世にも奇妙な物語データベース

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もう一人の花嫁

放送回 1991年 春の特別編
キャスト 沢口靖子
脚本・原作

主人公は結婚式を今日行う予定の花嫁。しかし、コックである父親は式当日の現在でも結婚に反対らしく、主人公が声をかけても後ろを向いたまま「後で行く」と答えただけだった。
主人公が着る予定の花嫁衣装は、幼い頃に亡くなった母親の形見だった。母との思い出に浸りながらふと、その衣装に泥跳ねの跡があるのを見つけて「何かしら?」と疑問に思う主人公。式の時間は迫り、準備をしなければいけないが、父親はまだ来ない。どうしても父親に祝福してもらいたいと思った主人公は、着替え部屋の窓から飛び降りた。

気が付くと、そこは見慣れた街ではなく三輪のトラックが走り、人々の服装もどこか古めかしくなっていた。タイムスリップしたらしい。そこで主人公は、若き日の母親に出会う。正体は明かしていないが親子故か、主人公と母親は話しているうちにすっかり意気投合していった。美容師志願の主人公は、母親の髪をセットしてあげることに。そこで母親は悩みを打ち明けた。彼女は親から勧められた相手との縁談が進み、今日挙式予定なのだが、実は他に本当に好きな相手がいて、彼と駆け落ちすべきかどうか悩んでいたのだ。
その話に「頑固者の父親はきっと親の勧めた相手に違いない」と思った主人公は、親の意見を尊重するべきだと進め、了解した母親と別れた。
しかし、その後で自分の境遇と照らし合わせて「父と結婚しないと言う事は私は消えてしまうかもしれないけれど、やっぱりお母さんには好きな人と結婚してほしい」と思い直し、結婚式場で既に着替えを済ませていた母親の手を取って、外へ連れ出した。外には、駆け落ちの相手が待っていた(逆光で顔は見えない)。水たまりを跳ねかせながら彼のもとへ走る母親。
「ありがとう。生まれて来る子にはあなたの名前を付けるわ」思わず泣きながら「お母さん…」と言ってしまう主人公だったが、母親は微笑んでいた。

そして気付くと元の結婚式場の前にいた。自分は消えなかったのかと疑問が残りつつ着替えると、父が駆けつけてくれた。仕事を早く切り上げたと言う。「懐かしいなぁ…この泥の染みは、母さんが父さんと逃げる時についた染みなんだよ。あの時、手伝ってくれた人がいてね…その人の名前をお前に付けたんだ」
あの時の主人公の選択は、間違っていなかったのだ。
父親は、あの時の母親同様自分の意志を貫き通した主人公を祝福し、晴れて主人公は結婚式へと向かった。花婿と進み出る中、参列者の席を振り返ると、父親の隣の空席に嬉しそうな母親の姿が。「お母さん…」再び主人公の目から涙がこぼれた。

コメントまとめ

ありきたりだけど、感動した。沢口靖子はハッピーエンドが似合います。

ドラえもんでほぼ同じ話があったな。

小説版とは所々違うんだね

漫才でやってたけど
結婚式場から当日に逃げる女なんてサイテーだと思う
最初から断れよな

断っても逃げられない状況ってあるからな…
できるもんならやってると思うよ
相手には迷惑だと思うけど、
責任は一生に関わることを本人の意思を無視して決めた周囲にあると思う

感動した (。´Д⊂)

沢口靖子、めっちゃ綺麗やわ

大昔は当然だったかも知れませんが、結婚相手を親が決めるなんて言うのは最早時代遅れです。世間体とか、利益だけを追及して、子供の幸せを台無しにしてしまう腐り切った風習で、其れが証拠に、親が決めた相手と無理矢理結婚させられて、幸せに成れる訳が無いでしょう。子供は親の道具じゃ有りません。

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