世にも奇妙な物語データベース

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もういちど

放送回 1991.1.10
キャスト 中井貴一/鷲尾いさ子
脚本・原作 武上純希

石田(中井貴一)は残業のため、恋人・由里(鷲尾いさ子)と待ち合わせした場所へ向かえずにいた。
その時会社に電話がかかって来る。仕事を片付けてからすぐ行くからと言う石田に、「もう別れましょう。さようなら」と電話を切ってしまう由里。

仕事を終えて宝石店へと向かう石田。注文しておいた彼女の誕生日プレゼントを取りに行くためだった。
しかし渋滞でタクシーは一向に進まず。脇道に入ろうとするが通行止め。仕方なく石田は車から降りて走り始める。

宝石店はちょうど閉店した所だった。ついてない。
遅刻の言い訳を考えながら待ち合わせ場所へ向かったが、既に由里は居なかった。
「由里!」
何とか歩道を歩いている由里を見つけて、後を追った。だが路地裏まで来た時、彼は突っ込んで来た車に撥ねられてしまう…。

(嫌だ…このまま終わるのは嫌だ…。もういちど、もういちど)
腕時計のデジタル表示が逆回りを始めた。

……

ふと気が付くと、石田は会社で残業をしていた。
(何が起こったんだ…?俺は車に轢かれて…)
腕時計のガラスが割れている。時間は19時30分。
時間が戻ったのだ。もう一度やり直せる!

上司から頼まれた仕事を同僚にお願いし、会社を出ようとするのだが、また上司に仕事を押しつけられてしまい、結局タイムロス。

会社を出てタクシーに乗り込む石田。このままではさっきと同じになってしまう。
(なぜ由里は急にあんな事を…)
タクシーの中で回想に耽る石田。
(そうか…由里は待ってたんだ。ずっと俺の事を待ち続けてたんだ。なのにそれは当たり前だと思ってた…。何て勝手な奴なんだ俺って…)

もう一度…せめて一言だけでも謝りたい!
タクシーを降りて宝石店へと走る。間もなく店のシャッターが閉まろうとしている。石田はぎりぎりの所で店内に潜り込み、何とか指輪を買う事が出来た。

石田は待ち合わせ場所へと走る。
誰かとぶつかり、指輪が宙を飛んだ。それを拾おうとした彼は、また車に跳ねられてしまい…。

…と思いきや、彼はギリギリ轢かれてはいなかった。
車の下から指輪の箱を拾い上げる石田。しかし指輪は消えていた。
そこに現れる由里。「石田さん」
石田は、彼女の顔を見て安心したように、
「気が付いたんだ、今まで君にしてきた仕打ちに。君を寂しがらせてごめん。君にあげるはずのリングも…」
「もらったわ。誕生日プレゼントに。言ってくれたでしょ?愛してるって。その一言で待っていられたわ今まで」

二人は抱き合った。
「由里…愛してる」
割れていたはずの石田の腕時計は、いつの間にか綺麗になっていた。

コメントまとめ

よくわからん

あれ?どんでん返しはないの?

あまり「世にも」らしくない感じの・ちょっとロマンチックなラブストーリーでしたが、中学生だった当時、「大人になったら、こんな素敵なカップルになりたいな〜」と思ったものです。 子供心に・鷲尾いさ子さんがすごく綺麗!!!とも思いました☆

ハッピーエンドで良かった

これ...どこかで見たことある...。
外国の映画の..「タイムマシン」だっけ?

似てるかもだけど「タイムマシン」は、
死んでしまった恋人を助けるためにタイムマシンを作って、
最終的に過去と未来を「自在に」行き来してるし、
オチ的にもちょっとニュアンスが違うかと。

まあ、粗筋だけだとありがちなのは確かかもですが…。

ちょっと意味不明です。

同僚に仕事を頼んでも追加の仕事を任されたり、タクシーに先乗りしようとしてもコワモテのあんちゃんに
降ろされたり、なんとか未来を変えようとしても結局同じ結果にたどりついてしまう。
でも、やり直す前の電話では言わなかった「愛してる」のたった一言が彼女の心にプレゼントとして残り、
それがきっかけになって未来は変わった。

『運命は何度やり直そうとも変えられない』ことと
『たったひとことで運命は変えられる』ことを同時に表わしてるのかなあ、とか思ったり

前やってた阿藤カイのやつをめちゃくちゃいいやつにした感じかな?

この物語はハッピーエンド。当たり前な事は有り難い事だけど、人同士で当たり前はいけないね。朝起こして貰って当たり前。御飯を作ってくれて当たり前。当たり前の事に感謝出来ると良いけど、オイラには無理だろうな…

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