放送回 | 2001年 秋の特別編 |
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キャスト | 中谷美紀 |
脚本・原作 |
今の世にはあだ討ち法というものがあった。
あだ討ちは親族の義務であった。
今ではそのあだ討ちをテレビ放送していた。
その番組をあだ討ちショウといった。
あだ討ちができるゾーンが決まっていて、
そのゾーンの近くには野次馬が集まるあだ討ちバーまであった。
主人公は憂いのある美人顔の蘭さん。
―ホントはあまり乗り気じゃない。
―鬼塚が憎いことは憎いの。
―でもあだ討ちなんて。
武器はなににします?
ボーガンなんてどうです。ほら力いりませんし。
蘭さんのカタキ役は鬼塚さんという人です。
蘭さんのお父さんはこの人に殺されてしまいました。
私たちは決して犯罪者を許さない!
今日は頑張って下さいね。
幼稚園の子供たちも応援してますよ。
センセーちゃんと殺してね。
おおっと蘭さんカタキを追い詰めたようです。
とうとう蘭さんもやる気になったみたいですね。
カタキが何か投げてきました。
蘭さん大丈夫ですか。
ああ肩をかすっただけですね。
血が出てるけど大丈夫でしょう。
―なんでこんな目にあうの!
―ああイライラする。
―スタッフは薄情だし。悔しい。憎い。
ああっ、カタキの人ゾーンから出ちゃいましたよ。
どうやらあだ討ち法反対派がフェンス破っちゃったようですねぇ。
どうします?
え。はい。続行です。あだ討ち続行!
カタキの人がみつかりました。
なにやらわめいています。
「俺が、俺があんたらにないかしたってのかよ。
狂ってるよ・・・・狂ってるのはあんたらの方だ!!」
「撃て撃て撃て撃て!!!」
紆余曲折はありましたが、いよいよフィナーレです!
さぁ蘭さんズバッと撃って下さい。
―憎んでも憎みきれない。許すことなんて出来ない。でも…
蘭はボーガンを空に向けて放った。
広場の空に吸い込まれていく矢。
蘭さん?どうしたんですか?
「みなさん。私はあいつを許すことは出来ません。
でも、でも暴力ではなにも解決できないんです。
あいつを殺しても父は生き返りません。
私は・・・あだ討ち権を放棄します!!!」
・・・・・・
固まるスタッフ。
ピュー!
凄まじい速さで何かが落ちてくる。
上に放った物は当然落ちてくるわけで。
グサッ!
―え?
蘭は目を疑った。
ボーガンが頭に刺さって、倒れる鬼塚。
おみごと!!
一同拍手。
あだ討ちおめでとうございます!
お疲れ様。撤収!
あ・・・・はいはい?え。そうですか。
ちょっとまってください。
あの。鬼塚さん犯人じゃないらしいよ。
真犯人は双子の弟だって。
そんな・・・。
蘭の目の前には鬼塚の父親が立っている。
「大事な息子をお前は・・・・!!!」
「走って」
「え?」
「走って。あだ討ち方をご存知でしょう。今度は貴方が逃げる番です。」
「RUN!RUN!RUN!」
あだ討ち続行!番組はまだまだ続きます!
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コメントまとめ
最後のボーガンが頭に刺さるところだけ コメディーっぽかった。
父親じゃなくて兄弟と記憶していたが
面白い!! 逃げる犯人が双子の弟だったとは・・・ 急展開で今度は主人公が追われる! これこそ求めていたオチなので、すごく嬉しかった(笑
おもろい
警察があだ討ちしていいって言ったからやっただけなのに、そいつを殺して罪になるのは強引すぎる。
ちょっと話が強引かな?それと中谷美紀かわいい
仇討ちの何たるかを知らないヤツが作ったんだろうな。 あと展開が馬鹿すぎる
これイイ
これを見た当時、すごく衝撃を受けました。 特に「センセーちゃんと殺してね」っていうところとか。 馬鹿馬鹿しいけど主人公はかわいそう。
あ〜あ・・・としかいえない
これは、仇討ちだけど、やってることは、人殺しだから法律的にも良くないし、なぜ生で放送をやるのだ。現時点に、あまりにも過激な映像でショック死したというお年寄りがいるのと教育条良くないことでSFである。フィクションで当たりまえだけど野球中継(本当ににあるようなこと)と雰囲気(演技)で信じ込む人も数多くあるから返ってよくない。 これは、?(クエッション)の誤魔化しの文ではない。
たしたこれ、最初に放送した分は途中、
野球中継があって、再放送したらしいよ。
この話、見たい。
ディレクターは菊池均也さん、
役人は佐渡稔さんが演じていました。
加害者(被告人)の人権。被害者とその家族の法律的救済。死刑制度。低俗なメディアの扇動。
色んな事考えさせられました。
この番組実際にあったらもの凄い無責任な番組だとおもった。
だってそうじゃん
みんなあいつ殺せっていってるのにさいごはみんな主人公をころせっていってるじゃん。
90%はおまえらのせいで人殺しになったんだよっ!!!っていいたいね。
人の命をあまく見すぎだ!!
よくできています。ただ、同時期にヒットしたドイツ映画Lola renntの音楽を最初から最後まで全くそのまま使っているのは著作権上かなり問題あるのではないでしょうか。この映画はドイツ国内では知らない人はいないくらい有名で、日本でも公開されたはずです。
これ見てましたよ。「先生、早く殺してね。」「殺してねー。」でCM入って、途中に野球中継がありましてそれもずっと見てました。それが終わるのが延くて、試合決まんなくて再開したんだと思います。このストーリーだけ終わるのが長く感じて、面白かったと思います。
最後は萎えたけどいい!
確かこの時だったな〜突然野球中継が入ったのは、「臨時ニュースでもないのに番組を中断するのはやめろ」ってフジテレビに投書しました。
個人的にはこのオチで良かったです。
この理不尽な展開が世にもの醍醐味。
プロローグ テレビの画面にタモリが映っている 「かつて日本には、犯罪が少なく暮らしやすいという安全神話がありました。しかし今では凶悪犯・・多発・・奇妙な世界・・・(テレビが砂嵐に)」 そこヘタモリが来る 「申し訳ありません。電波障害が起きてしまいました。・・おっ、奇妙な世界の番組が交信してきたようです。」 画面に走る女性が映る。本編スタート 展開がスピード感があって良かったです。
「いいかげん」同様、不条理さに泣いた作品。
しかし、過失致死は立派な犯罪だし、家族を失った者の心の傷はそう簡単には癒えない…。
いかんいかん、つい考え込んでしまった。
幼稚園の園児達が『先生ちゃんと殺してね』っていってるところが笑えた
オチが微妙。。。
もう少しサスペンスっぽくして欲しかった。
発想は面白いが
ちょっとデコレーション付けすぎ
もっとシンプルでよかったのでは?
S・キングの「バトルランナー」に似てるよーな
サスペンス系じゃなくてブラック系だろ・・・・・カスが
これは僕が3歳のときに見たもの。
おもしろくて野球中継が終わるまで待ってた
記憶がある。
チョイ微妙.....もっとスリリングな方が良いと思いますねぇ〜
こないだcsで再放送やってました
他の話とは何か違う作品だったと思います
なかなかおもしろかった
くだらない。いい歳した中二病なやつが作った自慰作品。産経フジが作るのは犬の糞以下のものばかり。仇討なんて封建時代の支配者の都合の良い一種のプロパガンダ。日本人全般がガキ過ぎる上にモラルがないので、こういったものが出回る。死刑が決定した死刑囚は結局は死ぬのだから絶対に反省なんてしません。死後の世界から帰ってきた人間なんてのはこの世にいません。はっきりいってオチからして独りよがりの独善番組でした。
何言ってるんだお前?
仇討ショーはそういう経緯で作ったわけではないだろ。
なーんか最後のオチがイマイチだったような…もう少しひねってほしかったかも…
この話、大好きです。
ラストの主人公にちょっと、同情しました。。。。。
誰か「ブサヨの逆襲 2012-03-11 18:34:54」の投稿の意味がわかる人います?翻訳してほしいんだけど。日本語であることは確かなんだけど、言ってることが「あっち行ったりこっち行ったり」で、何が言いたいのかよくわからん。
凄い法律だよねこれ
冤罪ならどうするんだって思ったけどそれならそれで間違えて殺した奴を逆に仇討ちとして殺せばいいなんて言うんだから
これ主人公が殺人犯を追い詰める
→殺人犯の口から「いい数字稼ぎになると制作陣から大金積まれて仕方がなくやった!大金さえあれば俺は自由の身になれると!」という衝撃の真実が告げられる(フジによる究極の自虐ネタ?)
→怒りに燃える主人公「次の仇討のターゲットはお前たちだ!!」と叫んでカメラに襲い掛かりEND・・・
だったら誰も文句言わずに済んだのでは?
(と思ったけど放送当時はそれ以前の問題というべき事件が起きてたみたいで・・・)
「ロック・スピリット」無くして、この題材に手を出しちゃあきませんわ・・・
BGMはもとより雰囲気まで「ラン・ローラ・ラン」に似せてるのはちょっと「オイオイ・・・」って思った
昨今のバカも、当時のバカも変わらない。故に生まれた作品なんだろうな。
暴力的な欲求を娯楽に変えて満たそうとする。
そんな連中は今もネット上に大勢いる。
いまだにこの仇討ちショー覚えてる。
ラストが敵と真正面に向かって確実に打てば殺せるのに、確か天に向かってボウガンを撃って「私はこんなことしたく無い!意味が無い!」みたいなこと言ったのに、犯人の頭の上にボウガンの矢が突き刺さって「仇討ち成功!」みたいな。
確か仇討ちショーあたりで一回野球中継かなんか入って
23時くらいまで見られなかったような…
殺された弟の仇は討つ。
まあ仇討ちは必要かも知れんの。儂だって孫の頼子が殺されたりしたら犯人を噛み殺してやるわ
暴力では何も解決できない…明らかになにもしてない奴をやっつける…これは駄目だ。家族や恋人を惨たらしく殺されたら同じ方法で復讐する。これは間違いかね?人は平等でなければならないなら何も間違っちゃいないだろ。犯罪者の人権?更正の余地あり?人を殺しておいて何を言ってるんだよ…って話