放送回 | 1999年 秋の特別編 |
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キャスト | 玉置浩二 |
脚本・原作 | 東野圭吾「マニュアル警察」 |
妻を殺してしまった只野一郎(玉置浩二)は、自首しようと警察署にやって来た。しかし係の人間に「自首しに来たんですが」と言うと、
「その件はただ今、本署が取り扱っている事件でしょうか?」
と婦警(山口もえ)に明るい顔で聞かれ、思わず首を傾ける一郎。
しぶしぶ「今朝殺してきたばかりなんですが」と言うと、
事件を届出してから、自首手続きを取って欲しいと言われる。
一郎は、事件の届出をしようと指定した窓口を訪れる。
「あのー自首したいんですが」
警官にギョロっと睨まれる一郎。
名前や住所、発見者、殺害現場はどこであるか等を答えさせられる羽目になり、それが済むと、今度は事実確認をするから待合で待ってるようにと言われる。
待合で待っていると、隣に居た男に、警察が効率をよくするために全てをマニュアル管理するようになったと聞かされる。
その時、二人の刑事が現れる。
「やあ只野さん、このたびはお察しします。憎き犯人を必ずや捕まえます」と話す刑事。犯人も何も、自分が殺したと一郎は言う。
「弱ったな・・こんな時どうすればいいんだ」
と刑事がぱらぱらとぶ厚い警察手帳をめくり、仕方ないからとりあえずこれから事件現場に行くと言う。一郎もそれに付いていくことになった。
現場に行く途中の車内でも、奇妙な質問がされた。
「奥さんのことをどう思っていましたか、次の1から5の中であてはまると思う物を答えてください・・」という具合に。
一郎が可愛がっていた鳥に服を汚されたため、妻がその鳥を殺した事が動機だと話すが、刑事にそんな話を今する必要は無い、と話を切る。
現場検証。先輩の刑事がすでに到着していた。
一郎はとりあえず「発見者」として現場検証に立ち会う事になった。
「凶器のタオルに見覚えは?」
「うちのタオルです」
「使いましたか」
「女房の首を絞めるのに使いました」
「使ったかどうかだけをお聴きしてるんです」
「使いました」
そこに警官がやって来て、
「警部!只野さんと奥さん以外の人間の指紋が検出されませんでした!」
「ということは犯人は指紋を消してったということか。うーん、犯人はよっぽど用心深い人間に違いない・・」
一郎は何か言いたげな目で警部の方を見つめる。
刑事達はこれから目撃者が居ないかどうか聞き込みをし、念のために今日一日この部屋に護衛をつけると言って一郎を退散させた。
(やっと自首できる・・)
一郎は疲れ顔で署に戻って、自首手続きを受けようと窓口を訪ねた。
しかし、突然警官達が一斉にどこかへと去って行った。
「12時から1時までお昼休み」の札を立てた。
「一分過ぎただけじゃないか!!」
一郎が喚き散らすも、それに答える者は居なかった。
諦めて一郎は署を出た。
腹が減っていた一郎はハンバーガーショップに入る。
「いらっしゃいませ!ようこそスマイルバーガーにいらっしゃいました。ご注文の品はお決まりですか」
店員の明るい声が響き渡る。
一郎「ハンバーガー」
店員A「ハンバーガー、はい。ハンバーガープリーズ!」
店員B「ハンバーガープリーズ!」
店員B「お飲み物はいかがなさいますか」
店員A「お飲み物はいかがなさいますか」
一郎「・・ハンバーガーだけでいい」
店員A「ホットもございますが」
一郎「ハンバーガーだけでいい」
店員A「大好評のサイドメニュー『さくさくチキン』はいかがですか」
一郎「ハンバーガーだけでいい」
店員A「ただいまサービス期間中でアイスシェイクが半額です」
一郎はうるさい店員を殴った。
店員B「きゃあっ!」
一郎「・・ハンバーガーだけでいい!」
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コメントまとめ
このストーリがめちゃめちゃ好きです。
「マニュアルなんて参考程度のものなんだ!」 って言いたくなってくる作品だ…
「何で逮捕しないの!」とシーン毎に笑っちゃいます(笑 こんな細かいマニュアル制度ができたら、z犯罪が増えそうですねー・・。 オチがよくわからなかったですけども。 (あれもマニュアルって言うんですかねぇ?
オチってw マニュアル化されてく社会に対する作者なりの怒りの表れなんじゃないかな?
この作者、凄いマニュアル通りっぽい奇妙な話を書きますね。
この世界はとても魅力的. 楽天的というか感情がないというか. なかなか素敵
最後はきっちり殴ってくれたのでスッキリできました。
これよく覚えてる 面白かったな
警察、マニュアルでいいのかよ。
原作が東野圭吾なんだ〜 これは声出して笑える。 気になったのが一点。 刑事役の一人って「踊る大捜査線」に出演 してなかったっけ?
この話とても印象に残っています。
今のこの世の中を皮肉っているかのような内容ですよね。
本当にこんな世の中になったらいいな、警察が市民を管理しない社会。今の世の中はマニュアル化なのに勝手な所だけアナログになっているのが腹立つ。玉置は結局捕まったのでしょうか、あれなら逮捕まで数年かかりそうです。
ハンバーガーだけでいい。
最後に店員が殴られて笑顔で
倒れていくのが面白かったです。
発想は面白いけど、こうダラダラと同じようなやり取りばっかりされると、とても退屈してしまう。
まぁ、最後のハンバーガーショップの店員とのやりとりは多少面白かったですが。
現在のマニュアルに満ち溢れる社会を風刺し、皮肉のこもった作品ですね。
これじゃ安心して(変な言い方ですが)自首もできず、
良心の残った犯罪者さんをさらに悩ませちゃいますよね(笑)
あ、まさか、それが本当の狙いなのか!?(爆)
かなり、、いや、相当ウケタ!(笑)
玉置浩二さんの演技も良いし、内容もいい!!
ハンバーガーショップの店員とのやりとりに関しては腹がよじれるかと思った!!
最初は微妙だな、と思っていたけど 最後、店員を殴って、「ハンバーガーだけでいい」は最高でした!
最初は微妙だな、と思っていたけど
最後、店員を殴って
「ハンバーガーだけでいい」は最高でした!
ハンバーガーおいしいよ。
原作を最近読んで、ラストに笑って、
“世にも〜”っぽいな、使われてないかなーと見てみたらあった。。
目の付けどころが良い。さすが東野さん。
ただ、小説と映像作品のテンポの違いは
ネックになるかな、と思います。
“かったるい!”っていう人も、
取り敢えず原作を読んでみてはいかが??
ロゴの「奇」以外の色全部黒ですね。
見ててむかついてくる物語、でも最後は店員殴った所がスッキリした。よって心理的に星5個付けました
今DVD借りてきて見たけど最高に笑えたww 玉置さんの演技が良い!
ネット掲示板上での犯罪予告に対して、何故か「警察に対する威力業務妨害」が成立する不穏な昨今。
市民の安全を守る行動をとるのは警察の業務そのものではないのか?それが業務妨害の結果というなら、署でお茶飲んでるのが警察の業務なのか?
どうせ同じ税金泥棒なら、マニュアル警察のほうが100倍マシじゃなかろうか。
すぐに自首をしてきた良心的な主人公がなかなか自首できないのは可哀相だった。でもコメディとしてはかなら良い作品。
東野圭吾さん原作……。さすがいい作品になってるねえ。
プロローグ 目覚まし時計が鳴っている 「この時計は目覚ましが鳴り止みません。でも、取扱説明書を見ればすぐにとめることができます。便利なものです。えー・・・」止めかたを探すが見つからない。時計は鳴り続ける。 「あー・・うー・・あぁっ!」本を投げ捨てる。そして時計をたたくと止まってしまう。 「もしかして、過剰なマニュアルは奇妙な世界の入り口なのかもしれません。」
いいですね。笑えます(笑)。
マニュアルのとこよりも
最後の鼻血に吹いたww
ハンバーガープリーズ!で笑っちまったw
旅先の駅でカメラを忘れコールセンターみたいなとこで自分のだって確認とったのに地元の駅でもまた
確認とらされた。
この話を痛感した。
面白い!
よくできてると思います。
おもろい!!
いいねー♪
最後笑った。
あらすじのとこホットじゃなくて
ポテトですよ
よかったです
完全にコメディーですね
面白かったです
山口もえがハマってますね。ああいう人が本当にその辺の警察署にいたら親近感わくんだけどなぁ。
面白かった。
早く自首させてやれよw
もっとも、世の中マニュアル通りの行動すら取れない人だらけなんですけどね。
なんか疲れたー
オチ最高
玉置浩二の当惑したような演技が自然で、最後が少しカッコよくて、その話を観たときは、ただ楽しんでいたのですが、自分が何度も(って二回だけですが。。)同じ話を繰り返していたとき、マニュアルの機械的な感じというか融通のきかない雰囲気に、やりきれない表情を浮かべていた玉置浩二扮する犯人の気持ちがよくわかりました。
くっそ面白かったww玉置工事の演技最高!
にしても警察は自主させたくないんじゃないかって思ったw自主じゃ手柄にならないからね~
皮肉たっぷりで最高に面白いですね
マニュアル対応しかできない可哀そうな生き物
玉置浩二はハイヌーンのイメージがあったけどこれも面白かった
ハンバーガー屋さんもマニュアルだったんだな
見ててイライラする
これのラストでスッキリするやつほど危険人物という皮肉
ハンバーガー屋もマニュアルなのか?
この放送のほとんど直後のことだったかな、
わいせつ事件で逮捕状が出ていた容疑者が警察に出頭したら、応対した警察官に「(日曜日で)担当の刑事がいないので、あすまた来てほしい」と言われて追い返されたとか。
容疑者は翌日、律儀にも再出頭して逮捕された。
何かのマニュアル通りの対応だったんだろうなと、このドラマを思い出して笑った後に、背筋が冷たくなったよ。
プロローグ
目覚まし時計のアラームが鳴り続けている。
タモリさんは、そのアラームのスイッチを押すが目覚まし時計のアラームは鳴り続けている。
タモリさん「この時計は、目覚ましが鳴り止みません。でも、取扱説明書があればすぐに止めることができます。便利なものです。」
タモリさん、分厚い取扱説明書を出し、アラームを止めようとする。
タモリさん「えーと……えー…えーアラームを………」
分厚い取説を、地面に叩きつける。その後、目覚まし時計の側面を叩く。すると、目覚まし時計のアラームが止まった。
タモリさん「もしかして、過剰なマニュアルは、奇妙な世界への入口なのかもしれません。」
確かにマニュアル通りの受け答えしか出来ん奴は腹が立つのう。コンビニで弁当を買った時にゃ「お箸入れますか」って…箸が無かったら喰えんじゃろが!!箸くらい黙って入れんかい!!
警察が効率を良くする為?全然良くないよ。文字現実の世界で警察がマニュアル通りの受け答えしか出来なかったら世の中ぶっ壊れるよ。