放送回 | 1997年 春の特別編 |
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キャスト | 椎名桔平/今井雅之 |
脚本・原作 |
死刑囚のみが収容されている刑務所。
男はそこの囚人だったが、
隣の房に入ってきた新入りの
悟りきったような態度が気に食わない。
刑務所内では「移送」の噂があり、
それによると受刑者の何名かは
移送されないまま処刑されるとなっていた。
男はそれを逆手にとって
新入りを脅す作り話を聞かせる。
「この先で廊下が二手に分かれているだろう。
あの先に何があるか知っているか?」
処刑された遺体の片付けを手伝わされたから
俺は知っている」
「廊下を右へ曲がればセーフ(移送)、
左ならアウト(死刑執行)だ……」
最初は無関心を装っていた新入りだが、やがて
男に話の続きを促すようになる。
内心ほくそえみながら話を続ける男。
「……左へ行くと扉があって、その先も廊下が続く。
何個目の電球が割れていて、その行き止まりに
手形が付いた扉がある。
手形は囚人達が最後の抵抗で
しがみ付くために塗装がはげた跡だ。
そして、電気椅子が待ち構えていて処刑されるんだ……」
新入りが取り乱すようになったのを見て満足する男。
ある日新入りが房から出され、連行される。
廊下の突き当りを左に行く刑務官と新入り。
取り乱す新入りの叫びを聞いて面白がっていた男だが、
そのまま房に戻ってこないのを疑問に思う。
やがて、男も房から出され、連行される。
話し掛けても何も答えない刑務官。
廊下の突き当りを左に曲がると
自分の作り話と同じ風景になっていた。
進むに連れて恐怖に慄く男。
手形が付いた扉を通るよう促された時、
男の恐怖は最高潮に達した。
男の遺体を運ぶ刑務官。
「また心臓麻痺か……」
扉の向こうは外に通じていた。
連行されたのは移送のためだったのだ。
なかなか閉まらない扉。
刑務官が手馴れた様子で
扉に手を押し当て閉める。
「建付けの修理はまだかなぁ」
手形は、刑務官達による長年の操作で
付いたものだった……。
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コメントまとめ
電球が割れて薄暗い廊下のシーンは当時小学生の私のトラウマになりました。弟もこの作品を覚えていると言ってました。もう1度見たい作品です。
観音開きの扉を開けたあとのヌルッとしたコケみたいなもはかなり嫌な感じでした。
電気イスって… でも椎名桔平・今井雅之ともに好きな俳優で,演技がよかったです. コードがいっぱいある椅子が置いてある部屋がでてきたのはこの話だったかなぁ?
これストーリーだけ見ればあまりどうってことない作品だと思うんですよ。 しかし椎名桔平さんの演技がスゴかったので見事に作品に引き込まれました。 これは椎名桔平さんと今井雅行さんの2人の演技で保っているようなもんですね。 椎名桔平さんの怖い語りを聞きたいという方はこの作品がオススメです。
恐怖です。扉の先は黒い車ですがその横?に電気イスがあるなんて・・
劇中に出てくる飯が超まずそうだった。 恐怖に駆られると人は高電流を発するってホントかなあ
俳優の語りと映像が上手く噛み合っており、 作品全体の雰囲気が非常に面白い。
看守の一人は温水洋一さん、 第3の死刑囚はNARUKOさんという方が演じていました。
怖いな。 ただの作り話だったのがいい具合に本当になってしまった。奇妙すぎる。
椎名のオールバックは今から見れば新鮮。 電気椅子の話のところで映画「グリーンマイル」 のエピソードを思い出した
一緒に話を聞いていた ポッチャリ(太った)三人の中の一人も電気イスで同じ症状(ウラ話)
怖かったです。
すごくいい具合に話が出来ていておもしろかった。
死刑囚は拘置所にいて刑務所にはいない、という屁理屈は置いといて彼らの状況はとてもよく分かる。何で椎名はただの偶然だと気づかなかったのか。あの残った人も同じようになったんでしょうか。今井さんは何の罪で死刑になったんでしょうね。
まさに「世にも〜」な話ですね。
椎名さんや今井さんの演技も見事にハマってていい作品だと思います。
傑作ですね。椎名さんの演技はすごかったです。
まさしく役者勝ち(椎名&今井)の作品。
子供の時に見てまだ印象に残っている作品です。もう一度みたいな。
当時はかなり怖かったですね
舞台だね。演技者がいいし。
なんか・・・強く心に残った話でした。
もう一回見たいな・・
力作って感じで。
椎名桔平さんを見直しました。
刑務所がリアルでしたね!!!
レンタルで見ました。よにきもの刑務所ネタはやっぱりコレに限ります
プロローグ ある通り道 何人かの人が歩いている中 「近くあなたに起こることは何ですか。明日からのあなたを待っていることは。でも、あまり同じ事を考えていると、たとえ楽しいことでも、不安や恐怖に変わってしまうものです。これからご紹介する話は、近く自分に起こることを決して忘れない人達の話です。彼らは考えます、毎日同じことを。そして、奇妙な世界へと入ってしまうのです。」
出演者 椎名桔平
今井雅之 NARUKO
田中哲司 温水洋一
すごく迫力があって怖かった。
見ててすごいドキドキするし手形が生々しくて好きな演出です!
これ覚えてます!怖かったー!
ひとつ男の話と違う 手形は無数ついてなかったね
人間の無意識は、実は未来を知っているー。
死に最も近い程その感覚は研ぎ澄まされる。
キジモナカズバ、ウタレマイニ…
主人公は、死刑囚なんだから
どちみち死ぬ運命なんだけどね…
と思うのは私だけ…?
なるほど!!
納得です!
日本の執行方法って、絞首じゃないの?
とにかく椎名桔平の演技が秀逸
死刑場の場面を淡々と語るところなんかどんどん引き込まれる
死刑囚じゃなくても食いつく(笑)
下手糞な役者がやったらほんとに味気なくなりそう
オチは読めちゃったけど、怪談のような死刑までの道のりを語る場面は好きでした。あれは怖い。
ケレン味のないストーリーだけど、場面の見せ方や2人の演技が良くて惹き込まれてしまう完成度の高い映像作品だと思うよ
昔はこういう良作が多かったよね
椎名桔平の演技はほんとにうまい
内容も面白かった
8/10点
アウト・・・セーフ・・・
今井さんが移送される時に手を合わせる椎名桔平
思わず助けてくださぁ~い・・叫んじまったよぅ
扉に付いている手の跡
わずか三段の階段
ひとつだけ点いてない電灯
死ぬのが恐くない奴なんているか!?そんなやついるわけねぇだろ!
手作りの将棋
ストーリーの順番ではないけど思い出した事柄です。あと、椎名桔平に懐中電灯を向けた人は田中哲司さんでしたね。(「女は死んでいない」で途中からいなくなった人)
これは傑作だぜ☆
いつお迎えがくるか毎日気が気でないだろうな。死刑囚らは。
ハダカ電球 → 傘がついてる
3段の階段 → 4段
壁のヒビから洩れた光 → 換気扇の隙間
無数の手形 → ひとつだけ
とても深い
結局、心臓まひで死ぬ囚人たち・・・
奥が深いなあ。
キッペイ演技うまい
嘘から出た真ってやつじゃな。人を怖がらせて喜んでおる様な輩はろくな死に方はせんぞ。儂の親父もな、普段人を怖がらせて喜んでおったんじゃ。そんな或日車に撥ね飛ばされての、頭から肥溜めに落ちて…
人を怖がらせて喜ぶ人って時々居ますけど、一番最低な輩ですね。
いい話だーーー!!!
思い込みすぎはよくないね~