放送回 | 2001年 春の特別編 |
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キャスト | 川岡大二郎 |
脚本・原作 |
第二次世界大戦中、敵国空爆の重大任務を背負ったまま、作戦途中で謎の七色の雲に巻き込まれ、忽然と姿を消した戦闘機『雷神』。それが突然現代に姿を現した・・・。
別世界に迷い込んでいるという状況を理解せぬまま、任務を遂行しようとしている戦闘員たち。このままでは、世界が大変なことになる。
『雷神』の通信兵、本田正生の孫にあたる本田時生(川岡大二郎)が急きょ、説得のために呼び出される。
「おじいちゃん、聴こえる!?」
時生が通信で正生に呼びかける。
自分が正生の孫で、正生達が七色の雲を通ってタイムスリップして来たことを話すが、なかなか信じようとしない。
時生は、正生の遺品の中にあった本を取り出し、そのタイトルが「タイムマシン」であることを告げた。
正生の心がようやく少し動いた。
正生が今持っていた本は、時生が持っている本と同じだったのだ。
「今からこの本に文字を書く。私の予想では、この本に何か書けば、同一の本であるその本にも文字が刻まれるはずだ。何と書いたか当ててみてくれ」
正生は、本の表紙に「未来」と描いた。
「未来・・未来って描いたでしょ?」
時生がそう言うと、正生はタイムスリップして来たことが真実であると確信した。
彼の言うことを信じて、戻ろうという正生だが、仲間は「お前はアメリカに騙されているんだ!」と通信を切ってしまう。
揉める二人にその部隊のリーダーが、
「俺はその本(タイムマシン)が嫌いだ。その本に描かれている未来は、暗いものばかりだからだ。未来は、明るいものでないといけない」
正生は頷いた。文句を言っていた仲間もゆっくりと頷いた。
「撤退するぞ!」
『雷神』は旋回し、引き返し始めた。
『雷神』が七色の雲に包まれ、レーダーからランプが消えた。
『雷神』は、元の時代へと戻って行ったのだろう。
時生が持っていた本には「未来よ、輝け」と書き続けられていた・・。
しかしホッとしたのも束の間、今度はアメリカの戦闘機・B29が複数日本に押し寄せてくるのがレーダーに映った。
呆然とする一同。
雷神が姿を消した同時刻、アメリカの空軍でも行方不明になった部隊があったのだ・・。
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コメントまとめ
無理がある話しですが好きです。 映画「ファイナルカウントダウン」が日本とアメリカの両方に起こったと考えます。
この物語が好きです、感動してた。
何かあるんじゃないかと思っていましたが…してやられました。
「〜は燃えているか」のフレーズは66年の名作映画「パリは燃えているか」が元ネタですよ。 それはそうとなかなか面白かった。 せっかく希望あふれるラストかと思いきや、暗雲立ち込める展開が予想されるオチは世にもらしい…。
「〜は燃えているか?」 サクラ大戦3の方が映画のタイトルをパロっているんですんよね。 ラストこそが現在の平和ボケ日本に対する警鐘なのかも…
手垢の付いた題材としては及第点の出来かな。 あと「パリは燃えているか」のおおもとは、第二次大戦期のヒトラーの台詞ですよ。
小説版では、太平洋戦争に帰った「雷神」の代わりに時空の狭間から湧き出すのは、 B-29一個編隊ではなく、 広島・長崎に続き、三発目の原爆を東京に投下すべく日本へ向かったB29爆撃機「グレイト・キング・オブ・テラー」号になっている。
これを見ている脇で 「アメリカ首都に行くなら太平洋通らないほうが近いんだけどね・・・」 とかほざいた友達に 「ドチクショウ」と思ったものでした
面白いからいいじゃないか。
最短距離でないのは、隠密作戦だからなのかと。
単体映画でやれよって思ったし
この話ちょっと長めだし、 音楽もものすごい壮大だったし、 まるで映画を観ているような気分だった。 ちょっと上の方も言っているように 映画(映画の特別編)でやってもよかったかもとか ちょっと思いました。
飛行機がタイムスリップするというコンセプトは、世にも奇妙な物語の元祖であるトワイライトゾーンの「33号機の漂流」が元じゃないかと思いました。 これはこれで面白かったけど、「33号機の漂流」を日本版としてリメイクして欲しい。
雷神が迎撃ミサイルを回避して本土に近づいてる状態がレーダーに映ったときは見たときは思わず「雷神がんばれ!!」と目頭が熱くなりました。
雷神が過去から未来に移動した後B29「グレート・キング・オブ・テラー」来たという出来事 オーロラから雷神が、退却する所を見計らって、接近したと思う。 だが、オーロラで過去から未来へ来てしまって、東京に原爆を落としてしまう。 まるで「タイムマシーン」の挿絵と同じ。
「無理がある話」と書いてる人。 SFに無理なんて有りません。 そんなことを言ったら、スパイダーマンって、なんだ。蜘蛛になるなんて、無理だよ。サンドマンって、なんだ。人間が砂になるわけ無いだろ。ということになって、SFというジャンル自体が無理になってしまいます。 現実とドラマをごっちゃにしないでください。
タイムトラベルの話はリアルでしたね、本当にありそうでした。
トワイライトゾーンとどっちが元ネタなのか気にした時期があったけど、
松本零士だか新谷かおるのマンガにもこの話の導入部と良く似た話があるので
使い古された感とかなり既視感を感じました。
その後は少し弄ってたようだけど、
「敵国空爆に出かけた日本軍の爆撃機」と
「アメリカのB29」が同じ場所へ爆撃しようとおいでになるのは、
いくらSFでも御都合主義すぎやしませんか?
計器が狂おうが不思議現象が起ころうが、対象が日本ならその確率は1/4ですよ。
川岡大次郎さんってどんなドラマに出てるんですか?
いいお話だったのに最後のオチのせいで台無し。
「蛇足」とはこういうことを言うのですね。
フツーにおもろかった
落ちが最悪だぁ
ほんわか系で終わらせろ!
星野之宣の漫画にも似たようなのがあったと思う。
ほんわかさせてダークなオチもこれはこれでよいかと。
オチでどんでん返しが待ち受けるのが、
世にも奇妙な物語の大きな魅力の1つ
だと思います
オチがブラックなのは正直残念でしたが、
これが世にも奇妙な物語らしさとも言えるのかも。
少なくともその前までの話は凄く気に入ってます。
オチマニアさんのおっしゃることはもっともだと思います。
ただ、この話に限って言えばこのオチはどうなんだろう?と個人的には思いますねw
タイムマシン系を見るんだったら「あの頃に帰りたい(タイトルはこれだっけ?)」をみた方が面白い。(リテイクしてるみたいだから)
プロローグ 「SFの父といわれているH・G・ウェルズが時間旅行をテーマにした タイムマシーン を発表したの は、1895年、今から100年以上も前のことなのです。ウェルズは、現実の世界が自分の予想よりはるかに悪い方向に向かっていると嘆きながら、1946年亡くなりました。SFの父ウェルズから見て未来であるこの21世紀、果たして良きものなのでしょうか、悪しきものなのでしょうか。」
先ほどプロローグを入れました。この話は最近貼られたので見たのですが、雰囲気や話の内容がいいので好きになりました。確かに現在の私達は戦争に対する考えを改めないといけないと思います。
うーん・・・
確かに世にもといえばどんでん返しですが、こればっかりは感動系で終わってほしかったなぁ・・・
内容は素晴らしかったです。
全体的に中途半端にコントっぽくていまいち。
感動系のまま終わらせてもよかったけど、やっぱり世にもはおちがあったほうがいいですね。
この話は本当に大好きです。
テレビより、小説のほうが少し面白く感じました
この話大好きです
感動系に見せかけておいてのブラックになるパターンの話は最高
雷神が向かった国で仕事してます。何か複雑な気持ちが、、、映像を観てみたい。
「雷神」のモデルになっているのは実際に計画されていた幻の陸軍機で、Z爆撃機とか富嶽と呼ばれているようです。もちろんCGでしたが、堂々たる飛行シーンは思わず目頭が熱く…。終盤のキャプテンの台詞は良かったです。ただ、最後があんなオチだったとは!
この話は是非もう一度観たいので、DVD発売・レンタルして欲しいですね。
だいたいタイトルがこの話しと関係ないじゃん!(まあ、チョットは関係あるけど・・・)
今さら発見。10年前に見た話ですが、強く印象に残っています。
引き返した理由は確か「天皇の命令は『敵国首都の爆撃』。この世界には『敵国』は存在しない」だったと記憶していますが。
オチは批判している人も多いようですが、自分はフィクションだからこそできる、これ以上ないオチだと思いました。
天皇の命令ってw 天皇陛下が命令するような事は開戦もしくは終戦等、国の存亡に関わる重大事項のみ。重要な攻撃等を命令するのは高級の指揮官が多い。
残念ながら未来は必ずしも輝いていません。
戦争やテロは至るところで起きているし、殺人事件だって毎日どこかで起きている。
本田正生さん、知恵を貸していただけませんか?
どうでもいいけど「雷神」は爆撃機な。
護衛機の居ない爆撃機なんて
アメリカならすぐ撃ち落とせるだろうに
危機感ゼロだわ
素晴らしい
昔、スカパーHD(現プレミアム)で放送した時の録画分が出てきたわ
小説通り3発目の原爆を積んだ爆撃機の方が絶望感増して良かったと思うけど
映像だけじゃ説明が難しいから手っ取り早くB29の大軍にしたんだろうね
シドニー・ルメット『未知への飛行』
さよなら6年2組でも思ったが今世界は太平洋戦争いやその直前の頃を彷彿させるような状態になっている。今に蘇ったb29や我が国の軍用機そして帰ってきた空襲被災者と言い世界中で紛争が起き右翼や左翼が力を持ちまさにあの時代のリメーク版ではないか。我々は今すぐ行動や生き方を変え明るいビジョンを持とうそうすれば2度と過ちをせず世界はいや宇宙はよい方向に行くだろう。
戦争は人類の消化不良を治す為に行われるものだ
無くすことなんかできない
キリの良い所で終わらせることを考えないと
長編映画化してほしい
ある種どんでん返しとも言えるラストに不満を唱える人も決して少なくないようだが、こういうしめやかに一筋縄では終わらせない展開は良くも悪くも世にも奇妙な物語らしいとも言えるし、自分的には十分に有りだと思う。
そもそもこういう、ハッピーエンドと見せかけてまだ不安や脅威は続くと言う終わり方の作品も他にあるし(自分が直ぐ思いつく範囲では「あけてくれ」とか)。
タイムスリップなんて非科学的な事を言ったって信じようとはしないだろう。オイラでも信じないね