放送回 | 1995年 秋の特別編 |
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キャスト | 鹿賀丈史 |
脚本・原作 |
腕は良いが高慢で、自分のことを「マエストロ」と呼ばせるオーケストラ指揮者がいた。
彼は娘のピアノ演奏会に「必ず行く」と言うが、実際は「子供の遊びに付き合っていられるか」とすっぽかすつもりだった。
ある日、彼の耳に「音楽」だけが聞こえなくなってしまう。
音楽を始めるきっかけになった母校のピアノを弾いてみるが、やはり音は聴こえなかった。
それでも意地で指揮を続ける男だったが、妻子にも逃げられ、ついに引退宣言してしまう。
せめて娘の晴れ姿を見ようと演奏会に向かう彼の耳に、微かに音楽が聴こえてきた……
夢中で走る男。
会場に飛び込んだ男の耳に飛び込んできたのは、娘が弾くピアノの音だった。
涙を流す男……
数週間後、再び舞台に舞い戻った彼の姿があった……
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コメントまとめ
のだめみたいだ
久しぶりにええはなしをきかせてもらったちょ★★☆★☆
娘の音楽発表。子供の遊びと思いつつ、そういったものを無駄にはしない親心の大切さが身にしみた。
あのままイヤな男で終わらず、なんだか救われました。
思いっきりツボッタ感動のつぼに
主人公が「音楽が聞こえないんだよ・・・」って言ったシーンはなかなかこみ上げるものがあった。鹿賀さんが役にピッタリでした。 少し話としては肉付けが薄いかなと思ったけど、全体を通して良い話なので、まぁいいかな♪
これ覚えてるよ。 子供の頃の回想シーンで鍵盤に触れたときに 「あなたが美しいと感じたら、それはもう音楽なのよ」
この話、すごい昔にビデオにとってから何回もみてます。音楽のジャンルとわず、音楽を志す者、音楽好きはみた方がいいです。
良かったです。
奇想天外なストーリーだけが世にもじゃない!!
と、言わしめる作品ですね。
非常に心温まるストーリーです。
どうして聞こえなくなったんでしょうね。
好きでした。ボレロだしね。
最後握手で終わるのも何か良かった。
母校にあるピアノの音を聴こうとするシーンはすごく印象深い。
プロは常に原点を見据えろってことだな。
エピローグ
タモリが誰もいないステージの観客席で拍手している
「今日あなたはどんな音楽を聴きましたか。我々の周囲には数々の音楽が散乱し、我々はそれを当然のように思い、時としてうるさい、とすら感じます。そして我々は、音楽に対して感謝の気持ちを忘れてしまうかもしれません。今日あなたは、本当に音楽が聞こえましたか?」
ホンもいいが
役者もピッタリ
いいよこれ
何事もプロになるためには,基礎が大事で,基礎がおろそかではよいものは生まれない.
ですから,qwertyさんのおっしゃる通りです.
主人公が音楽だけ聴こえなくなったときに今までの経験と勘を頼りに意地で指揮をするシーンが、観るからに辛そうだったことを今でもおぼろげながら覚えている
主人公が音楽だけ聴こえなくなった現象は「演奏者を統率する指揮者たる者が音楽それも愛する家族の演奏会を蔑ろにして許されるものか」という主人公の中の僅かな良心からの警鐘だったのかも‥‥とも思えるな
そしてこの要素が後の「モザイク」に視覚への影響として継承された・・‥と受け取れるかも
音だけが聞こえなく成った…耳の病気…では無いね。耳の病気なら何も聞こえなく成る筈だし。
娘のライバル役が誰か気になる。