世にも奇妙な物語データベース

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そのボタンを押すな

放送回 1995年 冬の特別編
キャスト 西村雅彦
脚本・原作

ストーリーテラー「ある男が、連れられて来ます。彼がもし何もしなければ、奇妙な世界に迷い込まなくて済むのですが…」
そのナレーションをバックに、サラリーマン風の男(西村雅彦さん)が眼鏡の男に部屋の中へ一人入れられた。

部屋の隅の椅子に座って見回すと、白い壁の中にぽつんと赤いボタンを見つけた。ボタンの下には「押すな」の文字。
近付いてその文字を確認して、一旦は座った。が、しばらくすると落ち着かなくなり、熊の様にうろつき始めた。(椅子の位置が少し中央に寄っている)
「いつまで待たせるんですか?もしもーっし!」ドアに問いかけても反応はない。
椅子に座るが落ち着かず、ついボタンの方を振り返ってしまう男。立ち上がってボタンの所まで行き、押しそうになるがボタンの下には「押すな」の文字。押す寸前で止めるが、再びボタンを見ると「押すな」が一瞬「押して」に見え、再び押しそうになってまた自分を抑えるが、上着を脱いでボタンを押したい衝動に悶え出す。ドアを叩きながら「開けて下さいっ! 開けて下さいっ! いいですかっ、押しますよっ!!」
脱いだ上着を背もたれにかけ、椅子に座って大人しくしている…様に見えるが、足はガタガタ鳴っている男。どうしても衝動を抑えきれず、押そうとして止めて悶え、また押そうとして止めて悶え…を繰り返す。
そしてとうとう「…押してやる」
決断した男は一旦押しかけて止めたが、右手を左手で支えて遂にボタンを押した。
ジリリリリーン!!と目覚まし時計のベルの様な音が部屋中に響く。
「押さないで下さいっていったでしょうっ!」先程の眼鏡の男に注意されながら部屋を出された男。

その様子を白衣を着た研究員達(学生?)が隣室で見ていた。
沸き起こる拍手。男が閉じ込められていたのはどうやら実験室だった様だ。
解説する教授(寺田農さん)。「今の男性は、これが実験だった事を全く聞かされておりません。御覧の様に、人間は禁じられた事ほど、やりたくなるという動物なのです。これを、『禁止事項の反対効果』と呼びますが、まぁこれについては来週再び詳しくやりましょう。では、次の実験の準備を」

助手に連れられて、双子の金髪の少女が実験室に入ってきた。胸にそれぞれAとBの札が付けられている。実験の内容は「双子の一方が受けた苦痛は、果たしてもう一方の双子に伝わるかどうか」。
この双子は一卵性双生児で、名前はケレンとカレン(どっちがどっちなのかは不明)。Bの札を付けた少女が別の実験室に移され、残されたAの札の少女とお互いの状況は知らない。そんな中でAの少女の腕に軽い電気ショックを与えると、別室のBの少女も同じ個所に痛みを感じた様なリアクションを見せた。研究員からは再び歓声と拍手が。教授も満足げに拍手し、
「これが、双子特有のテレパシー現象と、説明する事ができます」と満足げに説明した。すると、
「あのー、質問があります」トロそうな研究員が手を挙げた。「先程の男性も双子でしょうか?」
その問いにウザそうに答える教授。「そうじゃないんだよー、さっきはさっき!実験は全然別の物…」
と言いかけた所で資料を改めて見直し、教授は気がついた。「あら…ふ、双子だ。被験者はサラリーマンですが、双子のもう一人の方は全然違った職業に就いている…」

どこかでロケットが撃ち上げられた。
サイレンが響き渡る管制塔。
「将軍!どうして核のボタンを押したんですかっ!? もう第三次世界大戦は止められませんっ!!」
部下の叫びに、帽子を取って答える将軍。その顔は被験者のサラリーマンと瓜二つ。「わしでも分からんのだよー、急にどーしても押したくなって押してしまったんだ」将軍が指差す先には、黄と黒のラインで囲まれ、下には「核ミサイル発射ボタン 司令管命令以外には 押すべからず」と書かれた、被験者の男が押したものとよく似たボタンが…

飛んで行く核ミサイル。
それを目で追う被験者の男と眼鏡の男、更に教授と研究員一同。
将軍「なんで、押したくなったんだろう」
被験者「やっぱり、押しちゃいけなかったのかな」
そのまま、海の彼方で着弾し、キノコ雲が上がって終了。

コメントまとめ

ブラックジョークの中でも個人的に物凄く好きな話です。 オチが全く読めませんでした。

サラリーマンのボタンを押す男がまんま今泉君みたいで面白かったです。よく出来てますねえ

この話短い・・・

かなりはまりましたね。

よい! 何回もみれる 「この人は双子ですか?」 ってたずねるとぼけ風学生がいい.

津村さんの妙演。 このオチはよめなかったわ。

主役が西村さんじゃなけりゃ、もっと 評価低かったかも。テンポがいい。

とても好きです。 多分なんですけど質問をする学生(?)はハイヌーンで分析みたいなのをしてた学生と同じ役者さんじゃないでしょうか。

あっはっは(笑) これすき!! はまる人はかなりはまると思うョ♪

途中で「押すな」が「押して」に見えたりするシーンがあった。爆笑w
タモリのボキャブラ天国のコーナー「みなさんカンバンワ」を彷彿とさせる画像処理が印象的。

ボタンの前で悶絶する西村雅彦さんに爆笑。
短いながら、キャストはいずれもハマリ役だったと思います。
オチのぶっとび具合も好きです。

面白い

タイトルが印象的。
結局我慢できずにボタン押しちゃう西村雅彦さんが面白い。

この話はコメディー系の中で一番スキ

いい作品ですが何か短く感じました。核のボタンて本当にあるんでしょうか?

これぞ世にもの真髄!!
俺だったらお気に入りベスト3ぐらいに
入れるな

音楽も、西村さんの演技に合っていたし、あの軽快なテンポは最高です! オチも最高でした☆
これリメイクしてほしいなァ・・・

すごく面白い〜w

くだらねー。(褒め言葉)
適度に短いのが良かった。(長くてあのオチだったら評価してなかった。)

最後に、双子の男が、核ミサイル(?)の
発射ボタンを押すというオチが
面白かったかな。

とにかく糞みたいにくだらない話(褒め言葉)。
ボタンが押せないという状況に陥らせられるだけで異常なまでにイラつく主人公が面白かったですw
あと最後飛んでいくミサイルを登場人物が全員眼で追ってく(見えるはずないのに…w)所がやたらとツボだったなあ。

でも果たして自分が同じ状況に置かれたら耐えられるだろうか。
まあ自分は押しても自衛隊に双子の弟はいないから何も起こらないと思うけどw

このとき、西村雅彦さんをはじめて見て
「この人きっと舞台の人だ、うまい!」と面白がっていたら、後に今泉君として、大人気になってた。

これはおもしろかったですね!
でも似たようなものもアバンストーリーで
ありましたけど。

あれはボタンを押した人が作品と一体化してしまってるという話でしたけどね。

ボタンを押す前の演出が爆笑しました。オチが読みづらいですが、なかなかいいストーリーでした

モンティパイソンもびっくりの
面白い作品ですな

ま〜なかなか。

母と観ていた記憶があります。
こんな形で世界が終わるのはやだなぁ。

世にもといえば西村さんです★
面白かった^^
世にもらしい作品★★
あの双子の女の子も可愛らしかった。

西村さんの軍服姿が一番大好き。
すごく似合ってたと思うのは私だけ??

2回目の投稿でした。

面白いね。ボタン押すまでの音楽、演出、演技が笑える!
ボタン押しちゃってすぐどうにかなっちゃう
のではなくて、一回(なんだ実験か)
と安心させといて世界戦争て!
おとぼけ学生もいい味でてるね。

これ子供の頃に見てめちゃ怖かった記憶がある。
何で途中で双子の姉妹が登場するのか、何でミサイルが発射されたのか、意味が分からなかった。「戦争」と言う言葉で最後震え上がった。
でも、今見るとただのコメディ作品なんだね(笑)

るるぷお前馬鹿か!!死ね

面白すぎでしょ!
このオチは読めない(笑)

とっても面白いです。西村さんは当時と今はとってもかっこいいですね。

めっちゃ爆笑した....まじ面白い

最初は意味が分からなかったけれど
オチで「なるほど」と思ってしまいました
おすすめです

これで初めて西村雅彦さんを知ったような。「この人うまい、面白い!」って思いました。
話もよくできている。怖い〜。

すばらしい。

短い話だったけど内容もよくできていてオチもあって素晴らしかったと思います

実験台になった西村さんは「今泉慎太郎」のオーラがすごくあって,おもしろかったです.

最初のスイッチの件長すぎ(笑)
男が発狂してる所おもしろかったです。
そしてまさかのオチ。

押せ押せおせおせーい

役者の掛け合い、テンポ、ストーリーなど、全てがきれいにまとまった秀作。
音楽も、やけに鮮明に印象に残ってた。
最後の「核のボタン」が無造作に壁にくっついていたのが笑えたなあ。

西村雅彦ってクレイジー?

ぼんちおさむやないかw

この頃の世にもはどれもクォリティー高い なかでもこれは大好きな作品 当時一緒に見てた姉が「なんで核のボタンがあんなところにあるの?ありえねえだろ」と突っ込んでた

BGMがクセになる

なんか
おちが面白いですね(笑)
もし現実にあったら
やばいですわ ww

西村雅彦がいい味出してるw
変にひねってなくて、テンポよく楽しめる。これぞ世にものコメディという感じ

いやでもまぁ、何もない部屋っていうか、やたら目立つボタンしかない部屋に閉じ込められたら絶対押したくなるって言うか、押すしかないような……。
本人は実験だって知らないわけだし、ボタンを押せば何かしらのアクションが起きるわけだし。

テンポや配役、音楽などがまとまった名作だと思います。

演劇的な側面から「キングオブコント予選敗退クラスのコント」と感じる方もいらっしゃると思いますが、これを実際に台本に起こして素人や芸人さんがやると、作品として成立させるにはどれだけセンスと計算が必要か思い知らされると思います。

西村さんが好きな方は芝居版「笑いの大学」をオススメします。あれほどにほれぼれする演技はめったに観れません。

年に一回無性に見たくなる作品です!

マジ最高傑作!

最高傑作。

リメイクはしなくていいけど、再放送して欲しい。

『世にも…』って核オチ多いよなw

この番組における御笑い系の作品としては屈指の面白さであることは過去ログに同意だが、西村雅彦演じる被験者と軍人の一人ニ役及び寺田農演じる教授の演技も、本作の悲劇ながらも笑える展開を一層引き立てていると思う

3、4年くらい前かな、地上波で再放送してたのが夢のよう

押すなと言われたら押したくなるのが人。押しても良いよと言われたら押したくなるのも人。どないせえっちゅうねん。

この話が何を意味しているかと言う事です。双子が産まれる可能性は全体の何パーセントか。1パーセントにも満たないそうです。だから双子が産まれると其の1パーセントを与えられたと言う事で縁起が良いんです。世の中には、同じ顔をした人物が三人居て、一人は自分。そして自分と同じ顔をした人物がもう二人居て、其の内のどちらかが同じ行動を取ると言う事です。この物語の様に、何等かの釦を押してしまうと、同じ行動を取るもう一人も釦を押す。その釦は押しても良いんですか…って事です。

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