世にも奇妙な物語データベース

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壁の小説

放送回 1996年 秋の特別編
キャスト 大塚寧々/升毅
脚本・原作

主人公の女刑事(大塚寧々)は連続殺人犯を追っていた。
女刑事はその事件の手がかりから、
ある精神病院施設に隔離されている「ある男」に辿り付くことが出来た。

「問題の男」は、先日まである精神病院施設に隔離されていたらしい。
その施設に調査にやって来た女刑事。
院長(升毅)は女刑事を、男が居た部屋まで案内する。
その部屋の壁には細かい字でぎっしりと文章が書き込まれていた。

女刑事は小説を読んだ。
問題の男は、
「書いた事が全て現実になってしまう」という能力を持つという事が分かる。
その小説を裏付けるかのように、
「女刑事はふと後ろを振り返ると、扉には鍵がかけられていた」
という文章。
女刑事が咄嗟に振り返ると、先程まで開いていた扉が閉ざされ、
鍵がかけられていたのだ。
女刑事は小説の続きの方が気になり、さらに読み進めた。
小説で書いたことが現実になる、そう気付いたのは彼が子供の頃で、
自分の憧れの女の子についての物語を文章に描くと、
本当にその女の子が近所にやって来た。
彼はその女の子に恋をしたが、
その恋は実らぬまま彼女はアメリカに引っ越して行ってしまったのだと言う。

しばらく読み進め、女刑事はあの院長こそが、
この部屋に隔離されていた事に気付いた。

女刑事は持っていたピストルで鍵を壊した。
部屋を出ると、同僚の刑事が怪我している姿が目に飛び込んだ。
院長にやられたのかと訊く女刑事。
同僚は「俺は大丈夫だから早く行け!」と叫んだ。

女刑事はまっすぐ院長室に向かった。
院長は不敵な笑みを浮かべて待ち構えていた。
「後ろに気をつけろ」
院長は目にもとまらぬ速さでワープロを叩いた。
女刑事が後ろを振り返ると、ゾンビのような大男が立っていた。
咄嗟に女刑事はピストルを大男に向け、
二発、三発・・と撃ち続けるが全く効果が無い。
院長は愉快に笑いながらワープロをなおも打ち続ける。
女刑事はハッと気付き、院長の方に銃口を向けた。

バン!

院長の体に弾丸が撃ち込まれるのと同時に、大男は消え去った。
「よく気付いたな・・私を殺せば、消えるという事に」
女刑事は、院長に駆け寄った。
「今、救急車を・・」
女刑事は携帯電話で救急車を呼んだ。
院長はワープロをカタカタと叩いてから床に突っ伏した。
子供の頃近所に住んでいた女の子は、引っ越した先で立派に成長し、
そして刑事になった、
そして私が犯す殺人を刑事になったその子がつきとめる・・
そういう物語を私は描いたんだと院長は話した。
「その子は・・君なんだ」
院長は絶命した。
女刑事はしばらく呆然としていたが、思わずハッとする。
確かに私は子供の頃アメリカに引越し、そして刑事になった・・。

(よく気付いたな、私を殺せば、消えるという事に・・)
院長の言葉が女刑事の頭をよぎった。
「想い出が・・無い・・・いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
フッと、女刑事の姿が消えた。

少し遅れて救急車がやって来た。
救急隊員達が、怪我をしている刑事に声をかける。
「先程女性の刑事さんから通報があったんですが」
「・・女性の? うちには女の刑事は居ませんが?」

コメントまとめ

音楽が印象に残ってます ひきこまれる展開もGOOD

大塚寧々の演技がもう少し上手だったら・・・。

最初のほうに遺体の口の中に、君の人生は本物か?とか書いてあるメモがあったような今思えば演技はいまいちだったかも知れないけど覚えてました。

壁にびっしり殴り書きされた文字が奇妙で 怖さをましていた気がする. 升毅はやはり沙粧妙子以来犯罪者が似合いすぎる.

音楽が良い 最後が良かったらなぁ・・・

最後良かったじゃんw

これもよく覚えています。 壁にびっしり書かれた文字が印象的でした。 内容もとても面白かったです。

もう1度見たくて必死でビデオを探していたら、ここを見つけました。 ダンダン様、「壁の小説」と打ち込んでも検索されないのですが、ローマ字で打ち込むのでしょうか?おしえてくださいm(_ _)m

ダンダン様 わかりました(^^)お騒がせしましたm(_ _)m

じっくり観てしまいました。升毅がいい味。

大塚ネネの演技よりも、ますたけしの演技のほうがひどかった。ストーリーはGOOです。

この話一番好き!

これはかなりの名作ですね

音楽がいいね!ぞくってくる。 そして片足をひきずりながら女のあとを 追う大男の体型がいい感じに気持ち悪い。 「腐ったトマトは好きか?」ってセリフが すごくいい!何度マネしたことか・・・

これは面白い!! 最初からさ以最後まで惹きこまれた。

この音楽を担当してた方は誰なんでしょうか・・・
気になる!

最初から最後まで惹きつけられました。

壁の文字だけでストーリーが進めば絶対面白かった。

なんで、あの隣の男は「腐ったトマトは好きか」っていってるんだろう?そこら辺僕疑問。みなさんはなぜだと思います?

まあ面白かったですネ♪

2040年のメリークリスマスとこの壁の小説にはガツンとやられました。
壁の小説DVDになんないかな〜

同じ創造物である殺人鬼と女刑事が同時に消えなかった理由がわからん。

エピローグ 壁に小説が書かれた部屋で、タモリが何かを書いている 「奇妙な世界の壁につづられた、人生の数々。このたくさんの文字の中に、もしも書かれていたとするならば、誰かの想像の産物に過ぎないのかもしれません。あなたの人生も。」そしてタモリもふっと消える・・・

こういうの好きだ。

傑作の部類に入ると思う
哲学的でおもしろかった。

これと、いかりやさんの「穴」とで僕の中の1,2位を争ってます。

甲乙付けがたいとは、まさにこのことですね。

漫画で見たときあります。

消えちゃったぁ。(笑)

消えた消えた消えた消えた消えた消えた消えた消えた
削除削除削除削除削除消去消去消去

音楽が見事にハマった秀作と思います。「腐ったトマトは好きか?」のタイミングも良いです。女性の遺体がちょっと動いちゃったのはご愛嬌ですね。それにしてもあれだけの量の文字を壁にビッシリ書いたスタッフさん、結構大変だったでしょうね。

これどっかで見れへんの?
誰か教えてくれー
それかUPしてくれーーー

長江英和さん、殺人鬼役・・・って、かわいそうな感じがした。

砂粧妙子を思い出した。

主人公がそもそも院長の小説から出てきた架空の人物だった…という設定がよかったですね。最初の「FBIあがり」とかやけに繰り返すのが伏線になっていたんですね…。

升毅はミステリアスな役が似合う。

大塚寧々さんはこのドラマの翌年に、実写版『サイコメトラーEIJI』の志摩亮子役をやるけど、やっぱりこの作品でのFBI上がりの刑事役がハマってたから抜擢されたのだろうか。

演技も雰囲気もすごく良かった。
内容も良作と言える構成だと思う!

たしか「書いたことが・・全部・・本当になるんだぁ!!」とかいうやつだよね。また見たい・・・再放送求む

浅野温子のあのドラマを思い出した。何のドラマか言わんでもわかるよね?

物凄くひきつけられるストーリーでした。
当時からこれが一番好きです。

セブンや羊たちの沈黙からちょいちょい拝借してるし、犯人は升毅だし、当時の猟奇サスペンスブームを強く感じさせる作品。 ただ、大げさすぎるBGMや大塚寧々の演技が残念だった。 まぁ、大げさすぎるぐらいじゃないとホラーだってわからないけどさ。

浅野温子のあの刑事ドラマ思い出した。

沙粧妙子ね!

詰まり主人公の女刑事は小説によって産まれた人では無い存在だったと。院長が絶命した事で存在出来なく成ったって訳だね。小説に書いた事が現実に成るか…オイラが一番欲しい能力かも

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