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階段の花子

放送回 2013年 春の特別編
キャスト 徳井義実/大政絢
脚本・原作 辻村深月「踊り場の花子」

蝉の声が鳴り響く夏休みの校舎。相川英樹(徳井義実)はその日、自身の職場である若葉南小学校の日直で独り職員室にいた。そこに一本電話がかかってくる。二ヶ月前まで教育実習に来ていた大学生、小谷チサ子(大政絢)だ。今駅にいて、実習を終えたとき学校に忘れ物をしたのでこれから取りに行きたいという。電話が切れた直後、いきなりそのチサ子が職員室に姿を現す。手には駅で買っていくと言っていたケーキの箱。訝る相川に「時間の感覚がおかしくなったんじゃないですか」と笑うチサ子。正門は施錠したはずなのでチサ子は入って来れないはずだった。確認しに行くが正門は施錠されており、校内に侵入者がいないか心配になった相川はチサ子と二人で校内中を点検に回ることに。

校内を回る前に、相川はチサ子から飴をプレゼントされる。その時は特に不審に思うことなく飴を受け取る相川。校内を巡回するうちに、二人はある階段にさしかかる。そこで相川はチサ子にこの階段にまつわる、この学校に伝わる「花子さん」の伝説について語り始める。
花子さんといえば普通トイレにいるものだが、若葉南小学校の「花子さん」は階段にいるという。というのも昔この学校の女子生徒が音楽室から飛び降りて亡くなったたらしく、その音楽室が今の階段の位置だったので階段にその幽霊が出るらしいのだ。「花子さんに会うためには階段を綺麗にすること」「花子さんに願いを叶えてもらうためには彼女の欲しいものを何でもあげること」「花子さんからもらった食べ物は絶対に口にしてはいけない」「花子さんからの質問に絶対に嘘をついてはいけない」など、「花子さん」については様々な掟がある。更にこの掟を破ると、あるペナルティがあるという。それは……
そんな話をしていると教室から物音が聞こえた。最近に亡くなった生徒、青井さゆりの机に置かれていた花瓶が倒れた音だった。彼女は近くの渓谷の川で溺死していたのを発見されたのだ。
「さゆりちゃん、何であんなことになっちゃったんでしょうか」と問うチサ子に「わからん…」と答える相川。するとチサ子は急に「亡くなった事にどうしても納得いかない」と言い始めた。

その日さゆりは「学校に行く」と書き置きを残していたのだが、川で遺体となって発見された。彼女はいつもリボン付きのペアのヘアゴムをしていたが、川で発見された時は片方だけしかつけていなかった。そして、さゆりの腕には、細い棒で叩かれた様な痣があった……。その事が気にかかるという。
音楽室にたどりつく。そこでリボン付きヘアゴムの片方を見つけるチサ子。それこそ、彼女が取りに来た忘れ物であった。さゆり本人が、チサ子にくれたものらしい。
「さゆりちゃん、ひょっとしたら書き置きの通り学校に来ていたんじゃないでしょうか。誰かに会うために」とチサ子。更に、
「さっき、さゆりちゃんが棒みたいな物で叩かれて傷があったと言いましたが、もっと細いもので叩かれていたんじゃないでしょうか。たとえば」と相川のポケットに入っていた黒板用ステッキを指す。

「先生が持っている、それみたいな」

あせる相川にお構いなしに、階段へと歩きながらチサ子は続ける。彼女は本当は学校の階段で殺された、そしてあの渓谷まで運ばれたと。
「私、全部見てたんです。……ここから」
彼女がそう言い終ると同時に、相川の携帯が鳴る。発信者は……チサ子だった。

「ケーキ買うのに手間取っちゃって!今からバスに乗りますから」

チサ子はまだ駅前にいたのだ!という事は目の前にいるチサ子は……

「君は……誰や?」
恐る恐る尋ねる相川に、チサ子は嗤いだした…。

「うふふふふ………そんなのわかってるじゃないですか。だから会いに来てあげたんですよ?……私があげた飴、もう食べました?」

さっきチサ子からもらった飴をポケットから出す相川。チサ子が持っていたチーズケーキの箱。そして手元にある飴……。

《花子さんからもらった食べ物は、決して口にしてはいけない》

「うわあッ!」
飴を床に捨てる相川。

「さゆりちゃんは、あなたのことを心から慕っていた……だけどあなたはそんな従順なさゆりちゃんに対して心の中に抱える自分の鬱積した思いを八つ当たりした。あなたは、さゆりちゃんに向ける衝動をどんどんエスカレートした…」

そう相川を詰るチサ子。いや、チサ子に成りすました、「階段の花子」……。

そう。さゆりは花子の友達だった。さゆりは、彼女が欲しがったリボン付きのヘアゴムを、二つ返事でプレゼントしていた。だから、彼女にはさゆりの願いを叶える義務があったのだ。彼女は、自分の大切な友達を虐待した挙句死に追いやった相川に復讐するために、現れたのだ。現れるはずだ、相川はあの日、さゆりの遺体から階段に流れた血を、必死になって拭いたのだ。

《花子さんに会いたければ、階段を綺麗にすること》

さゆりは階段を綺麗にしていた。そして花子と出会い、ヘアゴムをプレゼントした。彼女は花子に何をお願いしたかったのか。きっと友達が欲しかったのだと花子は言う。信頼出来る友達が出来ますようにと。さゆりはいじめられっ子で友達が誰一人いなかったのだ。担任の相川先生だけが彼女の唯一の救いだった。なのに相川は彼女を虐待した。「いじめられる君にも問題があるんとちがうか!」「泣いてたって何にもならへんやろ!」相川は黒板用ステッキで彼女を殴った。何度も何度も。あの日もそうだった。泣き叫びながら逃げるさゆり。ステッキ片手に、さゆりを追い回す相川……。

「全部でたらめや!」激昂し花子の首を絞める相川。しかし花子は平然として更に尋ねる。
「あなた……私がさっき聞いた事覚えてる?」

『さゆりちゃん、何であんな事になっちゃったんでしょうか?』
あの時、相川は答えた。『わからん』と。

《花子さんに訊かれた質問に、絶対に嘘をついてはいけない》

花子は全て知っている。恐怖のあまり、相川は言った。
「わ、わかった、答えを変える!知ってる……何であんな事になったのか、知ってる!……青井さゆりは……」

あの日、階段でとうとうさゆりに相川は追いついた。泣き続けるさゆりに腹を立て、階段へさゆりを突きとばした。転げ落ちていくさゆり。はっと我に返った彼の目に飛び込んできたのは、……階段の踊り場に頭を打ちつけ、大量の血を流し動かなくなったさゆりの姿……。

「青井さゆりは、俺が殺した」

「あ〜あ、言っちゃった」
花子の冷たい声が響き渡る。慌てて階段を下へと向かって逃げ出す相川。しかしいくら下りても、1階にたどり着かない。気づくと、相川の目前に、遥か向こうまで階段が広がっていた。背後も、いつの間にか延々と続く階段に変わっている。

「うわああああああ!!」
花子さんの掟を破った者への罰。それは、無限階段。
相川はもう二度と、階段から出ることは出来ない……。

コメントまとめ

一応怖かったね

なんか最近最後がてきとうなの多いな。

今回ホラー系無いなと思ったけどまさか最後に‥

出た学校物~ホラーの王道ですね!でもオチがイマイチ

いい人っぽい小学校教師の闇の部分を実習生がじわじわ追い詰めていく展開が面白かった。
無限階段というペナルティも、殺されるよりも恐怖が増す感じでよかったな。ただ確かにコメントにあるように、CGで階段がぶわーっと増えるよりも、あの同じ光景の踊り場をいつまでもいつまでも降りて行ってる方が怖くてよかったんじゃないかって思った。
途中までの演出がよかったので、そこだけがちょっと残念だったかな。でも面白かった。キャストもよかったし。

プロローグ
タモリ「あなたは小学生の頃、トイレの花子さんの階段話で盛り上がりませんでしたか?花子さんは時代や地域によって形を変え、一説には100点の答案を見せると悲鳴をあげて消えてしまうというものまであります。ではこの学校の花子さんはいったいどんな花子さんなのでしょうか?」

最後は怖くてよかったと思うぞ?
ただ、コメントを見る限り共感できるところがあるから
きっともうちょいひねってれば良かったのかな。
これで神映画の学校の怪談思い出した。

名無しさんの
「CGで階段がぶわーっと増えるよりも、
あの同じ光景の踊り場をいつまでもいつまでも降りて行ってる方が怖くてよかった」
に賛成です。
「花子さんのペナルティは…無限階段」
という説明もナシで。
そういう結末の方が断然良かった。

ホラー系

最近の教師に関する問題も組み込まれており、いろんな意味で怖かった。

これ確実に自業自得だよ

徳井の絶叫で終わりって・・・

昨日,階段の花子みましたか?

可もなく不可もなくな凡作。
前二つがよかったから締めとしては弱い。
「呪Web」「石油が出た」「階段の花子」「AIRドクター」「不死身の夫」の順番ならもうちょい印象変わったかもね?

花子さんから貰った食べ物を口にするとどうなるんでしょうか?

花子さんか‥‥
ベタな
でも怖かった

CGなしの方が‥‥
久しぶりに怖かった
花子さんがまたよくて(キャラが)

怖怖ちょっと怖い
(ー ー;)ブルブル

飴は食べてただろ……
渡されたのが3つなのに取り出したのは一つだったし

最後にホラー系持ってきたか〜
う〜ん できれば最初らへんにして
ほしかったかも

世にもで本格的なホラー系は久しぶりだった。

大政絢が可愛かったからヨシ

内容は悪くなかったけどホラー系を最後にするのはちょっと。三話のAIRドクターあたりとポディションチェンジすれば流れにバランスが取れて良かった気がする。

最後のCG階段以外は良かったです。そう言えば、千紗子(花子さん)からのケーキや飴は貰っただけで、食べる描写が無かったような…

<階段を下りてる途中でつまづき、体勢を整えようと壁に手をついたと思ったらそこは大鏡がある踊り場で、そこで階段の花子さんが「階段の花子さんの罰は…」とつぶやいて、そこで相川が鏡に恐る恐る目を向けると、そこには相川の隣に殺された女の子が血まみれの顔で「無限階段…。」と言って相川の絶叫で終わるという感じの方が、怖い感じがするかな~

それは怖い!!絶対、貴方の考えたラストのほうが恐怖感あります!

嘘をついたから罰を受けたんじゃないですか

普通に怖かったし、普通に楽しめました。あくまで普通に。
あとふたひねりって感じですね。

罰受けたのは最初の質問への答えが嘘だと認めたからかな?
階段の血を拭いたことで花子さんが呼び出されたのはうまいと思った

じゃあ、「本当に知らない」って言ってたらどうなってたんかな?あの先生。
たぶん「嘘つき」って言われて、無限階段に閉じ込められてたかも。
どっちにしても閉じ込められるのか。うわあああ

怖かった-





「いじめられる方にも原因があるんや」・・・教師が一番言ってはいけない言葉、にしても表向きは優しい先生てで裏で生徒を虐待している・・・何て先生だ…昔やっていたドラマの家なき子のすずちゃんの担任の先生もこんな感じだったな

うろ覚えですみませんが主人公の教師(徳井)は表向きは優しい先生ですが裏では死んだいじめられっ子を呼び出しては棒で叩いたり悪口を言うと言った虐待する先生だったような…だから棒を異常なまでに持ってたような気がします、唯一虐待の痣に気づいたのは教育実習生(大政)で花子さんにとりつかれた大政の首をしめる徳井の顔が怖かったです、オチとしては花子さんに鏡に吸い込まれるか死んだいじめられっ子と同じ死に方で死んで教卓に花が置かれてるオチが良かったです

最後の無限階段は、一生ぬけられないってこと?

地味に怖くなっていって、最後、無限階段!あれは、よかった!

いやぁ~、ちょっと怖すぎっしょっ (笑)もう怖すぎて泣&叫んでしまった

期待はずれでした。
皆が言うほど怖くないし、ストーリーが酷い。
徳井の演技は意外にも良かったが、大政さんが棒読みで・・・。

ラストをホラーで持ってくるのは意外だったな・・・。(感動系かなと思ってたので)

でもラストのCGがちょっとあれかな~って思った。どうせなら、階段を下りてる途中でつまづき、体勢を整えようと壁に手をついたと思ったらそこは大鏡がある踊り場で、そこで階段の花子さんが「階段の花子さんの罰は…」とつぶやいて、そこで相川が鏡に恐る恐る目を向けると、そこには相川の隣に殺された女の子が血まみれの顔で「無限階段…。」と言って相川の絶叫で終わるという感じの方が、怖い感じがするかな~って。
まぁ原作読んでないので原作読んでいる人からすれば何言ってんの?的なことかもしれませんが、安易にCG使っているのがどうも質下げてんなって思ってしまって。
長文失礼しました。

花子さんは大政さんてことですか?じゃあ、途中で電話をかけてきた大政さんはだれなんですか??ふしぎで。

先生が可哀想だよね! だって、花子さんに会う条件がたまたま重なっただけなのに でも、最後の方の先生の「~~は俺が殺した。」の部分は結構怖かった。

あの時のはっとした顔を見ると、先生もホント殺すつもりはなかったはずだと思う?

(いくらフィクションでも)友達が花子しかおらず、先生は虐待された挙げ句、殺されたさゆりちゃんの方が可哀想だと思うのはワタシだけ?

そうかもしれませんね。花子さんは先生がさゆりちゃんを殺す所を全部見てましたからね。
だからどっちみち無限階段に閉じこめられたと私も思います。

無限階段って、一生ぬけられないってこと?

恐らく虐待教師の肉体は現実世界の階段から転落死して後日発見されたんじゃない?
そして魂だけがあの世でもこの世でもない無限階段を永久に彷徨っている。
きっとこの学校では後に、「階段を降り続ける男性教師の霊」という怪談話が語り継がれるんじゃ。。。

結構こわいよ;
でもCGは無駄だと思います。。。

とうとう(トイレの花子さん)がこの番組に現れたか、長寿番組のわりにはかなり遅いな

こわかった

テーマは「時の輪」 。リングは無限も表す。

無限の憎しみ、無限の欲、無限の嘘、無限の命、無限の罰。

限りはあった方がいい。

限りがあるから命は大事なんだよね。

これって、登場人物は三人だけだし、ロケ地は学校と川と駅だけで、やたらとコスパが良さそうw
何か事情があって、急遽撮影して差し替えたんかな

世にもって登場人物が極端に少ないさらには撮影場所が一か所しかないお話もあるし結構安くできる話も多いよ

「カウントダウン(安倍サダヲ版)」や「ドッキリチューブ」みたいに明らか金かかってんなって話と「水を預かる」や「復讐病棟」みたいにあんまり金かかってない話の二つあるし

なんというか、勘弁してくれ、と。視聴者を舐めてるとしか思えない。

これ原作も読みましたが、原作では相川はさゆりちゃんに性的暴行を加えている描写もあってドラマ以上に酷い奴でしたね・・・。流石にドラマではその部分はカットされていましたが。自分的に下手な芝居をやる若手俳優よりも芸人である徳井がこういう役をやることによってギャップが出るので面白かったです。

徳井さん 演技上手いね
女のほうは壊滅的に下手糞だったけど

ところで2ヶ月もたって思い出し取りに来る教育実習生の忘れもの…本当は何だったんでしょうね?

トイレじゃなくて階段なのね。その昔「学校であった怖い話」というゲームで花子さんにまつわる話があって、仮面をつけた花子さんが沢山の質問をしてきて1つでも間違うとゲームオーバー、全てに正解すると仮面を外して素顔を見せるのだけど、そこに顔は無く宇宙空間が広がっていた。。というオチだった。(たしか)現在wiiでダウンロード出来るけど、子供がこのゲームやったら確実にトラウマになると思う。

エンディング

タモリが何かを持って赤い道を歩く。
「いかがでしたでしょうか。今宵、お送りした
5つの世にも奇妙な物語。彼らは永久に奇妙な世界の輪を
回り続けることでしょう。
あなたも奇妙な世界の輪にとらわれないよう十分お気をつけください。
二度と逃れることはできないのですから。」

遠くから見るとタモリはメビウスの輪の中を歩き続けていた。

チサ子にさゆりちゃんが亡くなった理由を訊かれて「わからん」から「俺が殺した」に変更したあとの
花子の「あ〜あ、言っちゃった」ってどういう意味?

《花子さんの質問に嘘ついちゃいけない》がルールなら、変更しようがしまいが「わからん」って答えた時点でアウトですよね。
「俺が殺した」に変更したことが『嘘つきました』って認めたことになったと?
「言っちゃった」ってなんだよ

花子さんは普通トイレの方を思いますがまさかドラマは階段なんですね。主人公さんはさゆりさんの本当の気持ちを素直に聞けばいいのに残念ですね。花子さんが怒る気持ち分かります。

過去ログでも近似することが言われているが、自分もラストの無限階段は主人公が逃げている最中に階段から転落して生死の境目を彷徨っている最中に見ている悪夢だと解釈している

女の演技下手くそ過ぎ。話より気になって仕方なかった。

「階段の花子」
そして「貧乏神の登志夫」

こう言った学校の怪談系の話は見ていて飽きない物じゃな。とは言えこの話は怖過ぎるが。随分前に成るが、儂が通っていた学校にも既に七不思議が有った。まあその話は長く成るので此処では止めておこうかの。

自業自得ですね。信頼して寄って来る生徒を殺して証拠隠滅しようとした…駄目ですね…無限階段には食べ物等無いだろうし…疲れて寝てしまうと階段を永久に落ちて行く事に…例え死んだとしても永久に転がり落ちて…

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