世にも奇妙な物語データベース

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不定期バスの客

放送回 1996年 秋の特別編
キャスト 中居正広
脚本・原作

 ある日、中居正広扮する「岡田」はサラリーマンだったもののリストラの風を受け失業。生活苦からコンビニ強盗をするものの、店員をナイフで刺して出血した所で逃げる。
 人気のない道路でバスをみつけ「変な人に追われてるんで乗せて下さい」と騙して乗車した途端、乗客達を「俺は人を殺す事なんて何とも思ってない」とナイフを出して脅す。バスの中には運転手と合わせて7人が乗っていたが、何か雰囲気が暗く異様な感じがした。しかも全員名札を付けていて「大崎」「山田」「小川」「柴田」「木村」「泉」そして運転手「天馬」。岡田はOL風の「小川」のかばんから携帯電話を取り出しスイッチを切る。
 やがてサラリーマン風の「大崎」が「刺された人間の表情」を聞いて来たかと思ったら老婆の「山田」が吐血して薬を飲む。運転手の「天馬」が「山田さんは不治の病で長くはないんですよ」と岡田に語るが、岡田はそれを見て恐怖を覚えたものの乗客を変わらず脅し続けた。
 ところがしばらくて突然バスの窓ガラスが割れ、近くに座っていたオタクっぽい青年「柴田」が宇宙塵(うちゅうじん)という宇宙から降るチリのせいだと言う。柴田はあまりにも少ない確率に的中する運命にあり、宇宙塵でケガをした事数回、自分が飛行機に乗れば必ず墜落すると目を丸めて話す。
 乗客達はその話の後救いを求めるように岡田の差し出すナイフに向かって近ずき、その中の一人で女子高生「泉」がナイフに向かって突進した。岡田はとっさに振り払ったが、セーラー服が破れ背中が傷だらけの泉を見てうろたえた。天馬は岡田の姿をバックミラーで見ながら語り始める。このバスには自殺しても死にきれない人間ばかりが乗っている、そんな人間達が雑誌知り合い自殺ツアーを組んだ。
 大崎は子供と妻をなくし仕事で不渡りをだした。
 山田は不治の病で苦しみながら先の短い余生を悲観している。
 小川は横領で後がない。
 柴田はごく少数の確率で不幸が重なり不幸ばかりを体験。
 木村は精神的に常に「不安」を感じて情緒不安になっている。
 泉は小さい頃からイジメにあい学生生活に希望を持てなくなった・・・・・・
 それを聞いた岡田は「まだ殺してないかも知れない、服役すれば・・・」とおもむろに恐がりだし、バスを停めるように言うが、乗客達も天馬も言う事を聞かない。反対に乗客達は「でも刺したんでしょ?」「一緒に死にましょう」と岡田を誘う。天馬までもが「死ぬ気でやれば何でも出来るなんて嘘ですよ」と言い出し乗客もそろそろ死のうと言い出す。。
 岡田は恐怖に震えていたが、天馬が「この人を乗せていたらまた死ねないかも知れない。今度やって重傷でも死にきれなかったら・・・」と言いバスを止め岡田を下ろし、始めて岡田に名前を訪ねる。岡田は天馬に「天馬さんは何故死にたいんですか?」と聞くと、天馬は「誰にも言えず、あの世迄持って行く物は誰にでもあります、お察し下さい」と意味しんな言葉を言ってドアを締め、再び運転し始める。ところが「小川」が携帯電話を窓から岡田に向かって落とし、無表情な笑いを残してバスは深い夜道に消える。
 
岡田が漠然と暗い山道を降る。ふと足が止まり恐怖に顔が歪む。
前方から新たな自殺ツアーのバスが
黄色いヘッドライトを照らしながらやって来たのだった。

コメントまとめ

♪ BGMがトテモ怖い雰囲気を盛り上げて良ったです。 ♪ 曲名をご存知の方 教えて

中居の初々しい演技が見物。内容は怖い作品で面白かった。人を殺した人間が何をするかわからないという怖さ以上のものが世の中にはあることを教えてくれる。

面白かったっっ!! 死を直前にする恐ろしさと未練・・・ だけど生きてても捕まる。 そこへ別のツアーバスが。。。 きっともう1度乗ったでしょうね。

乗客の演技が良かった。中居を降ろす理由も無理がないので良かった。

印象的だったのが最後の目の前にバスがやってくるシーン。 恐怖よりも希望を失った人々がこんなにいるのかと悲しく感じた

ちょっと怖いけどすごくおもしろかったデス(´∪`)

これ子供のころ見てあいまいな記憶だけ残っててすごく気になってたんだよなぁ。
タイトルと内容がわかってすごくすっきりしたよ。

久々に見ると今のホラー系と違った根底みたいな怖さが
出ていますね。特に他でも語られている音楽が印象的。
バスジャックや今ネットで知り合っての集団自殺や
主人公のひょんな勢いから犯罪を犯して切れてしまう所など
今の世の中で問題になっている事とピッタリですね。

でもなんで最後小川さんは自分の携帯を中居君に落としたのでしょうか?
自分には必要ないから?
これでも使ってがんばってね♪
と言う意味でしょうか。他の謎も楽しい。。。

ちょっと怖い…

バスが自殺ツアーというオチは、早い段階で予想できたので、物足りなかったです。

これ見て泣きそうになった。
俺は恵まれているのだから、もっと頑張ろう。

この作品って、今で言うネットでの集団自殺に近い感じがしますね。時代を先取りしてるというか。

乗客も個性があってGOOD!
みんなが寄ってくるシーンが怖いというか、でもちょっと面白い。

最後って、あれバスひき帰して来たんでしょうか?(主人公、坂下ってて振り向いてたから)あれは死にたくないとバス降りたけど、夜景をみて、生きてくのがしんどいとふと思ったところにバスが迎えに来たと僕は解釈してるんですが、違うかな?

すいません、振り向いたんじゃなくて、夜景みてたから、新しいバスが来たということかな。僕はずっと戻ってきたと思ってましたが(汗)

怖くはないんでけど見ててすごく悲しくなったし,疲れた。二度と見たくはない作品だけど名作。

「死ぬ気でやれば何でも出来るなんて嘘ですよ」っていう言葉が印象に残った。
本気で自殺しようとしてるからこそいえるってことか。

中居さんは好きだけど、この作品あまり見たくない。ちょっと変わった、怖さ。

この人かわいそすぎる
せっかく解放されたのにまたくるとかww

怖い…

初めてお邪魔します!
中居君のあの作品、私も見ました。因みに撮影用に使われたバスは日産ディーゼル(いまのUDトラックス)+富士重工3Eで、形式は多分K-U31系ではないかと思います。カラーリングからおそらく江ノ電バスの廃車ではないかと…。

曲がイイ!
最後天馬さんの動機が気になります…

まさに名作といっていい作品。主人公が自殺を考えたことがあるのではなく自殺に追い込んでおきながら反省しないクズだったらこんなにいい作品は生まれなかっただろう。

携帯古い(笑)

最後がよくわからないですね・・・。

最後は死ねなかったからバスがもう一度戻ってきたって事だろ

妙なヒュウマンリズム 笑

曲いいなー今聞いても

「死ぬ気でやれば何でもできるなんて嘘なんですよ。」ってセリフが自殺できないことを示唆してるのかな?

結局主人公はどうなるんだ?

主人公が最後どうなったかは、
たぶん視聴者がそれぞれ答えを出して納得すればいいのかもねー。
そういうハッキリしない終わり方が苦手な人には物足りないかも
しれませんが。かく言う私も最後よくわからないし、
ハッキリしないから何か苦手でしたー

特別編のOP「本は読まれることを望み、扉は開かれることを願う。本、それは私たちをあらゆる世界へあらゆる時代へといざなってくれるゲート。今私が手にしているこの本、いつの時代に記され誰の手によるものかは一切不明。ただ分かっているのは奇妙な世界へ通じる書として伝わる一冊ということだけです。どうやらこの本も早く読まれたがっているようです。少しだけ見てみましょう。」(ページを開くと「第一章 不定期バスの客」の文字が。)

久々に見ました。最後の謎が解けたような感じがします。
まさか一週間前にコメントが残ってるのに驚いたw
結構気になってる人いるんですね。

なるほど。面白い。

最後の携帯電話はなんだったん?

90年代に作られたとは思えないほど新鮮かつ面白くストーリー自体に違和感がない。
中居さん若いなあ!リアルな青年って感じの演技がいい。

母とさっき見ていて最後どうなったか分からんところがセンスがいいねと言ってた。

最後中居はこの世界で生きてく自信がないと思ったからバスが戻ってきたんだよね

中居正広、こういう芝居のが良いじゃん!上手いじゃん!もっと沢山やってほしかった。

映像も音楽も俳優さんたちの演技もすべてがすばらしいですね。
あまり有名じゃないのはなんでだろう?

最後に携帯を落としたのは中居本人に警察を呼んで自首させる為=自殺はしない選択肢を選ばせるってことなのかな?山道だから電波が届いてるか分からないけど。
中居は徒歩で山道を降りてる(ということは電話はできない?)その間に何度も自殺ツアーのバスが通るわけだから、バスと遭遇する度にやはり自殺して楽になるか、未来も希望もない人生を生きる為に自首するか、を考え直さなければならない恐怖がある…って読み取ったけどどうだろう…。

不定期バスの客というタイトルから考えるに、結局は一乗客として自殺バスのお世話になっちまうんだろうか

岡田の懸命に悪ぶって見せても、徹底した悪になり切れてない小物な感じがいい味出してた。

>名無し 2018-02-14 04:47:26
たぶん違うだろ。
自殺ツアーって名目で乗せてる乗客と運転手はその道中に歩いてる人を見たら、死ねなかった可哀想な人っていう認識すると思うから、むしろ楽にさせてやろうって轢きに行くんじゃないかな。
だからここで降りていいのか?ってどっちにしろ、轢かれるか落ちるかで死ぬことになるってことじゃないのか?

2台目の自殺バスツアーが来たって解釈が好きだな
死ぬ場所が決まっているらしいから、どのツアーも同じ所に行くんだろうし
中居が死にきれなかったから現れた、だとバス自体がオカルトな存在になって
雑誌で集まったという話が嘘になるからあまり好きじゃない

自殺ツアーのバスは何台も走ってるって事かな。だけど運転手迄もが自殺をしたいとは

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