世にも奇妙な物語データベース

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放送回 2003年 秋の特別編
キャスト 江口洋介
脚本・原作 筒井康隆『鍵』

主人公(江口洋介)は毎日のように悪夢にうなされていた。妊娠中の妻も心配しており、彼に医者に行くよう勧める。
ただ疲れているだけだと言ったものの、やはり気になり医者に行く主人公。精神的ストレスが原因だと言う医者。
医者が過去の記憶と悪夢について尋ねるが、主人公が毎晩見る悪夢の内容は全く思い出せなかった。

泊まりがけで仕事をするためホテルに向かおうとしていた主人公は、若い頃に着ていたスタジャンを発見し、そのポケットから一本の鍵を見つける。元々仕事場として使われていたマンションの鍵だ。
彼はそのマンションを訪れ、鍵を開けて中に入った。そこでの事を色々回想していると、また鍵を一本見つける。昔働いていた会社のロッカーの鍵だ。

その会社に赴き、ロッカーを開くと、昔の主人公のアパートの鍵が出てきた。
今度はアパートに向かう主人公。恋人から勧められた「ライ麦畑でつかまえて」という本の中に、また鍵が挟まれていた。主人公が通っていた高校のロッカーの鍵だった。

高校のロッカーの中には写真が何枚もある。その中の一枚に、かつての恋人が写っていた。恋人の背後には古ぼけた家があった。主人公が寝たきりの祖母と暮らしていた家だ。
昔の実家はまだ残っていて、主人公は植木鉢の下からその家の鍵を取り出し、開ける。祖母の遺影を見て思わず懐かしんでしまう主人公。

仏壇を掃除しているうち、また鍵を見つける。そして床に血で出来た染みを見つけてしまう。
そこでふと恋人の事がフラッシュバックされた。
妊娠してしまった恋人。「これであなたは私の物」と嘲笑う恋人の顔。そして血まみれの包丁。まさか、まさか・・!

主人公が顔を上げると、物置から何やら血で汚れた布きれのような物がはみ出ている。「俺が殺したのか・・!」
主人公は意を決した様にその物置に歩み寄ると、鍵を差し込んで扉を開いた。
中を見て驚愕は主人公は、悲鳴を上げる。

主人公はそこで目を覚ました。
ホッとする主人公だが、ポケットの中には先程の鍵が・・。

コメントまとめ

ほんとにあったらこわいですね

関係ないかもしれませんが私はこのお話のタイトルを「鍵(かぎ)」というタイトルで覚えますよ。

原作は筒井の短編ホラーの中でも最高傑作だと思ってます。 それの映像化だけに危惧してたんだけど、 予想は悪い方にあたった。 特に後半の主人公が悪い予感を感じ取りながらも、 開いた扉の向こうに踏み出さざるを得ない心境が、 全く描写されてなかったのが残念。 そこがこの話の一番の見せ場なのに。 はっきり言ってこの話の展開じゃ 原作の恐怖感を三割も表現できてないです。 筒井ファンとして記憶から消したいドラマ作品。

つか殺人理由があんまりだろ なんであれで殺さなければならないの?

昔みた覚えがあります。なんかタンスか何かを開けてしまうんですよね。

自分が記憶してる中では結構面白かったほうだと思う。

ずっと忘れられないお話です。怖いと言うか、話の作りが上手すぎて…!! すごいですね。 こんなことがあったら怖いです。

怖い!

最近の世にもにしては,結構よかった。

全体的な雰囲気とか作品のモチーフは好き。次々に見つかる鍵、次々に開かれていく記憶・・・。
だけど、なぜか心にはあまり残らなかった。見終わったあと「ふ〜ん・・・」という感じ。

下の方が書き込みされているが原作のほうがおもしろいようなので、そちらを読んでみたい。

一人の女が自分の部屋で「13日の金曜日」のビデオの女性がジェイソンに殺されるシーンを見ている。
タモリが現れる。
「怖いもの見たさという言葉もあるように人間はどこかで恐怖を欲しています。それは人間が恐怖を感じると脳内で分泌されるドーパミンが一種の快感を伴う物質だからと言われています。しかし所詮ビデオは疑似体験にすぎません。自分には決して危険はおよばないとわかっているからこそそんな悠長なことがいえるのです。」
タモリが振り返るとビデオを見ていた女がいない。女はテレビ画面の中にいてジェイソンに襲われ殺されそうになり悲鳴を上げたところでテレビ画面が砂嵐になる。
タモリ「どうです?快感どころではありませんね。これからご紹介するこの五名の男女も奇妙な扉を開けてしまったがために本当の恐怖を思い知ることとなります。」
タモリ、リモコンでテレビ画面を変える。
五人の主人公がうつしだされる。
江口洋介「うわぁ〜〜!!」
矢田亜希子「来ないで!!」
中村獅童「な、何なんだよ!?」
谷原章介「無い!出口が無い!!」
八嶋智人「俺の影はどこに・・・」
タモリ「さて、最初の被害者は・・・」

あのタンスヵらはみ出てる布がちょー怖かった

てか誰が殺されたの??

警察官役の男の人光ゲンジの人にどことなく似てるよね

シャープな顔とか…

まあ良いや(苦笑)

鍵は松雪さんの演技、奇妙な雰囲気が良かった作品だね
最後の警察官がスッとでる所が特に怖かった

警官もそうだが 最初に主人公を凝視してくるジジイと工事中の人も怖かった

原作はラストが違う。

秋のリメイクでやるなら、原作通りにやってほしい。
確か殺したんじゃなくて、昔住んでた大家の孫娘(知的障害があり、醜女)を若さに任せて強姦して、その記憶を閉ざしていた。
最後の鍵は‥

>人殺してんのに忘れるか普通?
こういう想像力が微塵もない人間は、創作物に関わってほしくないな。
強烈な記憶ほど、自己保全の為に記憶を封じるケースがあるなんて最早常識。

↓「自己保身の為の記憶改ざん」が“常識”かどうかはともかく、その知識のありなしは想像力とも創作とも直接は関係ないと思うぞ。

ちなみにこの話、
「俺が殺した?(疑問形)確かめなきゃ…」→鍵を開け扉の内部を覗く→「うぎゃああ」→飛び起きる→終
なので、主人公が殺したか否か、どころか元彼女の生死すら確定してない。

コメ欄が原作推しなので自分も今度読んでみるけど、このドラマについては脚本も筒井センセーらしいので、これはこれでいいって事なんじゃないの?原作者的には。

原作・脚本が筒井康隆と知って、ちょっと残念(オチが無いから)。

ちなみに、一年ぶり以上のコメント。

妊娠した恋人の遺体を物置に隠してたと。そして物置の鍵は仏壇に、家の鍵は上木鉢の下に…と言う風に、証拠を隠そうとしたって事か。然し、過去に起きた自分でも忘れてる嫌な記憶って、普通人を殺して其れを忘れるかね

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