放送回 | 1990.8.9 |
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キャスト | 片岡鶴太郎/松澤一之 |
脚本・原作 | 笠原邦暁 |
二宮(片岡鶴太郎)は嘘が大嫌いの正直者の警官で、近所や同僚に慕われている。
しかしある日彼は、屋根を修理していた男を、トンカチを持った強盗と勘違いし「下りてこい」と脅す。男は足を滑らせ転落死してしまう。
二宮は咄嗟に「怪しい男がやった」と嘘をつく。
同僚と一緒に居もしない男を追いかける警官。
同僚に「どんな男でした?」と聞かれるととっさに「白いコートの男だった」といってしまう。
「真夏なのに白いコート…?」
と同僚が疑い始めた瞬間、本当に白いコートの男が現れる。しかもその男は走って逃げ続ける。
二宮(コイツに罪をなすり付けてしまおう)
そう考えて追いつづける二宮と同僚達。
次第に男は工場跡に逃げ込み、同僚と別れて男を追う二宮。
その前に白いコートの男が現れ、二宮の子供の頃のおもちゃを出す。
「覚えているか、お前は子供の頃も誤って殺してしまった友達を、知らない人がやったと嘘をついたよな!」
と問う白いコートの男。
「お前、見ていたのか」
拳銃に手をかける二宮だったが、次の瞬間白いコートの男はフードを取る。
その男は二宮自身だった。
発砲する二宮だったが、当たったはずの銃弾は自分自身の体を貫いていた。
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コメントまとめ
正直であるかそうでないか? 常人以上にそういった事に拘るのは、過去に本人も忘れている何かがあったからかもしれない ちなみにタモさんがカナヅチ強盗役で少し出てます
白いコートの男を追跡するときにかかる音楽が時代を感じさせる。しかし結構お気に入りの曲だ。
その場を取り繕う嘘あなたはついていませんか?あ痛たた。見いて痛い作品です。
某ブログで紹介されてたので視聴。傑作だったなぁ。まさに「陰鬱サスペンス」と呼ぶべきテイストは、あの時代にしか出せない。鬱屈とした引き際も、ベタだけど世にもらしくて実に良い。
追いかけるシーンのコミカルなBGMにだまされてしまいますが,結構怖い話ですよね。「超常現象」って意味でも,「罪をなすりつけて保身を図る主人公の人間性(=人間の本質?)」って意味でも。
プロローグ。暑い夏の昼下がり、甘味処にタモリがやってくる。
タモリ「氷ちょうだい!」
店先の長椅子に腰を降ろし、静かに語りはじめる。
タモリ「もう10年ぐらい前でしたけども、超能力によるスプーン曲げというのが世間の話題を呼びました。
あれはトリックだとか、本物だとか、いろんな議論がありましたが、
結局、結論は出なかったような気がします。
ま、超能力の真偽はともかくとして、人間の深層の奥底には、
まだまだ解明されていない部分が残されているような気がします。
もしかして、私も……。」
スプーンをじっと見つめるタモリ。そして本編スタート。
(自分のついた)嘘を嫌悪するあまり
幻覚を見てしまったという事なんでしょうか
日本じゃ珍しいスラップスティックか、と期待したが、
しょうもないオチにがっかり。まあ最後のおばちゃんの一言で救われたけど。
極例ながらも「嘘に頼り過ぎるといつか自身を滅ぼしかねない」と言ったところか
銃撃ち過ぎじゃね。
嘘が嫌い。はい。嘘が嫌いな人は沢山居るね。でも世の中に嘘を吐いた事が無い人なんて居ないんだよ。いや、広い世の中だから一人位は居るかな。この話はもう一人の自分が出て来てどうのこうのって話で、最後の最後にもう一人の自分を撃ったら自分も死んじゃったって笑えない落ちが着いてるけど、結局嘘を吐いたからもう一人の自分が出て来たって事じゃない?子供の時にも酷い嘘を吐いてるよねこの話の主人公は