世にも奇妙な物語データベース

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AIRドクター

放送回 2013年 春の特別編
キャスト 小栗旬
脚本・原作 小田扉

ハワイ行きの旅客機に乗車していた男性は、隣に座る少年に手にした雑誌に掲載されてる『エアギターの世界チャンピオン』だと疑われるが、心当たりもなかったので即答で否定する。


その後、機内にいた他の初老の男性が苦しみだし、スチュワーデスがお決まりの「この中にお医者様はいませんか?」の合言葉をかける。

その言葉に反応し、挙手する主人公の青年。
患者の命を託されるが、心のモノローグで思った。(実は私は医本物の者ではない、医療ドラマに感化されて職場を辞め、猛勉強の末に私立の医大に合格したが、肝心の医学試験に落ちた落第生だ。でも、医者に見られて感謝の言葉を掛けてほしいという一心で体が反応してしまった。もう後に引けない)

一度診断し、軽い処置で男性を助ける主人公。
ところがしばらくしてまたその男性が苦しみだし、鞄にあった診断書から彼が重度の病を抱えていることが判明し、その場での手術を強いられてしまう。


すると、主人公は助手をしてくれる人物がいないと手術できないと拒む言い訳を作るが、スチュワーデスの呼び掛けに看護師の女性、麻酔医が返事をしてきた。

(実は私は本物の看護師ではない。ただのコスプレバーでナースの設定で働く従業員だ。看護師のワードに体が反応してしまった)
(実は私は本物の麻酔医ではない。ただの漫画編集を担当する増井だ。さっきは麻酔医と増井を聞き間違えただけだ)

互いに他のメンバーが本物だと思い込む3人。
とりあえず、本物が二人いればなんとかなるだろうとやけくそにオペを開始する。


念のため、ハワイ行きをキャンセルして今からでも成田に引き返すべきと促す主人公。
ところがその直後に乗客の一人が乗務員を羽交い締めにし、飛行を続行するよう要求する。
(実は私はハイジャックではない。勤続数十年のただのサラリーマンだ。やっとの思いで作れた休暇なのに無駄にしたくない)

人質に取られて説得する乗務員。
(実は私は本物の乗務員ではない。本物と入れ替わり、ハイジャックを目論む、ただのクーデター組織のスパイだ)

その様子を見守るスチュワーデス。
(実は私は本物のスチュワーデスではない。彼と同じただの革命軍の一員だ)

手術してる横で、必ず旦那さんは助かりますと元気付けられる女性。
(実は私はこの人の妻ではない。偶々隣に座ってただけだ。)


その蚊帳の外で飛行機を操縦するパイロット。
(実は私は本物のパイロットではない。ただの乗務員だ。本物のパイロット2名は、自分が善意で渡したはずの料理を口にし、食中毒でこの横で失神してる)

機内の時計で時間を確認しながら、手術を続ける主人公。
(実は私は時計ではない。快適な温度や湿度をお客様にお知らせするただの温度計だ)


やむ終えず飛行を続行する旅客機だが、道具が無いことに気づく主人公。
ところが、何故か必要な道具が客席を通して渡される。
それは、序盤でエアギターの人と誤解されたあの男性のものだった。
(実は私はエアギターの達人ではない。本物の医者だ。だが、医療ミスで患者を殺めたトラウマから手術に名乗ることができない)


主人公は男性が本物の医者だと悟って助けを求めようとするが、男性は掌を返すように少年の質問を肯定する。
すると、少年やハイジャック犯に促され、その場しのぎのエアギターを披露。
あまりの下手な演技に、乗客から偽者、偽者という野次が飛び、部外者のはずの主人公たちの心に深く刺さる。

しかし、その雰囲気を吹き飛ばすかのように少年が叫ぶ。
おじさんは偽者なんかじゃない。本物だよ。


その言葉に元気付けられた主人公たちは手術を続行して成功。
偽乗務員も、偽スチュワーデスとのタッグで偽ハイジャック犯を撃沈させる。
一方で偽パイロットも、乱気流に臆することなく飛行機ごと特攻する。

偽の奥さんも、「一緒にハワイに行こうって約束したでしょ!?」と身を案じる演技を続ける。
時計と誤解されてる温度計は、冷徹な突っ込みを入れる。

無事にハワイに到着。
乗務員は、回復して目が覚めたパイロットにナイスフライトでしたと賞賛し、記憶がない本物のパイロットは困惑する。
サラリーマンは、何のお咎めも受けず、ハワイに到着して歓喜する。
コスプレ嬢と増井は互いに安心感と共に自分達の正体を口走り、互いに耳を疑う。
テロリストの男女は、これからは人のために慈善事業をしようと、穏健派に考えを改める。


そして空港に着いた主人公は、現地のタンカーに運ばれる患者から、医者として一番聞きたかった感謝の言葉を受ける。
満足して歩き出す主人公。
すると突然、空港に現れた強盗が、銃を向けてきた。
(現地の言葉で)「お前は誰だ?警察か?」と問いかける犯人。


(実は私は本物の警察ではない)
そう心に思った主人公は、犯人に向かって歩き始めて……


(完)

コメントまとめ

おもしろかった
「麻酔医と看護士がいないことには」→(いるのか~)
「器具がないことには」→(あるのか~)
の流れが大好き

ラストは犯人も偽物でなんやかんやで主人公が解決したって解釈してる

最後は調子にのった主人公が刑事のフリしちゃうって終わり方だったかと

どこぞのTwitterにあった
「実は僕はただの子供ではない。謎の組織に不思議な薬を飲まされて子供になってしまった高校生探偵だ!」
ってネタが面白かったw

嗚呼増井さんwwwww 凄く面白かったです!

麻酔医→増井は笑った。
コメディ系の中でも最高傑作でした。

ラストはテロリストに向けて私は医者ですっていうのかな?

面白かった、特に温度計笑えた

最高やな!コメディーの傑作だね(^ω^)

コメディ系なのかな?

ハラハラしましたが、面白かったです。温度計とエアギターwww

個人的には今回の放送の中で一番おもしろかった。かなり笑えましたw

エピローグ
タモリ「多かれ少なかれ人は何かしら演技をしているものです。友人の結婚式、商談、合コン、面接、きっとあなたにも経験はあるのではないでしょうか?」
話しているうちタモリは4人に分身していく。
4人のタモリ「もちろん私は偽物ではありません。」
4人のタモリ、お互いを見る。
タモリ「こうなってくると誰が偽物かなんてどうだってよくなります。」

温度計w
皆気が動転していて時計に見えちゃったんでしょうねw

最後はあれだろ、やりたいことしたし、言われたいこと言われて、人に尽くす素晴らしさを感じたから、最後に人のために死んでもいっかってことなんじゃないの?

あらすじに補足
手術の道具は飛行機に搭載されていたものだったはず
主人公はなぜ飛行機に道具がつんであることを知っているのか疑問に思い医者ではないかと疑う

シュール系

「30℃30%だ!」て、温度計っw
途中BGMがカッコ良かった

これ最近の世にもで一番おもろかったわ

麻酔師→増井氏の流れwwwww

コメディー系だが結構感動もした。

久々に笑った。 温度計好きだwww

あの少年だけは本物だったんやね。
「実は僕は少年ではない。レッドヴィーナスに子供にされたコドモ警察だ」なんて言い出したらどうしようかと思ったwww

笑えた。
とても面白かったです。

最近の世にもの傾向で、シュール、感動は傑作が多い。
ホラーも頑張ってほしいところです。

これ、最後よくわからなった

近年稀に見る傑作だった

これ最高!
大爆笑して苦しかった

もどきのエア、航空会社のAIR、周りの状況の空気、
そして肺気胸で溜まっていた本物の空気

今期で一番面白かった
湿度計の件は腹がよじれたww

これは好悪が分れる作品ですね。
小栗旬がエアーなのは良いが、他の人全てがエアーでは面白みに欠けるし、世にもの良さが出ない。
最後、撃たれて「少しの間ではあったが医者になれて良かった」みたいなセリフが欲しかった。

俺的には、今回のなかで、一番面白かったと思う

この話、個人的に
好きです!
偽物なりに頑張ってる姿に、心を打たれました。

今回の5つの中ではこれが一番好き!
ものすごく笑えた。
終わり方もよかった!

コメディ系だった。

傑作でした(´∇`)ケッサク 特に最後のニヤケ顔が面白かったです

次の、「世にも奇妙な物語」はいつやるんですか? 物凄く知りたいです(^w^)

おいおい、オチ勘違いしてる輩大杉だろ

野球バカ Zさん

例年通りなら秋にやります。

ちなみに、副機長と機長は同じものを食べちゃいけない航空業界では有名なルールがあるのですでに偽物だった可能性あるね。

・主人公は医大に入るために作った借金を保険金で返済するべく、死に場所を探す旅の途中である
・患者から感謝の言葉をもらえた後の主人公の心の台詞「これで思い残すことなくこの世を去ることができる」
・最後の主人公の心の台詞は「もちもん私は刑事ではない」。不適に微笑みながら犯人に向かって歩き出す

以上のことから察するに、死に場所が見つかってメリーバッドエンドということでしょうかね。

この物語に使われていたBGMを教えてください。よくNHKのドキュメンタリーなんかでも使われているのですが・・・。

うわああ、↓そう言う意味だったのか>オチ

大爆笑です

最近のはジャンル問わずに微妙なのばかりだったけど、これは久々にかなり楽しめた。被せコメディ?として秀逸。

Deep purpleのBurnという曲です

air ギター演奏曲が楽しかった。何の曲でしょうか?

温湿度計で腹筋が死んだwwww

「AIR」は、“なんちゃって”“本物ではない”の意味で最近使われる「エアー」と、
“航空”という本来の意味の「AIR」を掛けたものでしょう。

語呂もよく、物語の趣旨説明にもなっている、絶妙なネーミングだと思いますけどね。

かなり、現実離れしてるけど面白かったなぁ

メッチャ面白い!!最近の世にもでは、耳かきと並んで良いと思います。

これ最後の空港の所でも
ついとか体が勝手に動いてとかで
犯人取り押さえちゃうんだろうな

実は私は強盗ではない

エア刑事につづく

原作は「団地ともお」で知られる漫画家 小田扉の短編「もどき」。

これ確か、そもそも主人公は自分にかけた保険金で借金返すために死に場所探して飛行機に乗ってるんだよね。
だからラスト笑いながら強盗犯に向かって行く。

焦ってる小栗旬が絵になってました。

死ぬために行くのかまたもやハッタリで通すのか
どっちとも取れるのが面白いところ
誰かを助けたことで自分に自信が持てて「生きてやるか!」って風に僕は考えますね

AIR刑事

高卒で工場?で働くような人が3年間勉強したって、医学部に入るのは難しいと思う…

最後の落ち「じつは私は飛行機ではない」で墜落かと思ってたけど、さすがにそれは無理だったか…

ここ数年で一番の傑作。

この作品は私がこの番組で一番好きな作品です!何か嫌なことがある度、挫折しそうになったら何回でも見ようと思います!

原作は小田扉さんなのですね。
すごく面白かったし、感動もしました。
何度も見たくなります。

最近の中では面白かったです。
~ではないのリフレインも好き

8点

これは
今までの作品の中で
最優秀脚本賞だね

とにかく
着眼点が素晴らしい

「実は…ではない。」このリフレインが上手く効いているし心地よい。オチが素晴らしくて、どちらの方向に話が転ぶのかいくらでも想像できて楽しめるんだなあ、これが。

小栗旬だと気付かなかったぐらい演技が良かった。
昔はチャラいイメージあったけど彼はいいね。

あと、フィクションだからできる事だけど、
実際の日本の仕事現場もこんなもんだよ!

いわゆるハッピーブラックオチ?

飛行機だからAIRだと思っていたけど…「ふりをする」のエアだったのですね。ただいま私エア残業中(苦笑)

最後だけは「もちろん私は警察官ではない」だったはず。

先週「エイプリルフールズ」という映画を見たんだけど話の中にこれそっくりな展開があって、「AIRドクター」ぱくりやがったなと思った。

無事に着陸した後、皆が希望を持って、未来のことを考えながら降りていく中
一番活躍した主人公だけ「これで心置きなく死ねる」って考えてるのがインパクトあった
最後、今までずっと「実は私は~ではない」だったのが
「もちろん私は刑事ではない」になって、
ああ死にに行くんだ、ってわかってしまう流れが本当に上手かった
主人公自身は晴れやかな顔してて、幸せそうだからほんとにメリーバッドエンドだね

この話一番好きだわ

乗務員が旅客機の操縦したら普通不時着するんじゃないの?素人がここまで旅客機の操縦を完璧にこなすとなると凄いぞ。

ラストの主人公は死に場所を見つけたから笑顔だったんだなあ

最後は、飛行機内に茶番よろしくあの犯人の持ってる拳銃も
ニセモノで子供のモデルガンを買ってるうちに追い詰められた
観光客ってオチになってほしいが最後の不敵な笑みは
死に場所を見つけてってのがしっくりきてしまった・・・
しかしどちらともとれる終わり方はとってもグッド!!!

>最後はあれだろ、やりたいことしたし、言われたいこと言われて、人に尽くす素晴らしさを感じたから、最後に人のために死んでもいっかってことなんじゃないの?
そういう覚悟だろうが結局死なないで逮捕に貢献して感謝されそう

元々主人公は死に場所を探すために飛行機に乗ってたわけで、ラストは主人公が自分から射殺されようとしてるシーンでしょ。
シュールギャグに見せかけて、ラストで現実に引き戻して後味の悪さを与える形式。

どんどん「実は」の内容がひどくなっていって、「この状況からどう巻き返すんだ!?」というのがいいね。ヘタに「何とかなりそう」な範囲ではなく。
タイトルも、シンプルながらヒネリが効いている。

一つ間違えたら飛行機は墜落して皆仲良くあの世行き…って結末が待っていた事でしょう…単なる乗務員が飛行機を操縦してよく墜ちなかったね。

ずっと探してた…やっと見つけた
温度計がつっこむところが印象的でその場面が好き

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