放送回 | 1990.9.13 |
---|---|
キャスト | 浜田万葉/下條正巳 |
脚本・原作 | 吉村和久 |
小夏(浜田万葉)は故郷の村に帰る途中の沼で奇妙な行列と出会う。それは「沼送り」と呼ばれるものだった。
祖父の家に到着し、彼の元気な姿を見てホッとする小夏。実は彼女が今日村に戻って来たのは、死んだ祖母が夢に出て来て「おじいちゃんを助けてあげて」と言われたからだった。
沼送りと遭遇したことを話す小夏。
それを聞いて動揺する祖父。
「沼送り」とは、死者の住まう世界である「沼」から、縁故者や友人がもうすぐ亡くなる人の元を訪れるというものだった。
だが、罪を犯した者は「沼送り」されない。
「昔、戦争に行って人を殺した。罪を犯した自分は沼には行けない」
悲しむ祖父。
沼送りしてもらえなかった人は、死後に縁故の人達に逢う事が出来ないとされていた。
その回避策として、沼のほとりで自分そっくりな「人面草」を見つける事が出来た人は罪を赦されて沼に行けると聞く小夏。
小夏は祖父とともに必死になって「人面草」を探すがどうしても見つからない。二人が諦めかけた時、祖母の幽霊が現れる。
人面草が見つからないと嘆く祖父に答える祖母。
「何バカな事を言ってるんです。小夏が居るじゃないですか」
人面草とは、その人の血を受け継ぐ子孫の事。祖母は「沼送り」のために祖父の前に現れたのだった。
近い内に訪れるであろう死を心安らかに受け入れる祖父。
小夏も、いつかは訪れる自分の死の際には「沼送り」されるような生き方をしていくと誓った。
広告スペース
コメントまとめ
じーんときました、泣けますね
いいですなぁ。下條正巳さんが素晴らしい。 浜田万葉ってどこへ行ってしまったのでしょう。
この物語が一番心に残りました。 田舎の風景、風習、そしておじいちゃんと孫の心の交流が、たまらなく素敵でした。
良いお話だと思います。 浜田万葉が「おじいちゃん・死んじゃやだよ…」と下條さんにすがり付いて泣くシーンや、沼おくりか叶い、天国のおばあちゃんや村人たちと共に去っていくおじいちゃんに、涙しながら手を振って見送るシーンは、いつ観てもじーんと泣けてきます。 ドラマの中の・広大な田園風景や、百合の花や野花が咲く・このお話の中の夏の田舎の風景が心に焼きついていて、夏の日に田舎の方にドライブに行くと、このお話をいつも思い出します。
何度も涙がこぼれました。百合の花が咲く沼のほとりはもう天国の様な風景で‥不思議な光が点滅しながらお迎えが来た場面は本当に切なかった。死んでしまうのに優しい笑顔‥このお話の演出はもっと注目されるべきだと思います。
一番感動しまた。この物語は何度見ても泣けます。
この物語があまりメジャーでないのが凄く残念です。もっと注目すべきです。
女優の演技がへたくそで、イライラしながら見てました。
ストーリーも平凡で、惹かれるところがなかった。
これ再放送でみて感動した
う〜ん…
<エピローグ>
主人公がお墓参りをしている横の道でオープンカーに乗っているタモリ。
「人生を全うした人間が行き着く先がお墓だけだと味気ない気がしますが,この物語のように沼でみんなと会えるとしたらね・・・・」
車で走り去っていくタモリ。
<エンドロール>
温泉につかっているタモリ。
「ここは先ほどの村から数分の所にあるリゾート地です。もしかするとここも昔は沼だったのかもしれません。だとすると村の住人たちは一体どこへ行ったのでしょうか・・・・
それでは,また次回お会いしましょう。ふぅ〜・・・」
<END>
(この回では,エンドロールの後に再びタモリが登場するという珍しい回でした。)
演技が…
エンドロールの後にタモリが出てきた!
「沼送り」「人面草」といったことばも神秘的で良いし、映像も美しかったのだが、話の構成はいまいちですね。
これお婆ちゃんと一緒に見ました。
感動したのを覚えています。
最後に出てきたタモリさんに笑えました。
孫娘って,いいですねえ
うーん。女の子が棒読み過ぎて残念。
自分に似た花ってどんな花なんだろー?
ちょうど今日12月29日千葉テレビで再放送してるのをたまたま見ました。初めてです。
いい話でしたね、最後のお別れが感動しました。
素直にいい話だと思えました。
ただ、エンドロールの「ここも沼だったとしたらここにいた人達はどうなったのでしょうか」の締めにはなんかぞくっとくる後味の悪さがありました。
いい話でした(涙)
この回のEDはタモリのドライブw
女優の演技が下手すぎる。。
ぬ、ま、お、く、り のたぬきメイクの男の子が恐かったー!
内容は恐くないけど、子供の頃見た時はあの群衆が恐かったな(笑)
途中までは、横溝正史の世界を思わせるホラー系かと思いましたが、最後はいい感動系の話でしたね。沼におばあちゃんが出てきてからのシーンは最高でした。自然と涙が出てきました。
浜田さん最近みないけど、元気かなあ?
ドヴォルザーク: スラヴ舞曲 第10番が、ドラマの雰囲気を盛り上げていた。
オイラこの物語大好き。見て涙が止まらなかった。死者の住む世界が沼…死者だから息が出来るか出来ないかは関係無いとして…どんな世界なんだろうね