放送回 | 1992年 冬の特別編 |
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キャスト | 中井貴一 |
脚本・原作 |
<現実>
面接の為、駅に急ぐ男(中井貴一)が、朝の妻(あめくみちこ)との話を妄想していた。
<妄想>
パンと牛乳の朝食を用意して妻は、夫を呼ぶ。
夫は、パンを食べようとすると妻は、「前の会社がクビになった原因を考えて」と言う。
夫は、「仕事が向いていない」と言う。
妻は、「生活が掛かっているから、すぐに妄想する癖をやめて」と言われる。
<現実>
男は、俺のことを理解してくれるなら和風の朝食を用意してくれると妄想していた。
<妄想>
和風の朝食を用意して若い女性は、男を呼ぶ。
男は、椅子に座り、若い女性も真向かいに座る。
若い女性「生活費よりも、自分のやりたい仕事の方が大事。景気づけにビールを飲んでいく。」
男の目の前は、ビールジョッキを持った水着姿の若い女性がいる。
<現実>
男は、ビールジョッキを持った水着姿の若い女性のポスターの前で気がついた。
男は、走り駅に入りホームにいる。
ホームで、定期券を拾う。
電車の中で、定期券を見て、「藤代みさを、29歳」と知り歯科医院の診察券を見た。
男は、「人妻、藤代みさを、なんだか和服が似合いそうだ」と妄想していた。
<妄想>
だれもいない電車で、和服姿の女性が歩いている。
<現実>
気がつくと、中年男性に向かって微笑んでいた。
男は、「いかん、いかん」と考え直して、「面接の企画について考えてきた」と妄想していた。
<妄想>
男は、人事部長の男性(平泉成)と1対1の面接を行っている。
人事部長の男性は、「想像力の試験で女物の定期券を拾うことでどんな変化が起きるのか」と問う。
男は、電話で藤代みさを(中村れい子)と翌日会う約束をした。
翌日、藤代みさをと会い、「ふたりだけになりたい」とホテルの一室に行く。
藤代みさをが、着物を脱ぐと背中に龍の彫り物が現れた。
男は、気持ちが萎えた。藤代みさをは、「身体は、嘘をつきません」と言う。
人事部長の男性は、「こういう展開ですか」と言う。
<現実>
電車の中で、男は、「わあ」と叫びながら倒れる。
男は起き上がった。
男は、ポケットから落ちた定期券を拾う。
<妄想>
人事部長の男性から、「相手が、やくざの女だったなんてストーリーきらいだな」と言われる。
男は、「次は、ノーマルな路線で」と言う。
すると、人事部長の男性の後ろに妻が現れて「ついさっき恥かいたばかりでしょうが。」と言う。
男は、「ごめんなさい」と逃げる。
<現実>
電車の中で、男は、逃げるように走っていた。他の乗客に注目される。
<妄想>
男は、人事部長の男性と1対1の面接を行っている。
人事部長の男性に定期券を見せて、男は、「彼女は、パートを利用して、他の男性と愛を育んでいる」と言う。
人事部長の男性は、「君のような不届きな社員は、いらん。でていけ。」と言う。
男は、藤代みさをと会社の一室で出会う。
男と藤代みさをがキスをしようとすると、ドアが開き人事部長の男性が入って来る。
藤代みさをが「あなた」と言う。
藤代みさをが人事部長の男性に向かって、「あなたとの間に愛はありません。私、啓介さん(男の名前)が好きなんです。
愛しているのです。」と言う。
人事部長の男性は、「おまえを殺して、俺も死ぬ。」と手にナイフを持って二人に突進していく。
男は、人事部長の男性と争っていた。
<現実>
男は、改札口を飛び越えてた所を駅員に捕まり争っていた。
男は、切符を駅員に渡して会社に走った。
人事部長の男性は、「問題外」と言い、不採用にした。
会社の前で、男の持っている定期券を「私のだ」と言うOLが取り返した。
去っていくOLに男が、「現実のみさをさん、みさをさん待ってください。」と叫ぶ。
振り返るOLの両脇にナイフを持った人事部長の男性と妻が現れた。
男は、驚き立ち止まった。「わあああ」と叫んだ。(完)
※<妄想> <現実> は、便宜上作者が表現しました。
実際の映像には、何の表示はありません。
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コメントまとめ
ストーリーですが妄想癖のある中井貴一が道で何か(定期入れ?サイフ?)拾ってその持ち主はどんな人間か、自分と出会って恋に発展するんじゃないかとか満員電車の中で妄想が暴走する話じゃなかったですか?
面白くなかったから詳しいストーリーまでは知らない、前に傑作選として再放送されてる物で見たっ憶えている(俺の勝ち、お前の負け)。
妄想特急
エピローグ
電車が通過した踏み切りの先にタモリさんが立っています。
タモリさんが、踏み切りを渡ります。
タモリ「この物語の主人公に現実の世界は、存在したのでしょうか?
いや、この物語自体が本当に存在したのでしょうか?
もしかしたら、あなたはいま妄想の世界にいるのかもしれません。
うふん、気をつけてくださいよ。」
タモリさんが、踏み切りを渡った後、電車が通過する。
以上。タモリさんの台詞は、全て書いています。
なお、プロローグはありません。
中井貴一が若い。
何が現実で何が虚構なのか判らなくなり、判らないままエンド。
この手の話は他にも多数あるけど、一番曖昧な終わり方だと思う。
評価としては、う〜〜〜んって感じ。
この話笑えた!
コメディのように見えるがホラーかもしれない
現実と妄想の区別がつかなくなるのは怖い
確かこの話京王線の狭間あたりがロケ地ではないですか?
中井貴一さんの話は、何かコメディーっぽいんだよね。
何事も妄想だけで済んでる内は良いんですよ。嘘か本当か知りませんが…と言うか多分嘘だと思いますが、妄想は惚け防止に成ると言う研究結果が出ているそうです。妄想は頭の中でする物ですから結果的に惚け防止に成ると…然し、妄想がエスカレートすると犯罪を起こす引き金に成る事も有りますので、妄想は適度にしましょう