世にも奇妙な物語データベース

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開かずの踏切

放送回 1991年 秋の特別編
キャスト 石田純一
脚本・原作

石田純一が田舎道をツーリングしていると
遮断機の降りた踏切りに遭遇するが
どれだけ待っても一向に電車が通り過ぎる気配はない。

諦めて他の道を通ろうと戻っていくが、
何故かどうしてもその踏切りのところへ戻ってきてしまう。
いら立ちが募りはじめたところへ少しいかれたような若い女性や老人、
野球のユニフォームを着た子供などが現れて
「その踏切りは開かないんだよ」と告げる。
そんな言葉が信じられるはずもなく
石田はなんどとなく迂回を試みるが全て無駄に終わる。
疲れ果てた石田に老人が諦めてここの住人になるようにうながす。

しかし半ば諦めかけていた石田の名を
踏切りの向こうから呼びつづける謎の女性がいた。
そのうち突然、警報機がかん高い音を響かせ、
石田以外の人間が一様に驚きを示す。
「うそだ。」「うそだ。」「電車がやってくるはずは無いんだ。」
やがて電車が通り過ぎて行き、ようやく遮断機があがる。
意気揚々と踏切りを渡っていく石田。
しかし彼以外に踏切りを渡る人間はいない。
「どうしたんですか?皆さん渡らないんですか?」
「わしらはそっちへはいけないんじゃ。」
再び閉ざされた遮断機の向こうで複雑な表情をみせる老人たち。
野球ユニの少年が手に持っていたボールを投げ、
踏切りを越えてきたボールを受け取ろうとするが・・・

病院のベッドの上で意識を取り戻す石田。
隣では看護婦が何度も石田の名を呼んでいる。
「気がつきましたか?バイクの事故で意識不明だったんですよ。」
その看護婦は踏切りの向こうにいた女性だった。
病室の隅にボールが弾んだ。

コメントまとめ

名作です。

ベンガルさんってこの作品にも出てたみたいですね。

見てる間展開に暇を感じる。

ベンガルさんって警官役だったような。
遮断機渡ったときに警報機が鳴って、白い画面にヘド(血)みたいなのが一瞬あったのと、水道に近ずいてポタッポタッと落ちる水滴で、医療の道具が一瞬見えたのは彼の心のなかだと思ったから。
何かのキッカケで心(警報機)に着いて、いろいろ現実に達して帰ってこれたのだとだと思った。
詳しい事はわかんないですけど、主人公が幻想にいるときが現実より早く感じられた事です。つまり、ストーリーの最後の病室にボールが落ちたところなど、子供がボールを投げて、落ちてくるのが予知できたかのようでした。長文スマン

全体の雰囲気が良かった。ぼーっと見てたらなんとなく癒された

三途の川の線路版ですな。
電車がやってきたときの、あの人たちの表情がVery Good.

プロローグ
警報機がなっている踏切のそばにいるタモリ。
「踏切で電車を待つときイライラしますよねぇ〜。
しかしその踏切を渡った先が全く別の世界だったとしたら,あなたはどうしますか?
ご注意下さい,その警報機はあなたの心に鳴っているのです。」

「わしらはそっちへはいけないんじゃ。」

これは劇中では言ってませんね。
雰囲気でそういう事を言いたいってのはわかりましたが。

また戻ってくるのが不気味です。

とても感動しました!いい作品ですよね!!

いい作品なんだが、
オチがわかりづらかったかな。

全体的に演技が冴えていた。
なんだか無性に悲しくなる描写。
石田以外で踏み切りの傍に居てた人達は永遠とあの場所に居るのだろうか・・・。

ここであらすじを見て動画を探しました。見てみるとまず、この話で踏切にいる登場人物の台詞がみんなうまく死を暗喩している事に拍手。
最初に会った土木作業員っぽいベンガルさんの「ミドリガメを言われたとおりに育てたが死んでしまった。でもそのまま売られていても死んでしまう運命だったんだ」(死の運命は避けられないという意味?)とか、
狂った女性の「ぱーっと散る桜の花が好きなの」(桜は、樹の下に死体が埋まっている等々怖い言い伝えが多く、散るという言葉も死を連想させる)、
不気味な赤ん坊の人形を持った老人の「機械は壊れても直せる。だが、最近は壊れるとそのまま捨ててしまう」(この爺さん、病気になっても治療してもらえなかった?)
子供について老人が「この年でここまで来たんじゃ」(明らかにこの若さで…という意味)等。
「みんな渡ろうと挑戦しても渡れない」(生き返る事ができない)という絶望感から女性は狂い、子供は遊び相手を探す様に主人公を引き止め、他の人達は諦めていたんでしょうね。

また、他の人も書いていますがこれにも結構サブリミナルっぽく伏線が張られていましたね。
冒頭、主人公が踏切を越えた時(変な空気の境界線を越えた時)の警報機→流れる血の映像
主人公が水道水を飲む→点滴
向こうで呼ぶ女性→同じ顔の看護婦
太陽を見上げる→手術室のライト
他にトレイに置かれる鉗子等の手術用器具、メスと終盤に近付くに従って大分ダイレクトな内容になって来ていました。

あらすじだけを見て「どこの場面で彼は事故に遭ったのか?」と思っていましたが、
見てから考えると最初の誰もいない田園風景のシーンから、
既に彼は事故で生死を彷徨っていたんですね。一度は死の境界線である踏切を越えてしまったものの「絶対にこの踏切は開く!」と信じて奇跡の生還を遂げたって事で。

踏み切りを渡れない人たちは死んでいるってことなんですよねぇ・・・結構おきまりのパターンですね(-_-)m

人形を持ったおじいちゃんが不気味ー

イイハナシダナー(・∀・)

まあ普通かな

映画監督編の「箱」は、これの逆バージョンでしたね。

ビージーズのチャイナ・グローブが初めに掛かったのを覚えてる

ビージーズ?!
ドゥービーブラザーズだろ

タモさんが話す冒頭より前の赤い画面で事故ってるのかな?
んで、踏切の血のサブリミナルで境界を越えた?
さっき来た踏切じゃんの心電図、自販機のハサミ、
川遊びのメス、踏切爺さんの看護師、とかもあるね。
流してたら気付かなかったし内容が凡庸だけど、
意外と面白い。

話が深すぎて、よくわからなかった・・・。

でも、ここに来てあらすじ読んで、「深い話だなあ」と感じた。

この主人公間抜けじゃのう。電車が来んなら下を潜れば行けるのに。

儂等はそっちへ行けないんじゃと言ってる事から、踏切の手前は死後の世界、詰まりあの世である事が推測出来る。踏切の手前に居る人々は既に亡くなった人達の魂で、体は既に無いので、行けないんじゃ…と成るのでは?主人公はバイクの事故で意識不明に成り、魂だけが飛ばされたと考えられるね

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