放送回 | 1998年 秋の特別編 |
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キャスト | 鶴田真由 |
脚本・原作 |
朝、目覚ましを止めて出勤の支度をする高梨江美(鶴田真由さん)。その間、TVでは星占いをやっていた。
ドアを出る時にTVの電源を切るが、出た直後にTVは再び点く。
【今日最も運勢が悪い人は乙女座のあなたです。全体的に運気が下降気味。ちょっとしたイライラが泥沼に発展するかも。笑顔を絶やさないようにしましょう。今日1日は赤い色に注意して下さい】
バスに乗ろうとすると、運転手に定期券が期限切れだと教えられた江美は赤い財布から小銭を出そうとして、その場にぶちまけてしまう。後ろに並んでいた乗客に「すみません」とお詫びを言い、小銭を拾い集める。
満員のバスの中でも、他の客の赤いリュックサックにぶつかったり、降りた後は女子高生の赤い自転車にぶつかったりと災難に遭いながらも何とか会社へ到着する。
社内でも書類をコピーしようとしたが用紙が足りなくなり補給しようとした瞬間、他の社員が赤い消火器につまづき、江美にぶつかった。
そのまま彼女の指は赤いボタンを押し、コピーの上に乗せておいた書類はシュレッダーの上に落ちて裁断されてしまった。彼女が押したのは「細断」ボタンだったのだ。
終業後、後輩と食事をする江美は「赤い色に祟られているみたい」と話すと、後輩は「ひょっとして先輩、乙女座ですか?今朝の星占いで乙女座は赤に注意って言ってましたよ」と答えた。
冗談かと思う主人公だったが、その言葉を示すかの様に赤ワインを服にこぼしてしまう。おまけに帰り道では赤い靴のヒールが折れた。
「まさか…」
次の日、セットしておいた目覚まし時計が鳴らず、大急ぎで支度をする江美。慌てる余り黄色いカップを床に落として割ってしまった。
TVの星占いは【今日最も運勢が悪い人は…ごめんなさ〜い、昨日に引き続き乙女座のあなたです。年にあるかないかの大低迷。何をやってもトラブルばかりです。無理せず静かに過ごしましょう。今日1日は黄色に注意して下さい】
目覚まし時計もカップも黄色だった。
すぐに発車しそうなバスを目指して階段を駆け下りようとすると、
反対側から黄色い帽子をかぶった幼稚園児達が、黄色のエプロンを着た保母さんに率いられて上ってきた。仕方なくゆっくりすれ違っている間にバスは出発してしまった。
それでもなんとか会社についた江美だったが、今度は黄色いファイルに入った発注書に不備が見つかり、上司に大目玉。そのせいで作業が止まっている工事現場に会社の車で向かう事に。
途中、ラジオの曲がビートルズの「イエローサブマリン」になり、不吉に思って切った瞬間、黄色いユニフォームを着た少年3人を轢きそうになってしまった。
現場には黄色いヘルメットが並んでいた。一瞬躊躇するがその一つを被る江美。
現場監督にお詫びを言っていると、そこへ黄色い酸素ボンベが転がってきた。転がしてしまった部下に「下手したら爆発するぞ!」と怒鳴る監督。
「まさか…そんな事あるわけないじゃない…そんな事」
帰社中、今までの事を振り返っていると、目の前の信号が黄色に。
ブレーキを踏むが、何かブレーキの下にあるらしくうまく踏めない。信号は既に赤に変わっていた。
咄嗟にハンドブレーキを引き、スピンしながらも何とか止まる事はできた。調べると、そこにあったのは黄色い空き缶…
江美は怖くなり、デスク周りの黄色い物を引き出しの中にしまい込んだ。
そこに電話が鳴り、上司から資料を取って来るように命令されるが、その白い受話器が黄色に見えてしまう。
「所詮星占いなんて…」と強がりながらも、エレベーターの黄色いボタンが気になってしまう。
『設計図保管室』で目当ての資料を探していると停電になり、点滅する黄色いライトが部屋を照らし始めた。
入って来た戸は開かず、パニックになった彼女は戸を叩き、助けを呼びながら非常ベルのボタンを押した。すると、今度は白いガス(消火器の煙と同じ?)が吹き出し始めた。
今度は窒息しそうになったが、気付いた警備員によって外に出る事が出来た。振り返ると、ガスの噴出口も黄色…
雨降る帰り道、少し怯えながら黄色い傘の人とすれ違う江美。トンネルに入ろうとすると、入り口に張られたポスターが剥がれていった。その下には黄色い字で「殺」。
「黄色に殺される!」
怖くなってトンネル内を駆け抜けた彼女は、出口でぶつかった男から黄色いバッグを渡された。近くにはそれを指さす女と警察官。
どうやら引ったくりの罪をなすりつけられたらしい。江美はその場にバッグを放り出して逃げ出した。
しかし、逃げた先(昼間の工事現場?)で転がって来た黄色のボンベに足を挟まれてしまった。上には今にも落ちそうな吊られた鉄骨。ボンベを必死に動かして逃げた瞬間、鉄骨が落ちてきた。
何とか災難から逃げ続けている江美だったが、信号の黄色灯に照らされて足が竦み、とうとう横断歩道の真ん中で立ち往生してしまった。
動けない彼女に迫る車…
気付くと江美は救急車の中にいた。救急隊員曰く「大丈夫ですよ。軽く頭を打っただけですから」との事。
車内の時計では、今日が終わるまであと3分程。
「周囲に黄色い物はありませんか?」と訊くと「ありませんよ」との返事。それを聞いてほっとする江美。
しかし、残り1分という所で救急車が入ったトンネルには黄色いライトが…
「キャーーーーー!!!」パニックになる江美。
トンネルの外まで響く衝突音。空には黄色い満月が輝き、また雲に覆われていった。
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コメントまとめ
最後に出る 「世にも奇妙な物語」の文字が 赤でなく黄色なのが凝ってます。
小さい頃にこれを見た記憶があります。このデータベースを見て思い出しました。懐かしいなぁ〜 怖かったです。最後に助かると思って私はホッとしたんですが最後これだもんなぁ・・・ これ見た後しばらくめざましの占いは見れませんでしたw
ちなみに最初はアンラッキーカラーが赤で「赤が怖い」から始まったはず。
頭の悪い私でもよくわかるお話し。 ブラックというよりコメディに近いなぁ。 奇の字が黄色なのが凝ってる。
シンプルでわかりやすいお話。
結構ハラハラしました
怖くて刺激的で面白かった。
最後まで凝ってるなって思った。
イエローハット
最後、他人は巻き込まないで欲しかったかな
ツッコミ所、酸素ボンベは黄色ではなく黒では?っと思いましたカニ座の投稿者です(乙女座じゃなくてよかった)。最後が危ないですね。オモシロイストーリーでした。このネタで乙女座の人に見せて、部屋のすみでガタガタブルブル震えてる弟がちょっと笑えました(後、事故険悪)
小学生の頃見てしばらくトラウマでした。乙女座なのでw
たぶん今見るとコメディっぽく感じると思います
救急車が事故っちゃだめじゃんか
黄色のイメージってなんですか?
↓確か陰陽五行説かなんかで「とんでもない」って意味だったと思います。
黄色い声→とんでもない声
みたいな。
なぜきいろ・・・
占いって悪い物はよく当たって、良い物は全然当たらないんですよね。
そう思うのが一番いけないんでしょうけど。
黄色が、こわくなっちゃいました。
自分的には世にもの中でも最高傑作だと思っています。
リメイク希望!!
シンプルでわかりやすいストーリー展開な中にところどころ凝ってるところがあってすごく良かった。
かなり好きな作品の中に入ってます。
プロローグ テーブルに占いのカードが置かれている 「その昔、人々は様々な重要事項を決定する際に、占いの結果を重んじてきました。しかし、科学が発達した現代、多くの人にとって占いはもはや信頼性に足るものではなくなっているといえます。果たして占いは本当にあてにならないのでしょうか。とにかく、彼女の場合をご覧ください。」
あの救急隊員も、きっとおとめ座だったんだな。
ぜひ、バナナの皮ですべって転ぶエピソードが欲しいところです(それじゃコメディ系?)。
正統派ホラーって感じ。
逆に、ラッキーナンバーが4なのもなんか嫌な気持ちになる。
でもよくある話にも思えても「黄色」ってところが斬新だとおもう!
占いみたいに科学的根拠のない話となると、普段は悪くない物事ですら人をあやめたりしてしまうってことかな?
(ましてや朝のテレビの占いなんてなおさら)
黄色は縁起の良い色だと思うのに…
道路の標識とか園児や生徒が身につけるスクール用品も人に危険を注意させる黄色が使われていることにも関連してるのか?
確かに偶然自分が見た朝の占いが当たってたら良くても悪くても結構ビビるかも…
主人公なんて受話器の色に黄色がフラッシュバックするくらいだったし…
怖いけどとてもわかりやすい作品です。
まさか黄色ごときに殺されるとは。
主人公の思い込みがそうさせたのか、それとも…
ただ、最後の死に方だけはいまいちだったかな。
ラストの[奇]が黄色だったのが良かったです。
私が人生で一番最初に見た「世にも」がこの話です。確か小学校に上がる前でした。
電柱か壁に貼ってあるポスターが剥がれてきてその下に黄色で「殺」って書かれてたり、最後に主人公を乗せた救急車が黄色の電灯のついたトンネルに入って主人公がパニックになるところが特に怖くて12年経った今でもはっきり覚えています。確かこの話と一緒の日に放送された「ダジャレ禁止令」って話もかなり印象に残ってます。
僕、乙女座なんで最初見た時、少し怖かった。
じゃあ卵割れないじゃん
これホラーでいいわ
これ見た後しばらく黄色の物がすごく気になり始めましたw
とても面白かったです。
これが本当の、『世にも黄妙な物語』!!
お後がよろしいようで。
コレを見てからラッキーカラーを信じちゃうようになりました!
しばらくめざましテレビの占いを見るのが怖かった思い出w
それにしても「黄色に殺される」って台詞が妙におかしい。
今回は奇のマークが赤ではなく黄色なんですね。
もはや気を付け様がないじゃん・・・
鶴田真由ショートカットが似合ってて色が白くてかわいくてカッコいい
わかりやすいストーリー展開に、黄色を選んだ面白さが秀逸
どうも占いと言うのは信用できん。血液型占いにしても、例えばA型の運勢が最悪なら全国のA型の人間が最悪な一日を過ごすことになるではないか。そんな馬鹿な話があるか
つまり占いでって事…だよな?オイラは占いなんて信じない。御神籤をひいて大吉が出た後に階段から落ちて、落ちた先に有ったブロックの角で腰を打って動けなかったし。動けないている所へ雨が降って来るわで最悪。だけど救急車がトンネルの中で事故?主人公が錯乱して大暴れ。そして主人公の蹴りが運転手の後頭部を直撃して意識焼失?ドカーン?