世にも奇妙な物語データベース

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お墓参り

放送回 1990.9.13
キャスト 萩原流行/斉藤洋介/渡嘉敷勝男
脚本・原作 吉村和久

競馬と女に溺れ、働く事を忘れていた落合(萩原流行)。
行きつけのラーメン屋の店主(渡嘉敷勝男)から「もう来んといて」と言われて落ち込む。
その帰り道、占い師に人生相談している男(斎藤洋介)を見かける。

占い師はその男に「私を信じて。信じる者には必ず幸せが待っておる」と励ますが、そこに落合が割り込んできて「駄目な奴はどうあがいても駄目なのぉ」と茶化す。
男は泣きながら走り去る。

直後、占い師は落合に「あんたしばらくお墓参りをしてないね、お父さんが貴方を呼んでいる」
と言う。話を信じない落合に占い師は、「ぶつかる物に気を付けなさい。それがあんたを救ってくれるはず」と言い残す。

次の日、占い師の言葉がやはり気になっていたのか、落合はしぶしぶ墓参りに行く。お供えの花は隣の墓から拝借する。

墓地を出た時、車にぶつかりそうになり思わず「馬鹿野郎」と怒鳴る落合。車がストップした。それはヤクザの車で彼は暴行を受ける。
(ぶつかる物に気を付けなさい)
という占い師の言葉が蘇り、舌打ちする落合。

公園で休んでいると、競馬新聞のレース結果が目に飛び込んで来る。第三レースで3-3万馬券が出たらしい。
そう言えば先ほどのヤクザの車のナンバーは確か…
「品川33 は3-33」

その事に気づいた落合。慌てて再び父の墓に行き、「今日もう一度奇跡をお願いします!」とお参りする。

墓地から出た時バイクにぶつかりそうになった落合は、そのナンバー(6-66)を覚えて競馬場に向かおうとするが、その日に限って金が工面できない。
落合は仕方なくコンビニ強盗をし、その金で万馬券を当てることに成功する。

その日から父の墓に行って何かにぶつかり金を拾ったりして、まさに金が転がり込むという生活でいつしか大金持ちとなっていく。

ある日いつものように隣の墓から花を頂戴して墓参りを済ませようとする落合だったが、いつか占い師に人生相談をしていた男がニコニコ顔で立っていた。

男は刑事で隣の墓の持ち主だった。
「お父ちゃんありがとう、初めて手柄を立てる事が出来た」と墓にお参りする刑事。落合はコンビニ強盗や拾得物横領罪などで逮捕されてしまう。

「あの占い師の言ってたぶつかる<b>者</b>に気を付けろって、本当だったんだな」
と笑う刑事。
「あ゛ー!」

男は競馬場へと走る落合とぶつかっていたのだった。

コメントまとめ

タイトルからしたら、ホラー系かな? っと思いきやギャグ系でおもしろかったw

渡嘉敷さんはあんな役がピッタリ。笑顔で「もう来ないで」って言われるのってツラい。

面白かったです。

最後のテロップが横から出てきた。変わってて面白いですね。

萩原さんのキャラが面白い。

ホラーかブラックなタイトルかと思ったが、すっかり騙されましたね。オチは花盗みで捕まったけど、コンビニ強盗はどうした;;

バカですねー・・・

ギャグ系だね、これは

プロローグ:夜の墓地にて。

タモリ「人間には他の生物には無い特徴がいくつか存在します。その中でもお墓を造るという行為は、人間だけが持つ不思議な習慣でしょう。では一体、なぜ人間はお墓を造り、お墓参りをするのでしょうか?それまでこの世に生きていた証しが欲しいのか、それとも愛していた者に対する尊敬なのでしょうか?さて、今日はお墓が持つあなたが知らない力をご覧にいただきたいと思います。もし席を立たれるような事になれば、この主人公に替わって、次はあなたが奇妙な世界に出会う羽目になるかもしれないのです。」

これは面白いですね。

萩原流行が金持ちになってマンション一室で寛ぐシーンにかかる曲がソ連国歌とは時代を感じさせる。

あれだけ金持ちになっているんだから墓参りの花ぐらい買えるだろうに・・・

コンビニ強盗では逮捕されてないぞ

墓は死者の為に有るのでは無く、生きている人が死者の事を忘れない為に有るのです。某テレビゲームの名言を思い出したよ。墓参りは大切だよ。隣の墓から花を失敬して…何をしてんの何を。人が供えた物は既に供えた物だから意味が無いの

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