放送回 | 1996年 聖夜の特別編 |
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キャスト | 萩原聖人/木村佳乃 |
脚本・原作 |
主人公は漫画家を志していたが、出した原稿は出版社に酷評され、諦め半分でデパートの警備員の仕事で食いつなぐ日々だった。
ある夜、夜の見回り中に通り過ぎた公衆電話が鳴った。受話器を取ると「おじいちゃん?」と問いかける様な女の子の声。人違いだと言って切る主人公。
主人公には気になっている女性がいた。しかし、華やかな彼女は同じデパートの接客員。自分は無理と諦めていた。
その日、警備員の詰め所の電話が鳴った。主人公が出るとまた「おじいちゃん?」と先日と同じ声が。またも人違いだと言って切るが、その後自宅の電話にも彼女はかけてきた。先日万引きで補導した女子高生だと思い、「学校に報告するぞ」と脅してみるが、「だったら報告してみなよ」と言い返される。
彼女は琥珀と名乗り、2040年から過去のおじいちゃん=主人公へ電話をかけていると話した。
主人公が試しに名字を聞くと、同じ名字。主人公は母方の祖父で、母親は1998年(現在から2年後)に誕生したと言う。
「琥珀は、おばあちゃんが大切にしているブローチの宝石で、おじいちゃんとはクリスマスツリーの下で運命的な出会いをしたんだって」
と話すが、主人公は一向に信じようとしない。主人公は今女子高生の間で流行っている遊びだと思い込み、止める様にと言って切った。
その直後、今度は主人公の同窓生から電話があった。同窓会に出席するかどうかの返事を主人公だけ出していなかったからだ。見栄を張り、今は漫画を描いていて、締め切りが迫っているからと嘘をついて断る主人公。ゴミ箱に捨てた描きかけの原稿を見つめる。
12月22日、詰め所にいた主人公は、琥珀からの電話で「急いで、4階の女子トイレが火事よ」と教えられる。冗談半分で行ってみると、確かにトイレが燃えていた。すぐに消火器で火を消し、駆けつけてきた消防士に「あと5分遅かったら・・・」と感謝された。
帰宅後、電話をかけてきた琥珀に礼を言う主人公。「おじいちゃんから聞いたの。1996年12月22日に火事があったって」と琥珀は言ったが、主人公は「まさか君がやったんじゃ・・・」と疑いを捨てきれないでいた。傷ついた琥珀は電話を切ってしまう。
その後、再び自宅に電話をしてきた琥珀は「今描きかけの原稿を今晩中に仕上げて」と言ってきた。渋る主人公に「夢をあきらめないで、私を信じて」と続けたが、「お前に何がわかるんだ!」と激高した主人公はそのまま電話を切ろうとする。が、琥珀も母親にバレかけたらしく、彼女の方から電話は切れた。
彼女の指摘通り夢を諦めきれていない主人公は、捨てた原稿に再びペンを入れて描き上げた。すると、描き上げた直後に電話が。かつて原稿を突き返された出版社からで、「連載に一つ穴が開いたんで、先日の原稿の後半部分を手直しすれば使えるんじゃないかと」との事。出来たての原稿を持っていくと、あっさりと採用された。
12月24日、主人公の居る詰め所に琥珀から電話が。
未来の自分から話を聞いていて、その通りに事が行く様助言をしてくれた琥珀に礼を言った主人公は、ようやく琥珀の事を名前で呼び、彼女は嬉しそうだった。
しかし、主人公が2040年の70歳になった自分の事を尋ねた瞬間、彼女の声が曇る。
2040年より前に主人公は事故死していたのだった。
「大好きなおじいちゃんにもう一度会いたかった」
だから琥珀は違法とは知りつつ過去の主人公に電話をかけてきたのだ。しかし、過去への違法通話がばれ、電話はこれが最後だと言う。
「さよならじゃない。また30年後に会えるよ」と主人公は彼女を慰め、琥珀はそれを受け入れて電話を切った。
そこに仲間の警備員が入ってきた。様子が変な主人公を見咎めるが、主人公はそのまま見回りに出かけた。
すると、1階で何やら探している女性がいた。顔を見ると主人公の憧れの接客員だった。
「大切なものを落としてしまったんです。昼間も探したけど、諦めきれなくて」
一緒に探し始め、詰め所にいる仲間に「探し物があるそうなので明りを点けて下さい」と頼む主人公だったが、明りが点く前に落し物が見つかった。それは琥珀の埋め込まれたブローチ。もしかして・・・と思った主人公の目前で、1階の明り=クリスマスツリーが点灯した。何もかも琥珀の言う通りだった。
互いに「メリークリスマス」と微笑み合う二人・・・
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コメントまとめ
何かただ普通の感動系だったのが残念。 でも二人のやりとり、次第に信じてゆく主人公のやりとりが面白かった。
世にも奇妙な物語ではない. 読むのはそこまで苦ではないC級漫画 みたい.
なんかこの話みて俺もがんばろうって思った
創作する人の気持ちを表した台詞に個人的に感動。 さすが脚本の作家さんは上手いね。 だから作家や漫画家が主人公って多いのかな。 話は平凡でした。 何故、自分が事故で死ぬ時の詳細を孫に聞かないんだろう 幾つの時に何の事故で…とか絶対知りたいのに。 孫は答えなくてもいいけど、 最後、孫と分かってから未来を色々聞きたがらないのが不自然。
普通に心地よくさせてくれると思います。
面白いと思わない。
これはそれなりに感動したし面白かった。
名作だと思います、話もリアル。評判悪いのは何ででしょう。
昔の少女漫画みたいだった。
いまいち。
何故世にもの中で一番感動出来る傑作が
こんなに酷評なのか?
凄く感動できる傑作。
なんかドラえもんのセワシ君をおもい出したの僕だけ?
セワシ君って,のび太の孫だったけ?
とてもよい作品だと思います。主人公演じた俳優さんは見事な名演技だったし。ただこのドラマに不自然な点はいくつかありましたが。例えば何年の何月何日にどこで火災が起きたなどそこまで詳しく孫に教えないでしょι...まぁドラマですからね。
ストーリー構成・展開は悪くは無いが、世にもには似合わない作品ですね。
見ていてハラハラドキドキしないし、オチも弱い。
プロローグ 「運命とは、あらかじめ定められているものなのでしょうか。それとも、自ら切り開いていくものなのでしょうか。ここに一人の青年がいます。彼もまた、今まさにその答えを出さなければいけない場合に遭遇することになります。」
シンプルだがいい話じゃないか。
世にも奇妙な物語は未だにこういう話をつくれるのがいいところだ。
他でやったら王道すぎてつまんないぜ。
なかなかいいドラマでした。
突っ込みどころが多すぎ。話が単調。
同時代に放送された「壁の小説」の方が良作。
自分が好きな感動系3部作の一つ。
酷評も多いけど、短編作としては割とまとまってると思うし、実写を生かしたラストのシーンは「世にも」屈指という感想。
微妙。感動よりも孫の電話がとてもウザい記憶しか残ってない...。
萩原聖人はよにきみょにたくさん出てるけど、よにきみょに似合う俳優だと思う。この人の話で一番好きな作品は「親切成金」ですよ
感動モノでしたね。
ただ、会ったばっかりで話したこともない二人が、落とし物がきっかけで結ばれるとは・・・やっぱドラマだなあ。
感動系だが、何度も見たくなる話じゃないな。多分、他の作品で良いのが多いからだろう。孫、もっと良いやりとりしようよ。
まぁまぁだったかなー
30年後に会えるのって、主人公の男だけじゃね?孫にとって30年後に会えるんじゃないし。
たった今、この作品によく似た夢を見ました、この作品では孫娘の姿は登場しませんが、夢では登場して、自分を未来に連れて行ってくれました、そこで老人の自分を見ました、未来の我が家も、孫娘は可愛かったです、そして最後のほうは、自分の娘、つまり孫娘の母親が孫娘を連れ戻しに来て、「いや!私はおじいちゃんといる」って自分の首に後ろからしがみつかれたところで目が覚めました、この作品によく似てますよね、起きたとき、やっぱり年寄りにとって孫というものは本当にかわいいもんなんだな〜と実感しました、今でも自分は、祖母とは仲がいいし祖母のことが大好きで祖母も自分をかわいがってくれています、死んだ祖父との仲は最悪でしたが、ところで、この「2040年のメリークリスマス」に出てくる琥珀ちゃん役の方が誰なのかご存知の方がいらしたらお教えしてくれないでしょうか、ぜひ宜しくお願い致します
Wiki引用
キャスト [編集]
多喜田利彦(萩原聖人) - 漫画家を志すデパートの警備員
片桐由美子(木村佳乃) - デパートの受付案内係
警備員・山本(江良潤)
編集者・橘(大鷹明良)
デパート店員(河野大輔)
デパートガール(吉田容子)
消防士(佐野和敏)
田端マモル(佐藤裕一) - 利彦の高校の同級生
タキタ・コハク(長尾陽春) - 利彦の孫
これしきで感動するほど感情の大安売りはしてないが、「ちょっといい話」として秀逸だな。
孫の声だけではなく姿も見たかった。
タキタ・コハク役は長尾陽春さんです。
ずっと探してた。
タイトル思い出せて良かった、ありがとう。
感動できる話ではありますが,主人公が孫からの電話を本物だと理解するまでの展開がちょっと長すぎて,感動シーンが駆け足になってしまっている感がどうしても…まあ,26歳の男が「未来から」を名乗る電話で「おじいちゃん」と呼ばれたら…すぐに信じないのは自然といえば自然ではあるのですが…。
孫が生まれてからは常に事故死との恐怖に怯えながら暮らすことになりますね(笑)
でも、いい話でした。
事故死の回避も出来ないわけじゃないけど……あれか、タイムパラドックスが起こる可能性もあるのか。でもそうなるとそれまでの事も……あーややこしい
この手の話はタイムパラドックスを言い出すとキリがないですが
未来に希望が持てる世にもの中でも感動系の良作だと思います
最後の伏線回収もタイトルも素敵でした
萩原さんはこういう役似合いますね
科学は今でも進歩をしているから、遠い未来には過去へ電話を掛ける事も出来る様に成るのかもね。2040年か…オイラはもう居ないだろうな