っていた心臓病、時刻は聡達が公園に居た頃だったという。
はるかの葬儀に出席した聡は、帰り際に彼女の母親からはるかの宝物の懐中時計を渡された。パルカの胸にあった時計と同じ文字盤は、11時59分を指したまま止まっていた。
聡(どんなに不安でも、そこに絶望しかなくても、僕は明日に向かって歩き続ける。10年後、50年後の世界を見てみたいから)
聡がスマホに貼られたプリクラを見ると、そこに写っていた筈のパルカの姿は無くなっていた。
聡(いつか彼女に話してあげよう。「未来はこんなに素晴らしかった」って)
仰向けに寝転んで青空を見上げる聡の目から、涙が零れ落ちた。
「「ドッカーン!!」」
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コメントまとめ
ラノベ原作とは珍しい・・・
タイトルからカウントダウンみたいなシュール系期待してたら拍子抜け
まあ無味無臭、毒にも薬にもならない感動系で好きな人は好きなんじゃないでしょうか
今をときめく松坂に「禿げるかも」と言わせたスタッフのその攻めた姿勢は評価に値するが、肝心のストーリーが陳腐
聞いたことあるタイトルだと思ったらラノベだったでござる
かなり面白かった
中高生には面白い作品だろうな
でもある程度歳をとった大人となるとああいう甘酸っぱい青春SFは苦手と感じるんだろうな
そこに世にもらしいジェネレーションギャップを感じる
最後の涙を流すシーンは実は主人公も爆弾でしたオチなのか?
まあ、それはどっちでもいい。
個人的には素直に感動できました
マンガかラノベ原作っぽいなぁと思ってたらそうだった。
話として読んだときにはそんなに違和感感じないんだろうけど、実写になったときにこんなひどいとは。
しかし、最後の時計は予備校の女の子には触らせないで欲しかったなぁ。
中高生ウケするとか言う人いるけどさ、
俺工房だけど1ミリも面白くなかったぞ
コレ普通に感動して泣いてしまったんだけど。 微妙にハッピーエンドでもなかったし。 彼女(の魂)は救われなかったし。
プロローグ
過去のタモリ「過去とは自分が何であったかというイメージであり、」
未来のタモリ「未来とは自分が何であり得るかという可能性のイメージである。」
現在のタモリ「そして過去と未来によって今ここにある物や出来事に意味が生まれ存在します。ある日、青年の前に落ちてきたある物、果たしてそれは過去なのか、それとも未来なのでしょうか?」
あれなんで最後のプリクラに女いなかったの?プリクラとってから亡くなったんじゃないの?
↓生き霊とか思念的なやつでしょ入院してたわけだし
「どっかーん」ワロタww
空から女の子が落ちてきたり、汗や涙が爆発したりと、どこかで見たようなシーン(^^;)がちりばめられているのがラノベだなぁ、と思いました。
若い人はこういう話が好きなんでしょうね。
普通男×美少女をイケメン×普通女に変えることで印象がここまで変わるという好例(悪例?)だと思った。原作読んでたときは思わなかったけど、ドラマだとヒロイン凄くうざく感じた。
純粋すぎる!
自分中心で夢見がちな精神年齢の低い女性に対して、
同レベルの未熟な男性視聴者(読者)が
愛情とも欲望ともつかない好意を抱くことではじめて成立する物語。
しかしそれは絵に描いた美少女キャラクターや
不自然なセリフが許されるアニメマンガの世界だから許されることで、
現実的な不細工女優に演じさせてしまったこともあり
ただひたすら気持ちの悪いだけの一作になってしまった。
個人的には「世にも」史上最悪の内容。
個人的には華ちゃんかわいかったなー芸能人芸能人じゃなくても
よさはあるんじゃない?芸能人顔になれすぎだって。顔の濃さは可愛いにイコールしないとおもうけど。べったべたに青臭いのも世にきもはやるよね単発ではこういうのやってほしいよ。
( ;∀;)イイハナシダナー
黒木華さんを今まで知らなかったのですが、彼女の演技が良かったですね。ストーリーは青少年向けファンタジーだけど、彼女と松坂桃李さんの演技が深みを与えていたと思います。
もちろん気に入らなかった視聴者もいらっしゃるでしょうが、まあ万人向きではなかったということでいいんじゃないでしょうか。
個人的には、これから黒木華さんに注目していきたいです。
爆弾の子があまり可愛くないから、残念だった。
「キスしたら甘いよ」、とか、美人が言うんなら良いんだけど。
最後もそんだけ?って感じ。この作品はイマイチだった。
涙で爆発したシーンわろた
世にも~のいちばん最初の話的な内容であって欲しかった。
タイトルから爆弾男のスイッチ(09年)的なものを期待したがいまいちすっきりできない終わりで、それなら最後に「水を預かる」の方がインパクトあるのではと思いました。デート部分の必要性が感じられなかった。
自己中な女だな…
↓ハァンレターワロタw
女と内容が気持ち悪かった。話もつまらないし
あの落ちはこの番組では、(おそらく)一番良い話だったのではないかと思う!(感涙)
「中高生にはウケる」だろうってのは中高生位の子供なら雰囲気だけで感動出来るからって事なんだよね
言っちゃえば子供騙し
爆弾である必要性が物凄く薄いし、途中までSF的なノリだったのに急に幽霊的なものでしたという無理矢理な展開も酷い
ラノベでももっと良い話あるのに何故こんな底辺を選んだのか・・・
↓中高生云々って言ってる人はプラトニックな恋愛を扱ってるからそう言ってるだけじゃないの
心臓の弱い孤独な女の子の妄想が生み出した幽霊譚ってことでいいのかな。
私が飲んでる薬ってニトログリセリン→つまり爆弾の原料→私爆弾になれるんじゃん?→なら嫌な世界を爆発させちゃえたらいいなって感じの。
先行き不透明な主人公も、長く生きれない女の子も停滞している自分に対しての無力感を感じていて、爆弾は漠然したとにかく大きな変化が欲しい、止まった自分を動かしたいって感情の象徴で、爆弾の時計は女の子の「止まった時間」を表していて、爆弾が爆発しても女の子は助からないけど、主人公は自分から前に進む気力を得る…、みたいな話だったはずだったんですがどうしてこうなった。
長い・・・とにかく長い・・・・・
台詞の一つ一つが受け付けない。原作がライトノベルということで納得
黒木華がどこからどう見ても可愛くないのも致命的
黒木華さんブレイク前夜の番組。制服姿にはちょっと無理があった。また奇妙出てほしい。
ラノベっぽいと思ってたらラノベだった
誰でも作れそうな安っぽい内容でがっかり
同類のオタクの分際でラノベ馬鹿にしてる連中に失笑を禁じえない(笑)
偉そうに叩いてるあんたらだってオタクみたいなもんじゃないか。
龍ヶ崎第二高校で撮影してくれて
すっごくうれしかった
短いからギュッてなってて伝わりにくかった
でも、黒木華(はる)さんと松坂さんの演技はよかったと思った
これ凄く感動したけどなぁ
シンプルで、世にもらしいめちゃくちゃな設定だけど
生きるって、すごく大変だよね
でも生きるべきなんだよね
原作を知らないけど、結構長そうな話だね。尺が足りてない気がして、なんかすごく残念。(-""-;)
とか言いつつ、かなり楽しめた。やっぱ、毎回世にもの最終編は凝ってて面白いね。アイデア性にやられたよ。
松坂桃李も黒木華もまた世にもやってほしいな。二人の演技がまた観たい(≧▽≦)
黒木華じゃなきゃ成立しないんじゃないかってくらいはまってますね。
それを含めて傑作だと思います。
「世にも奇妙な」ってこんな安易な話もやるんだって思ったくらい陳腐すぎた。
見ただけ時間の無駄だった。
黒木華がかわいくない、って言ってるバカが多くてすごいな。
皆が覚えてるような美少女じゃ物語が成立しないだろ。
ラノベとか陳腐とか言ってるのって、「どうせラノベは」って思って勝手に全部台無しに感じてるだけじゃね?
普通に話として面白かったわ
ラノベとかは知らないけどストーリーが電波すぎて付いていけなかった
ヒロインはもうちょっと可愛かった方が話の説得力が出たんじゃないかと思う
…というのが凡人の発想なのかなあ
二次を三次が演じると不気味の谷を一気に超えてくる悪い例。
ただし演者は頑張ってた。
散りばめられた伏線やガジェットがよかったから原作は素晴らしいんだと思う。
無名の少年少女の俳優たちでひっそりとやってたら賞賛を得られた作品。
心臓病の薬であるニトロと爆弾を絡ませてさらには昔の好きだった女の子につなげ、そこからセカイ系に落とし込んだのだから上手い。
ただ世にもにはハマってなかったかなあw
奇妙な話ではあるんだけどね。惜しいなあ。
あのさー( ̄▽ ̄;) ファナモつまんない
黒木華さんブレイク前夜の作品だよね。出ていたのあとで知ったけど。しかしセーラー服には無理がある。
黒木華にしたのは正解だが、ラノベ的な世界観を世にも奇妙に持ち込むのはややリスクを伴うことがこれで解った。
黒木華がホント良い!あのビミョーな感じがたまらんわ。
掲示板見る限り賛否両論絶えない作品ですね。
でも、それだけ見る人がいる、注目されている
という点では「名作」であるとは思います。
私も良い作品だなと思う。でもキスしてたら
ホントに爆発してたんですかね?
原作が大好きなので、これも結構好きではあります
が、いかんせん連作のイメージなので、ここだけだと不完全燃焼感が……
まぁ全話実写化なんて無理だし、仕方無いか
しゃべり方とか設定とかオタク臭いなあと思って見てたけど、
後で検索したら原作ラノベって出てきてすごく納得したよ。
アニメとかでもう少し長い時間かけて放送したらきっとすごく良い話になったんだろうに
実写であの口調や動きや設定は駄目だな。違和感多すぎて全然感情移入出来なかった。
ある日突然可愛い女の子が現れて振り回される感じなんかオタ臭い話だなーと思ってたらラノベ原作と知って納得
実はキスしてたら一緒に死んでしまってたとかブラックさを孕んでいるのかも
最高につまらなかった。。女の子が可愛くない
不思議系ストーリー。80年代の世にも奇妙な物語本流という感じか。原作を読みたくなった。主演の女優さん中々の演技力だと思ったら今放送中のドラマ主演をはっているのか…。なるほどですね。
原作がラノベだからと言うより、原作では主人公が「長島」、ヒロインが「ピカリ(広崎ひかり)」という名前であり
その不謹慎要素を取っ払ったことで毒も暗喩も無くなって愚にもつかないただの電波ドラマになったんだろう
荒唐無稽さだけが残った感じ
高校卒業してしばらくしてから白血病で亡くなった同級生のことを思い出した
現実では爆弾が現れて気持ちを吐露することはなかったし、形見も懐中時計じゃなかったけど
ドラマのディティールは馬鹿馬鹿しいと思いつつも共感なしには見れなかった
黒木華・・・「くろきはる」って読むんだね。ずっと「はな」って読んでた・・
黒木華の「ドッカーーンッ!!」って言い方がすごく可愛くて好き(笑)この子の印象が強かったから相手役が松坂桃李だってことを今知った…
女の演技がアニメキャラっぽくてめっちゃキモかったわ
黒木華ってこの時からまぎれもなく天才だなと思いました
年々魅力がなくなっていく世にも。2008年くらいまでだろうか。ストーリーに満足できたのは。それでも、意地で録画していたころ(2010年代)、唯一、印象に残っていた話。
なにか、最上級のドラマ(最近では、This is Us)を見た後のような胸がぞわっとした感じが残る作品。
松坂桃李によるアイドル的クソドラマにすぎないにも関わらず、涙さえ出る。なぜか?
それは、初めて見た地味な顔の女優の演技に尽きる。
結局、彼女はその後、世界の映画界から日本最高の女優の称号をもらうわけだが、それは、このドラマですべてわかる。
いや、むしろ、このドラマを見るべきだ。
なぜならば、その後、彼女は、和久井映見のように、評価の高い自分の演技を見てーという演技をし出すからだ。
和久井映見のもっとも良い演技は中山美穂のトレンディドラマに脇役で出ていたデビュー間もない頃のように、黒木華のもっとも輝く演技は評論家から評価されている近年の映画などではなく、このドラマである。彼女の演技を見れば、すべての女子高生役の女優はかすむ。
これが最上級の演技だ。これが本物の女優である。
本作での黒木華は、「いわゆる日本女性」のステレオタイプな役柄で、“泣き顔をどこで見せるか”が要求されるある種、単純な演技ではなく、舞台で磨いてきた「全身表現」で最大限の喜怒哀楽を高いレベルの発声・声のトーンを用いて見せつける。
彼女の非凡さは、松坂桃李と出会い、コミカルに自己表現をするシーンのみで十分分かる。あの体の身のこなしはミュージカル女優とも違う舞台女優のしかもトップレベルのそれである。20代前半であのような技術をどうして持ち合わせているのか?
彼女の非凡さは表すもう一つのシーンは、再現場面で発作を起こし、苦しそうにしているシーンである。ここで、彼女は一度も顔を上げない。表情に逃げないのである。彼女は自身の背中など顔以外でその苦しそうな様をしっかりと表現しているのだ。
アカデミー賞最優秀助演男優賞の松坂桃李の存在が全く目に入らない彼女の演技。
元カノでもなければ
友達ですらなかったのがいい。
死の直前にパルカになれたことを
彼女は知っていたのだろうか?
現実にはパルカのようなことは起こらない。
死病を抱えているかどうかは関係ない。
人生の大切さを教えてくれる話。
現実に起きたら偉い事じゃぞ。あの忌まわしい戦時中じゃ…飯を喰ってたら息なり爆弾が落ちてくる。逃げ遅れたら確実にあの世行きじゃ。爺さんは骨になって帰って来て残された儂が一人で息子を育てたんじゃ。女手一つで育てるって大変な事なんじゃぞ…いかんいかん。話が長くなってしまうわい
成程。そっち系の物語でしたか。人型の爆弾…絶対に何時かは爆発してしまうと言う悲しい運命を背負っている…見ていて切ないですねそう言うの…