世にも奇妙な物語データベース

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トカゲのしっぽ

放送回 2002年 春の特別編
キャスト 柏原崇
脚本・原作

主人公はピアニストだった。
しかし黄金の右手と呼ばれた彼の右手は事故により使えなくなってしまっていた。それを医者に話した所、トカゲのしっぽの話をされる。
トカゲのしっぽは何度切っても再生される。
その再生能力を用いて、手を再生しようと言うのだ。
医者は怪しげな薬を主人公に注入した。
医者は彼には内緒で、切断した古い右手をホルマリン漬けにして保管した。

やがて主人公に真新しい右手が生えてきた。
ピアノコンサートが行われ、彼の復活コンサートが行われた。
しかし演奏の途中、右手が突然暴れだし、言う事を聞かなくなってしまった。
舞台は騒然となり、コンサートは中止となった。

彼が右手が暴れだした理由を聞くために、主人公に薬を注入した医者の元へと急ぐ。しかし、医者は何者かによって首を絞められ殺されていた。
ホルマリンの中に漬けてあったはずの右手が消えていた。

医者は、切断した主人公の右手から、例の薬で本体の方を再生しようとしていたのだ。
主人公は慌てて家に帰ると、妻が首を絞められ倒れていた。その目の前で、全身トカゲの鱗に覆われた男・・主人公が失った黄金の右手を手に入れたその男が、優雅にピアノを弾いていたのだった。
逆上した主人公はその男を殺し、暖炉に放り込んだ。

・・数時間後。
「そんな話が信じられると思うか」
刑事達が主人公を尋問する。
遺体に残された指の形などから、医者と妻を殺した犯人は主人公に間違いないと言う。
「本当ですよ・・なんなら暖炉を調べてみてください。まだあいつの痕跡が残ってるはずです」
主人公は冷静に言うが、刑事は信じない。
主人公は右手にはめていた手袋を脱ぎ捨てた。
刑事達は思わず目を見開いた。
そこにはトカゲの鱗に覆われた右手が・・。

コメントまとめ

不気味・・。 結構よかった作品だな。

面白いですけどノベライズ版と少し違いますね・・・。 ノベライズ版では主人公とトカゲの力で出来た分身と一緒に死ぬことになっているし、妻は助かっています。

うーん・・いまいち

この作品はウチ的に一番好きな作品です!!ノベライズ版遺留品だと、最後に主人公和音が死んじゃって悲しい話でした。 でも、テレビでのオンエアでは、オチがいいですね〜!!柏原崇さんがとても役にあってて良かったと思います。

同じくいまいち・・・・。

珍しく良作

そうですか。

たしかに奇妙な話で世にもっぽい。 トカゲの手が気持ち悪かったですね。

演奏曲はショパンのワルツ第7番嬰ハ短調。物悲しい旋律と美しい中間部のメロディーというコントラストがあり、比較的有名な一曲です。

この元ネタは、「スパイダーマン」の リザード(トカゲ男)ですね。右手が再生 するって

小説と全然違う・・・。

これは、今までの中で一番好きです。
柏原さんも良かったし、曲も素敵でした。

これ見たとき小学生だったけど、怖いとかそういうのじゃなくて、哀しくて切なくて泣きました。
最後、警察達にピアノを聞かせるシーンで、
「残念です…黄金の手で聞かせられなくて」
と言ったセリフが哀しかったです。

あたしがこれを見た時まだ小学生でした。
とても衝撃を受けた作品です。
でも、トカゲの手が怖かったです。

懐かしいなあ〜(^O^)

もう一回みたい作品です。物悲しい旋律が、まだ頭から離れません。
同じく、衝撃うけました。

これ、ノベライズ版もあるんですね。ちょっと気になる。

雰囲気はよかったんですが、ストーリーの締めがいまひとつですね。
小説版では、家が炎で崩れ落ちるなか主人公はピアノを弾き続ける、という感じのラストだった気がしますが、これを実際に映像化したら予算オーバーになってしまうので、ムリに脚本を変更した感があります・・・。そのため映像版は中途半端な印象。
ちなみに、小説版で鍵になっている曲はバッハの「主よ、人の望みの喜びよ」だったと思いますが、これをショパンのワルツに変更したのは正解。この作品のもの哀しい雰囲気によく合っています。

演出全体があからさまにナルシストっぽい雰囲気で、怖さを感じる前に物語に入り込めなかった。

プロローグ ピアノの鍵盤に乗っている一匹のトカゲがいる。そこへタモリが 「ピアノとトカゲ、一見遠くかけ離れたものです。しかし、それらをつなぐものが一つだけあるとすれば・・・それは、あるピアニストが体験する世にも奇妙な物語の中に・・・」 不協和音が鳴り、本編スタート 途中の音符がトカゲに見えるところは気持ち悪かった・・ 音楽が流れている場面も雰囲気がよく、ここ最近の中ではよい作品だと思います。

手がトカゲの手がとっても気持ち悪かったです。感触がと怖い感じです。

主人公は何も悪いことしてないのに、
結局黄金の右手は戻らないでトカゲの右手になっちゃうわ
自分の分身のせいで2人殺したことになってるわで
あまりに悲惨すぎる…。

個人的には一番好きな作品かも。
奥さんの為に、レクイエムを弾く主人公が切なくて良かった。

子供の頃見てなんかこわいなって思った

トカゲよりもヒトデの方がしっくりくる……
ていうか「とかげのしっぽ」ってグルグル思い出すよね。

かわいそう。ほんとに、、

柏原崇あんまり見なくなったけど、この話覚えてるな〜

放送当時は小学生で主人公の分身の顔がトカゲのように鱗で覆われてるのが怖くて気持ち悪い印象でした
手の皮がずるっと剥けるシーンも衝撃的でトラウマもんでした
あれから13年経って観たら主人公も可哀想だけど分身が可哀想過ぎて切なかったです
見た目は化け物に作られて、でも心は人間で
殺すつもりではなかったのにトカゲの力のせいで愛する人を殺してしまうし哀しいお話だったんですね
もう一度見れて良かった

主人公の右腕に生えたトカゲの手と彼の黄金の右手から生まれたトカゲ男も結構グロかったが、話の流れから「事故が切欠でマッドドクターに人生を弄ばれた天才ピアニストの悲哀」とでも言うべきか、切ない系の作品とも思えるな

蜥蜴は外敵に捕まりそうに成った時に自分で尻尾を切って逃げるんだよ。自分で切った時は生えて来るけど…故意に切っても生えて来なかった気が…

↑のあらすじにも過去ログにも書かれていない細かいことだが、確か本作は柏原崇演じる主人公"藤堂和音"の屋敷内での供述(作品内の時間軸では終盤)で始まったのだよな。
本作の細かいラストも↑のあらすじにも過去ログにも書かれていないので、自分の覚えている範囲で補完してみる。

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(屋敷内で藤堂和音がトカゲ男と対峙した後)
場所は変わって藤堂の屋敷の前、中からピアノの不協和音が響く。
外で張っていた刑事達は、藤堂が殺人を犯したと判断し屋敷内に突入する。
そこで目にしたものは、立ち尽くしている藤堂と近くに横たわる妻の死体、そして激しく燃え盛る暖炉だった。

藤堂「刑事さん達が中に入った時、俺は奴の死体を暖炉の中に放り込んだところでした。
トカゲの右手のせいで黄金の右手の演奏は出来なかったけど、
トカゲの馬鹿力のおかげで俺は奴の黄金の右手に勝つことができた。
これで俺の話は終わりです。
嘘だと思うなら暖炉の中を調べてみてください。奴の骨ぐらいは出てくるでしょう。」
刑事「そんな作り話が信じられると思うか?藤堂和音、お前を逮捕する!」
藤堂「逮捕するならすればいい。
でもその前に、妻への別れの曲を弾かせてくれませんか?
約束してたんですよ。右手が治ったら聴かせてやろうって‥‥」
刑事「いいだろう。その代わり、署で洗いざらい吐いて貰うからな!
まったく、そんな包帯で誤魔化せると思ったら‥‥」
藤堂「黄金の右手の演奏の演奏じゃなくて残念でしたね‥‥」
そう言い残し、右手の包帯を取り去る藤堂。
その中から現れたものは、トカゲの鱗に覆われた右手だった。
(この男の話は全て本当だったのか‥‥!?)
愕然とする刑事達には目もくれず、静かにピアノを弾き始める藤堂。
その旋律は、切なげに夜の屋敷内に響き渡った‥‥
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うろ覚えでもあるので、正しい内容を覚えている人がいたら補完を願いたい。

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