世にも奇妙な物語データベース

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8分間

放送回 2005年 秋の特別編
キャスト 坂口憲二
脚本・原作

会社帰り、何かにおびえながら歩いている主人公。
「もうすぐ・・・もうすぐあの時間だ・・・」
すると、3時になった瞬間、主人公の頭に激痛がはしった。・・・気づくと主人公はなぜか道路のど真ん中に立っていた。向こうからトラックが走ってくる。
「うわっ・・・!!」
あと少しでひかれるというところで、トラックは止まった。
「どこ見てあるいてんだよ!!あぶねぇだろ!!!」
トラックの運転手に怒鳴られ、主人公は慌てて歩道にもどる。
どこかおかしいのかと思い、主人公は精神科の病院に行く。
「毎日、午後3じになると必ず、頭に激痛が走って・・・気がつくと、違うところにいるんです・・・。」
「3時に・・??」医者が言う。
「はい。しかも、気がつくのは必ず激痛が走ってから8分後なんです・・・。その8分間全然記憶がなくて・・・。」
「そうですか・・・。あなた、最近なにか起こりましたか?」
「・・・・実は・・・この前・・・」
主人公は医者に話した。
・・・主人公が奥さんとデートしていると、後ろからひったくりが奥さんのバックを取ろうとした。主人公はひったくり犯を止めようとしたが、振り切られ、転んでいるうちに、ひったくり犯が奥さんをハンマーで殴った。病院に運ばれる奥さん。しかし、奥さんは助からなかった。・・・・
「そうですか・・。そんなことが・・・・」
「・・・はい。」
「・・・ではもしかしたら、そのことが原因かもしれませんね。でも大丈夫。きっと直ります。ゆっくり直していきましょう。」医者は言った。
次の日、主人公は会社の後輩といっしょに歩いていた。
「すいません、先輩。わざわざつき合わせちゃって・・・」
「いや、いいよいいよ。うちの課長も強引だよなぁ。」
笑いながら話していると、3時になった。主人公の頭にまた激痛が走る。
「う・・・うわぁっ・・!!」あまりの痛さに叫ぶ主人公。
「せ、先輩!どうしたんですか!!大丈夫ですか!?」後輩が主人公を心配している。そのうち、主人公は気を失った。
気がつくと、主人公の後輩が、必死に主人公をつかんでいる。
「な・・なにやってるんですか!!やめてください!!!」
主人公は電車の踏み切りの一歩手前で立っていた。
「ひぃっ!!」
あわてて後ろに倒れる主人公。
夜、後輩といっしょに屋台で食事をしている主人公。
「・・・・先輩、もう、変なこと考えないでくださいね・・・。」後輩が言う。
「変なこと・・・?」
「・・・だって・・・さっきの、どう見たって自殺しようとしてたじゃないですか。」
「自殺?ちがうちがう。大丈夫だよ。」
そういいながら、主人公は考える。
(自殺・・・?そんなこと・・・・。)
主人公の頭に今までのことがよみがえっていく。車道のど真ん中に行ったり、川に入ろうとしたり、電車にひかれようとしたり・・・・。
(俺は、自殺しようとしているのか・・・・?)
次の日、会社で仕事をしていると、時計の針が午後3時をさした。
「うっ・・・!!!」
気がつくと、主人公は会社のトイレの個室の便器の上に、ネクタイを持って立っていた。
そしてその次の日も、主人公が自宅にいると、午後3時を回った瞬間、頭痛がした。そして気がつくと、今度は洗面台のまえで、首に包丁をあてて立っていた。
「う・・・うわぁっ!!!」
次の日、主人公は家中の包丁や金槌など、危ないものを全部集め、引き出しにしまい鍵を閉め、その鍵をトイレに流した。すると、時計が3時を指した。主人公の頭にまた激痛が走る。
気づくと、主人公は自分のマンションの屋上から落ちる寸前だった。
(いやだ!!死にたくない!!!)
主人公は医者に駆け込んだ。
「先生!!俺はまだ死にたくない!!助けてください!!」
「落ち着いてください!!!大丈夫ですから!!!」
医者は必死に主人公をなだめる。すると、泣き叫んでいた主人公が急に静かになり、立ち上がって病室から出て行ってしまった。
「・・・・?」医者は不思議に思った。そして、はっとして時計を見ると・・・・3時になっていた。
「待ってください!!」
医者は慌てて主人公を追いかける。しかし主人公はエレベータに乗って、上に上がってしまった。医者は急いで階段を駆け上がっり、屋上に行った。
主人公は屋上の端に立っていた。
「・・・あぶないっ!!!」
医者は駆け寄ろうとしたが、間に合わなかった。主人公は飛び降りてしまった。「ドサッ」・・医者は立ちすくんだ。
画面が変わる。主人公は病室のベットで寝ていた。横を見ると妻が立っていた。
「あなた!!気がついたのね!!!」
うれし泣きする妻。主人公はいったい何が起こったのかわかっていない。そこに医者が入ってきた。
「気がついたのですか!!」びっくりする医者。
あなたは、この3ヶ月間、意識不明でした。しかし、きがつくとは・・・・奇跡としかいいようがありません。」
 実はあの時引ったくりに殴られたのは、主人公の奥さんではなく、主人公本人だったのだ。
「あなたの意識がない間、ある薬をあなたに注入していました。意識が戻る薬です。しかし、まだ未完成だったため、効き目は8分間しかなかったのですが・・・それでも奥さんがやってくれというので。」
 主人公は全てわかった。主人公は、意識の世界ではなく、本当の世界で生きたかったから、向こうの世界で自殺をして、戻ってこようとしていたのだ。だから向こうで死んだとき、こっちの世界に戻ってこれたのだ。
 病院の屋上に妻といる主人公。
「少し風がでてきたわ。戻りましょうか。」妻が言う。
「いや・・もう少し、こうしていたい。」
主人公は妻の手を握った。微笑みあう2人・・・・・

コメントまとめ

普通だね。 2つの世界・・。

可もなく不可もなく・・・みたいな感じでしょうかね? ハッピーエンドが個人的に好きなんで・・・。

自殺しようとしてたのは、精神世界ってことですよね? それにしても自分は死ぬ気ないのに、自分に殺されるって怖い…;;

なんちゅーええ話や 泣けてくるわ

安心させておいて悲劇か惨劇になるのかと思いましたが、穏やかに終わりました。

えー話しや!鳥肌が立った。 強盗から奥さんを身をもって守った。主人公。しかし、本人は奥さんが死んだと思っていた。奥さんの所に行くには死ねばいいのに、死にたくないと奥さんの位牌に泣き縋る主人公。そして、結局生きたかったんだと分かる結末。命が軽いこの番組のストーリーの中で清々しい。 この夫婦の愛情にやられました。 そして、何より、山田優(奥さん)のファンなので、死んでなくてよかった。 ハッピーエンドでほんまによかった。

普通ですね、はい。まぁまぁ良かったと思います。 でも世にもには沢山の良作があるので、★二つが妥当と言ったところでしょうか。 最後にどんでん返しがあるのかと思ったら、そのまま終わってしまったんで「あれ?」って思ってしまったけど、 悪い癖ですね、世にもはいつも突拍子もないオチを期待してしまいます。 でもこの終わり方が、一番良かったと思います。

「あけてくれ」とかなりかぶってませんか。まあ、あちらは直接見てはいないんですが。

ストーリーとしては素直に感動できて好きなんですけどね・・・。

夢オチはないだろ!

最後が少しい、まいちで奇妙でした。

なんかさ〜、ハッピーエンドで終わったからいけなかったんだと思うな。

この世はあの世だったのか。
俺も自殺してこの世に戻ります…。

あんまり・・・面白くなかった。
「え?これで終わり?」
拍子抜けしました。

ひったくりはないでしょう・・・でも、いい話でした

面白い 星新一のショートショートみたいだ

最後のあのシーンでいきなり男が立ち上がって動き歩きだす妻はなにがなんだか分からず困惑する男の腕時計がアップになる時間は3時

とかいうオチだと思った

下の人と同意です。
そしたらこの作品は
ブラック系に入るんかなー?

おもしろいと思っている方には申し訳ないけど・・・私は、これは最近見た「世にも〜」でいちばんつまらない部類の話に入ってしまった、と思った。
夫婦の愛情とか、そんなものもメッセージに込められているのかもしれないけど、正直夫婦役の二人の演技が微妙すぎた気が・・・。

ラストシーンはなんとなく意味深な気がしたけど、結局このままハッピーエンドなのかな。べつにハッピーエンドが嫌いなわけじゃないけど、この場合なんとなく消化不良に感じてしまった。

佐野さん出てるんで怪作期待してたんですが、なんか平凡な感じで…

これと類似した懐かしい映画にメラニー・グリフィス主演の『チェリー2000』があります。お気に入りのアンドロイドの恋人がショートしてしまい、同じ型のアンドロイドを探しに行く、という感じ。

おもろかったよ
自分に置き換えて見ると怖いと思う
意識がないところで自殺しようとしてるってのはいつのまにか死んでましたってことでしょう?これは怖いですよ
夢オチか〜とは思いましたが物語はオチだけじゃありませんからね

坂口さん当時かっこいいですね。でもこれは感動していました。

良い感動系ですね。
とても面白い作品です

バッドエンドかと思ったら、言い終わり方だったから「あれっ」と思ったら、感動系だった(;・∀・)

屋上でのラストシーンの空が印象的です。

死後の世界から開放されて、清々しい「生」を身体いっぱいに感じていたであろう主人公。
現実世界の清々しい「青空」が、その気持ちを何倍にも大きくしてくれたであろうと思います。

逆に死後の世界の空というと、どんなイメージを持たれますか?
地獄の空は、やはり黒とか赤でしょうか。
天国の空は神々しく輝く黄色とかクリーム色?
個人的にはそんなイメージがありますし、そうした絵画も多い気がします。

そんな世界に引き込まれそうだった主人公が目覚めて最初に見たのが青空であれば、生を強く実感できた「はず」なんです。
ラストシーンでの空はクリーム色でした。

この話、本当にハッピーエンドですか?

救われたいです。

午後3時分間だけ意識なくなるのちょっと嫌だけど最後感動系じゃない

すごい話でびっくりしましたoでも生きているっていいことですよね。

奥さんにあの世に引きずりこまれると思っていたら、意外な展開でびっくりした。奥さん役って、山田優でしたよね??

感動系ですかねこれ?

いや、これって生と死が完全に曖昧になってるし怖いわ
しかも意識を戻す薬で二重に怖い

感動系に見せかけて…最後は本当にこっちの世界かな?と思った。

ハッピーエンドなのこれ?
純粋にみるならつまらなすぎるし・・・
最後の終わり方不気味すぎて、最後の世界があの世かと思った

いまいちすっきりしないのはなんでだろう…(´・ω・`)

生還した後、もう一度大どんでん返しか…と「世にも奇妙な物語」らしさを期待したけど…。どんでん返しは無かったですね。

ふと「あけてくれ」っていう話を思い出した・・

そこそこだけど
なんか今一つって感じ

よくわかんない

私は病院で目を覚ましたのはあの世という解釈をしました
飛び降りた後死ぬシーンも映っていますし
最後の終わりのシーンのセピア色の夕日もなんとなく生きている世界のイメージをしづらいです(逆に元の世界はブルー調ですね)

ただしあの世もこの世も結局表裏一体で見方次第であるというのはそうかもしれません

まさかまさかのハッピイエンド…なのか?

じゃあもっと早くに死ねばもっと早くに戻って来れたって訳だね。どっちにしても良かった。文句無しのハッピーエンドだね

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