放送回 | 1992年 春の特別編 |
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キャスト | 陣内孝則 |
脚本・原作 |
主人公は売れない役者。
いつもドラマのエキストラばかりやっている。
だが、変に目立とうとオーバーアクトを繰り返し、
監督に怒鳴られてしまう。
そんな彼の座右の銘は『存在感』だ。
ある日、飲み屋で調子に乗ってカラオケを歌っていると、
ヤクザ風の男たちに因縁をつけられ、
路地裏でボコボコにされてしまう。
「ちっくしょお!ろくな事ねーぞ!存在感ッ!」
酔っぱらった主人公は、部屋の壁に貼ってあった『存在感』の紙を、ビリビリに破ってしまう。
その刹那、部屋の外が光る。
翌日から主人公の生活は180度変わってしまう。
いつもの様なオーバーアクトなのに、
「エキストラどこ行ったんだ!」と監督に探されてしまう。
道を歩いていると、気付かれずに水をかけられる、テニスのボールをぶつけられるなど、散々。
どうやら、自分の姿が誰にも見えていない様なのだ。
つまり、『存在感』が消えてしまった――。
目立ちたがり屋の主人公がそんな事態に耐えられる筈もない。
彼はド派手に宝石店を襲撃し、皆の注目を浴びようとする。
「すみませんでした〜!お騒がせしました〜!」
店の外であっさりと観念し、両手を突き出す主人公。
だが、警官隊も店員も、彼を通り過ぎて走り去ってしまう。
またしても気付いてもらえなかった主人公。
ガックリと肩を落とし、車道を横切る。
と、走ってきた車に、減速もされずにはね飛ばされてしまう。
「あれ?今何か当たらなかった?」
「まさか、気のせいだろ……」
彼は、誰にも気付かれる事なく息を引き取った……。
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コメントまとめ
面白かったですね! あのイキイキした好感あるキャラなだけに、 無視されるのが可哀想でありましたが、 まさか最後の最後まで気づかれないとは・・・。 おそらくあの死体も・・・ そうおもうと、まずます世にもらしくて面白い!
石ころ帽子+アウターゾーン?
なんとなくいいね(^−^)
これ見て、ちょっぴり陣内孝則さんに惚れますた♪
陣内さんが、何度か泣きそうなシーンで見ているこっちも少しウルッときました。
あんなにも気付かないなんて……と、考えただけで少し怖いです。
ブラック系なので、もの凄く怖いことを期待していたけれども
あまり怖くはなかったですけど、これはお気に入りかもです^^
陣内さん格好良かったです! ★五つ!
おもしろかったけれど、最後はあんまりです。かわいそすぎました。
恋人役に森尾由美さんが出ていましたね^^
アウターゾーン(少年ジャンプ)に似たような話がのってたね。
透明になる薬を飲んで、で、散々悪の限りを尽くしたあとに、事故で死亡。
加害者も通行人も誰かが引かれたことに気が付かないという…。
あれは酷いだろうと思った。コンビニでお金も払わずに行こうとしたら、普通だったら音が鳴るはずなのに鳴らないからびっくりしたかも・・・私だったらラッキーと思って黙って帰るかも・・・
かわいそうすぎる
これは名作。
陣内さんのいきいきとしたコミカルな演技と切なさが絶妙。
あまりにも救いようのないラストに、ちょっと恐怖しました。
話はこれといって
面白くないが
陣内には嵌りだね
透明な人になったらいいこともできるけど、車はよけてくれないよ
プロローグ
「この街には、実にたくさんの人々が存在しています。
しかし、その中で一体何人の人が、今わたしがここにいることに気付いているのでしょうか。
ひょっとすると、一人も気付いていないのかもしれません。
人間というものは、他人に気付いてもらえないと、そこに存在していないのと同じことになるのかもしれませんね」
確かに無視されるのは寂しい事で虚しい気持ちにはなるが、誰にも話しかけられず、こっちが話しかけた時もシカトするくせに、皆にとって悪い事をした時だけは怒るというのはムカつくし、存在を認めている上で無視されるのではなく、もともと誰にも自分が見えないし自分の声も聞こえないんだと思うと諦めがつきます。考えようによっては自分の存在自体も相手に見えないということは、見えていながら無視される以上につらいかも知れませんが。
何をしても気付かれず、咎められないなら寧ろそれを利用して女風呂や女性の着替えの除きをやったり、好きな女性の家に入り込んで彼女を観ているとかもできるじゃん!と思います。
ひどすぎる
私も透明人間のように気づかれない女になったら、まずしたい事は興味の有る好きな男のそばに行って、その男をずーっと見ている事だな。
何を大袈裟な事をって言う人が居るかも知れないけど、空気の様な存在で誰にも気付いてもらえない。そんな可哀想な人って時々居るんだよ。気付いてるけど無視されてる人も可哀想だけど最初から気付いてもらえない人も可哀想。何だよ御前居たのか。さっきからずっと居るんですけど。居るなら居るって言えよ。なんて会話がされているんだよ。だけど気付いてもらえないって嘆く前に、気付いてもらう為に何をするかって事を考えて実行したら良いと思うよ。