世にも奇妙な物語データベース

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地獄のタクシー

放送回 1995年 秋の特別編
キャスト 佐野史郎
脚本・原作

豪林総合病院の院長である主人公の豪林修が、診療室で若い医師の沢に対して「クピだ。」と強い口調で言っている。
沢は豪林から脚の切断手術を命ぜられている車いすの高齢の女性患者の脚が治療により回復の兆候を見せており、手術を見合わせることを説明しようとするが、豪林はこれを無視して、傍らにいる助手の近藤にその患者の脚の切断を命ずる。異を唱えようとする患者の言葉を無視して、豪林は実験スペースに向かう。

実験スペースでは助手の野田が耳に白い模様のあるネズミに新薬のテストをしている。豪林は野田に新薬の濃度を増やすよう命じ、ネズミが死ぬかもしれないという野田の言葉に対し、「やってみんことにはわからんだろうが、どうせネズミの命だ。」と言い放つ。そこに自分のペットのネズミを病院に持ち込んだ少年の入院患者が看護婦と共に現われ、野田が新薬のテストに使っているネズミが自分の逃げたペットネズミであると豪林に訴える。しかし、豪林は少年を払いとぼし、「医学進歩のために死ねるなら、ネズミも本望だ」と言って少年のペットネズミに注射を打ち、その結果死んでしまったネズミを少年に放り投げる。

場面が変わり、深夜の裏通りで酔っ払った豪林が野田、近藤らを連れて歩いている。豪林は自分の医は仁ではなく金である等の病院経営や医学に対する考えを大声で話す。やがて助手が豪林のためにタクシーを拾いに行き、一人残された豪林の目の前に風変わりでレトロなタクシー「HELLCAB」が止まり、ドアが開く。豪林は助手たちを呼ぶが返事がないため一人で乗り込んでしまう。

顔がよく見えずどこか不気味なタクシーの運転手は、豪林の職業が医師であると言い当てる。なぜ分かったのかと聞く豪林に対し、運転手は、豪林に死の匂いがするからだと答える。それを聞いて豪林は、自分の病院には重症の患者が多いし、新しい治療を試みれば時には失敗もあると説明し、一人の患者、一人のネズミの命で何万人もの命が救えるかも知れず、医学の進歩とはそういうものであり、自分にとっては患者もネズミも同じ実験動物であると述べる。そして、医者は現代の神であり、多少のことは許されると語る。運転手から何か大切な物を忘れてないかと尋ねられ、豪林は財布を忘れていたことに気つぎ、運転手に病院に向かうよう指示する。病院に着いてタクシーを待たせて走っていく豪林に対し、運転手は忘れたのは財布などではないでしょうとつぶやく。

豪林が病院に入ると、宿直看護婦が誰もおらず、呼んでも誰も返事をしない。突然電話が鳴り、豪林が取ると、「いたい、いたい」と苦しそうな人の声がする。電話の主は分からず不気味である。豪林は、ふざけるなと叫んで電話を切るが、さすがに気味が悪くなってくる。その後、豪林が診療室に入り、財布を探していると、廊下をこちらに向かって歩いてくる何者かの足音が聞こえ、それが診療室の前で止まる。豪林が思い切ってドアを開けると、そこには誰もいない。気のせいかと振り返ると、青白い顔の患者が立っている。患者が、「心臓が鼓動を感じない。」と言ってシャツをまくり上げると、心臓のあたりが丸く背中まで割り抜かれている。それを見て、それが年前に死んだ患者であることに気付いた豪林が、患者を突き飛ばし、診療室から飛び出すと、半透明の亡霊患者が廊下にあふれていて、豪林に対して、豪林の指示で切除された腕、腎臓、脚を返すよう訴えながら近寄ってくる。「医学のために犠牲はつきもんだ。」と言いながら手術室に逃げ込んだ豪林は、何者かに、後頭部をハンマーで殴られ、気を失う。

気がつくと、豪林は手術台にベルトで固定されている。豪林が驚いていると、医師、助手、看護婦らしき数人(実はネズミ)が近寄ってきて、そのうちの一人の医師が新薬実験のため患部を摘出すると言う。その医師は叫んでいる豪林を「うるさいネズミだ。」と呼び、「ネズミに麻酔など賛沢だ。」と言って、麻酔もせず、「ネズミ一匹の命で何万人救われるかもしれん。医学進歩のためにはネズミの命なんて安いもんだ。」と言うなり、豪林の右脚を切断し始める。隣にいた看護婦から、患部は左脚じゃなかったかと指摘され、その医師は、「新しい治療を試みれば時には失敗だってある。医者は神だ。多少のことは許される。」と、豪林が先に言った言葉と同じことを言い、それを受けて全員が大笑いする。その顔がネズミの顔になっている。それを見て豪林が絶叫する。

絶叫する豪林が気づくと、タクシーの中に座っている。豪林は「夢だったのか。」とつぶやき一瞬ほっとするが、運転手に夢の話をしながら脚を見てはっとし、脚に触れた手が血塗れになっているのに気づき、再び絶叫する。運転手は、豪林が医者でありながら命を粗末にした報いを受けるのだとし、このタクシーの行く先は地獄であると告げる。タクシーを探している助手たちに向かって窓を叩きながら助けを求める豪林を乗せたままタクシーは霧の中に消えてゆく。タクシーの行く手には「死」があることを暗示することで終わる。

コメントまとめ

「クピだ。」

なんか地獄少女にありそうな感じだなー

なんだかなぁ

おもしろそう!!!

滅茶苦茶怖かったです!! 佐野さんの悪な演技がすごいうまかったですし、 チェーンソーで両足を切断されたときの、絶叫と飛び散る肉や血がグロテスクで物凄く怖かった! 近づいてくる亡くなった患者さんたちも。。。 最後の運転手も衝撃的でして、行き先は「死」ではなく、 二度と逃げられない場所らしいです。 一生両足が無い状態で地獄に暮らすなんて怖すぎる。。。。 大好きな作品になりました!

院長残酷すぎです。地獄行きのタクシー運転手が怖かったです

佐野史郎がこの話の残酷性を高めているといってもやまない。恐怖映画という意味でこれが大好きな作品にはならないが、非常な傑作作品に代わりならない。

発見! ここにもニーチェのことばがでてきますね

なんか地獄少女に似ていますね・・・ でもおもしろそうです

今見ると大して怖くも無いんだが 初めて見た時(小学校低学年)は怖すぎて大泣きしたなぁ…

佐野さんの演技だけで、絶妙な仕上がりに。 内容は、トワイライトゾーンとかの洋物にありがちでしたね。

うわー、グロいっすね。おもしろかったけど。

そういえばタクシーの運転手って、「恐竜はどこへ行ったのか?」の看守さんでしょうかね? 子供のころに見て、ずっとそうだと思い込んでいたのですが…

これも急患と同じ様に映画化して欲しいなぁ・・・。

この作品の佐野史郎、嫌なヤツだねぇ(笑)。 この作品はいわく付き(裁判になった)だし、ちょっとキツイ映像もあるから、再放送は期待できないかな。

幼い頃、見たような気がしたけど、記憶に無い。

これ、いろんな事情で再放送、ソフト化がされないであろう作品で、僕も1回しか見たことがないのですが、今でも強烈に覚えてます。 ネズミの被り物は今思うとチープかもしれないが、何より演出が巧い! やっぱり、今の世にもにはこういう話を求めます!!

残虐な事をすると残虐な事が帰ってくる。 「因果応報」とはこのことですな。 ・・でも恐い世〜

佐野さんグレート!

かなり怖い作品だったかもしれないけど、 命を粗末にして金をむさぼる院長に 残酷な結末を迎えるのは当然のことだ。 かえってスッキリするかも。

これ系の話ってよくあるね。 佐野さんの演技がよかったからまぁ楽しめた。 かちゃんさんの言うとおりまさに因果応報って感じ。

佐野さんの演技ってこういう鬼気迫る役が多いな・・・。

怖かったね

こわいですねぇぇ〜(>_<)

今のご時世を考えると再放送は難しいだろうなぁ・・・

プロローグ、〜霧の立ち込める夜の路上にて〜

タモリ「神は死んだ。これは哲学者ニーチェの言葉です。神は死んだ。もしそうだとして、悪しき者が神によって裁かれないとするならば、一体誰が裁くのでしょうか?・・・霧が出てきました。こんな夜は奇妙な世界の扉が開いて、やってくるはずです。心悪しき者を悔い改めさせる者が。」そして霧の中から現れる一台のタクシー・・・

タクシーのメーターがマイナスになっていってたのはどうしてだろう。

佐野さんの演技力は凄い!いい作品でした。

怖い!佐野さんが足をチェーンソーで切られるシーンは今でも覚えているほど強烈にショッキング・・・・

行き先は・・・じぃごぉくぅだああああああああああああああああああああ

先日、棚の中を探し回ってやっとビデオを見つけて久しぶりに見ました。あれは生きたまま地獄に流されたんですよね? あれだけの罪を償うとすれば、想像を絶する苦痛を与えられるんでしょうね。そういえば、地獄少女でもこれと似たような話がありましたね。たしかコミックの初期くらいで、標的が悪徳獣医だったような・・・。

これ、地獄少女にありそうな
シュチュエーション。
そういえば地獄少女の一巻に
悪徳医師にペットを殺された人が
地獄通信を使うって話があったなぁ

これマジで怖かった。。。

これ、オレも昔観ました!
って言うかグロイ!!「行き先は地獄ですよ!」って言う運転手さんもかなり不気味でしたしね。(汗)

佐野さんの演技も上手すぎ!!

地獄少女自体、基本「幻覚を見せて被害者と似た立場にさせて懲らしめる」ばかりだからなぁ
そういう意味じゃ大雑把な意味合いで毎回被ってる気もする
まぁ仕方ないよね

ていうかタクシー、動物と立場逆転とかは地獄少女にまんまありましたね
ベタなだけか、それとも地獄少女側が真似たのか

確か、地獄少女の漫画に似たような話があったと思います。そっちは獣医さんでしたが。

自業自得…

これがほんとの自業地獄

電話の「イタイイタイ」の声は足を切断されたおばあちゃんの声だった記憶がある

とてもおもしろ!

演出きもすぎるww

もう10年近く前に見たのに未だに内容を全て覚えているほど強烈な作品でした。当時はもう怖くて怖くて…今でもけして夜には思い出しません(笑)

医者むかつく

最近、法学部の知的財産法の授業で題材に上げられました。
「HAPPY PEOPLE」という漫画に非常によく酷似していて、裁判沙汰にもなったそうです。

これは絶対に本当にすごく怖いですから見ないほうがいいです。

こえーーーー。
でも、主人公も悪だよな。

ハッピーピープルじゃん

たしか地獄のタクシーってなんかが原因で
ちょっとした裁判になったんだよね
中村樹基さんとか

クピってどういういみですか?

小4の時に2、3日寝れなくなった。
今でもトラウマ作品のひとつ

面白そうだけど、再放送は無理なんですよね…
見てみたかった…

地獄少女で似たようなやつ見た。
腹部チェーンソーで腹が膨れるシーンだけだからそんなに衝撃じゃなかったけど・・・
もしこれを見てたら、間違いなく夜眠れなかっただろう・・・でもその「演技」を見てみたい・・・

この話だけは忘れられない
1本15分とは思えないくらい重い話だったよ・・・
もう見たくないです

「クピ」だ。

動物の命を大切にしないなんて、酷い院長です。本当にそんな院長がいたら、この物語のような目にあっても文句は言えませんね。

私の佐野史郎のイメージは、やっぱり“冬彦さん”です。しかし、この物語は見たくなかった。運転手といい、ネズミ医師といい…夢に出そうでした…。

あと、当時の週刊TVガイドに確か「豪林は利益のために患者をモルモット扱いする悪徳医師」とあった記憶があります。「病棟で動物を飼うのは禁止」とか言って入院患者のペットのモルモットを殺す医師は酷いと思います。このあと出てくるチェーンソーで足を切られるシーンはまさに“ネズミの祟り”でしょうか。

あと覚えているのは、豪林医師(佐野史郎)は一人称が「私」だったのが、最後のところで「俺」に変わっていることです。

当時見れなかっただけにこの話を見たいのにあの事件さえなければ・・・・
だれか持っている人いないかなぁ・・・・
「懲役30日」と1、2を争う主人公を見て心の中で「ざまあ見ろ。ククク・・・・」と笑いたい。
見ていないので評価は保留。

久しぶりの投稿となります。
今更思い出したことですが、豪林医師(佐野史郎)がいきなり気絶させられ、目が覚めるとそこは手術台…これを見て思い出したドラマがあります。それはかつてテレ朝系で放映された「ザ・ハングマン」で、似たようなシーンが毎週展開されていました。

「クピ」ですか。
怖えぇぇぇぇぇ……


たしかこの話裁判にかけられt(ry

「先生、僕ですよ」コワカッタねえ。「地獄」もコワカッタけど。

この話しの主人公が志村けんだったらどんなリアクションとるかな〜

怖いですね。 実験に使ったねずみからの仕返し。 命を粗末にしちゃいけない。 そのことが、すごくよく分かりました。

ハッピーピープルだなぁ。
原作になってるのかな、ちゃんと。

小学校低学年のときに夜見て漏らしたわ

今の時代だからこそ、こういう作品を放送して欲しい。

殺されて当然だとは思うが、この経験から医者が最期に改心した話ならもっと良かった。
SAWのゴードン医師みたいに。

こういう人がいたから、文明が発達して命が助かってるかもしれないのに
マウスでの実験が禁止されてたらお前らはインフルエンザで死ぬかもな。マウスを殺せないのであなたは死にますって言われたらマウスぐらい殺してもいいだろって思わないか?

麻酔等擁護できない部分はたくさんあるけど、命を殺す=地獄に行くべきというのは短絡的すぎて滑稽。善人ぶって現実も見えないのかよ

その「擁護できない部分」が原因で地獄行きなんだけど分かんないのかな

え・・・マジに足ギッチョンされるの?それもゴールデンで?
今じゃ映画でそれやれば指定つくのに
90年代恐ろしや・・・

この作品は一番好きな奇妙作品として投票しました。残念ながら30位以内にはランクインしてなかったですが。もう一度見たいので誰か動画でアップしてください。DVD化するのはもはや難しいのでしょうか?

大我さんにぜひ解説してもらいたい作品ナンバー1です。もちろん視聴もしたいです!どこか見られるサイトはありますでしょうか?過去の事は忘れてぜひDVD化も希望します!次に投票企画がある際はぜひ30位以内にランクインしてほしいです!

リメイク企画は逃しました。25周年記念なのでいろいろと話題が出てくるかと思っていましたが、例の問題がありますのでそれは実現しませんでした。しかし、いつか必ず本放送以来、観られる日があることを信じています!そしてどうかDVD化をよろしくお願いします!

EP「一人の悪しき男が裁かれます。男は奇妙な世界の囚人となったのです。裁きは永遠に続くでしょう。そこは、一度連れ込まれたなら二度と逃げられない世界なのですから」-終劇-


「心臓が鼓動を感じないんです」と言っていた患者の胸の穴から佐野史郎の顔が見えていた所と悪夢?(夢じゃないって言ってたから現実なんでしょうけど)から覚めた佐野史郎が足を触った時の「べちゃ」っていう音が不気味で怖かった。この頃の佐野史郎は沙粧妙子でもインパクトのある役をやってました。コメントの名前が役名なんですよ。

もし、「世にも奇妙な物語」が全話DVD化するとして、この作品だけ、削られてしまうのでしょうか?「怪奇大作戦」でも「狂気人間」という作品が収録されていなかった例がありますので。「地獄のタクシー」も入れて2014年秋まで作品数492本といっているので、ぜひ削らないでほしいところです。自分は本放送で1度きりしか見ていないので、ぜひ動画でもDVDでも、もう一度見てみたいものです。

クピだ
に笑ってしまったw

これは小学5年の時にリアルタイムで観ました。確かラストは主人公(佐野さん)が運転手に「(俺を)どこに連れていく気だ!?」と言って主人公の方へ顔を振り向いた運転手(顔は包帯ぐるぐる巻きで部分部分に見える皮膚は爛れてる)が「地獄だ」と言って笑う。そして主人公が後ろの窓を見るとタクシーを探してる部下二人の姿が見える。「助けてくれー!」と叫ぶが部下は気づかない。ここで不気味なBGMが流れると同時にタクシーは発車し、必死に窓を叩きながら助けを求める主人公の姿が画面から離れていく。やがて見えなくなり暗転。世にも奇妙な物語のロゴが出て終わり。って内容だったと思う。

行き先の地獄が満員だったら助かったかも

佐野史郎の親って医者をしていたんだね。。

私も観ました。見たかったので、今日は嬉しい。

エピローグ
タモリ「一人の悪しき男が裁かれます。男は奇妙な世界の囚人となったのです。その日は永遠に続くでしょう。そこは、一度連れ込まれたなら、二度と逃げられない世界なのですから。」

6:23
FARE(料金)
-40→-45

コメントにもあるんだが
この加算は一体なんでしょ

地獄のタクシーの運転手も、佐野四郎演じる悪徳院長の犠牲者だったのかもしれないな‥‥などと今更ながら思ってみた

鬼太郎の6期の幽霊列車も似たような感じだった。

まさしく因果応報の話!

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