世にも奇妙な物語データベース

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昔みたい

放送回 1990年 冬の特別編
キャスト いしだあゆみ
脚本・原作

平凡なサラリーマンの主人公・竹脇無我は、デパートで買い物をし、エスカレーターで降りていると懐かしい絵を見かける。妻に絵を見ていくといい、絵のほうに向かうと昔の恋人のいしだあゆみを見かける。久々に会った二人は、いしだの呪文で10年前に戻る。
いしだあゆみ「十年前に戻ってみない?」
 1,2,3.すると、十年前の風景に変わっていた。
 そこは公園らしき場所。二人で座ったベンチや近くの公衆電話でいしだがかつて10円玉をチャリン・チャリンと入れたこと、近くの木にふたりの名前が刻まれていたことなどをいしだは思い起こす。だが竹脇は覚えているはずもない。
 もう一箇所行って見たいところにいしだは竹脇を紹介した。それは、自分の済んでいたマンションであった。
 しかしいしだはずっと竹脇を待っていたことを告げると竹脇もだんだんいしだの不審な言動に驚いていく。「今忙しいから、あとで電話すると、ずっと電話もかけられないほど忙しかったのでは。電話を待つために電話番号も変えなかったんだよ」と言って抱きつくいしだ。いしだを突き飛ばす竹脇。
 怖くなって竹脇は逃げた。しかし、後ろ髪ひかれる思いもあり、いしだの部屋に戻る。(旧あらすじデータベースで、「腰が抜けて動けない」とありましたが、竹脇はいったん部屋を出ているので注意。)
いしだあゆみ「昔みたいにひざまくらしてあげる」そして、部屋の電気が消えた。
 近くのマンションのベランダで、男と女が話していた。
女「明かりが消えた。あのアパートは10年前に住んでた女が死んで以来、ずっと空家のはずだよ。おかしいよ。」
 アパートの中で、男が1人死んでおり、男の青白い顔には白骨化した女の手があった。

 デパートらしき場所(絵が飾ってある場所)で、いしだが言う。
「お久しぶり」(スタッフロール)

コメントまとめ

これはなかなか奇妙でした。題名を見て オチがなんとなくわかりましたが、 最後の白骨化した手はゾッときました(ブルブル

これも星新一ですね

「ひざまくら」ではなく「うでまくら」ですね。

さっき、探しあてて観ました・・・
白骨化した手がリアルすぎて、怖い!
家を飛び出してそのまま逃げていれば、主人公は死なずに済んだのかなぁ?(あの世へ連れていかれずに?)
ラストは本当にトラウマになりそう><

小説版では怖がる男を見て、「魔法を解いてあげるから帰って」と女は言う。でも男は思い直して引き返す。そしてラスト…って感じだったと思います。
雨月物語の「浅茅ヶ宿」(私が見た民話集では「捨てられた女房」となっていました)のバッドエンド版と言った所でしょうか?あ、でも男自らが覚悟の上で留まったんだからなぁ…

主人公がいしだの部屋に戻ったのは上着(冒頭で奥さんにコートを買うと言われた時に「これでいいよ」といったもの)を忘れたからですよね
それがまさに「命取り」になったわけで・・・

僕のお気に入りの話の一つ。
怖くもあり切なくもあり、何より全体の雰囲気がとてもいいんですよね。

20年前の作品だったのですか・・・
子供の頃に見て、いしだあゆみさんが出てて、
白骨のシーンだけがずっと頭に残ってたので
検索してここにたどり着きました。
最近コメントしてる方もいらっしゃったり、びっくりです。
あらすじや、作品名が知れてよかったです!!

当時、小学生だったけど、ものすごく印象に残っています。
いしだあゆみが「哀しみの女」(1987年TBS)というドラマをやっていたのを今日知りました。
今頃知ったことになんかビックリw

そんな今は外が雪景色〜。

竹脇無我は再放送してた『大岡越前』の榊原伊織だから知ってるけどいしだあゆみって『ブルーライトヨコハマ』歌ってた人?

下の書き込みにもあるけど、あらすじだけ見ると古典で習った上田秋成の『雨月物語・浅茅が宿』に話の骨格が似てる。

これでいくと下手したら『蛇性の淫』『吉備津の釜』『夢応魚』あたりいけるんじゃないか?

怖いというよりは切ない。
同棲してたアパートの表札が映されるあたりから嫌な予感がして、どんどんありえなくなっていって、最後は殺されてしまった……。
でも、自然消滅させた男のほうも悪いんだものね。よくある話だけど。

今観た
ヒロインのヤンデレぶりもそうだけど
序盤奥さんに「一緒にご飯行かないの~?」とか言われてるあたり
主人公の男はかなり女性に愛されるモテ男なんだろうなと羨ましく思った

小泉八雲の「怪談」の中にある話に似てますね。
「和解」だっけな?

この物語は多分実際時間が昔に戻るワケじゃないが昔経験したような人生が繰り返されるという物語で、望むと望まないに関わらず(たとえどんなにイヤな場合でも)昔と同じ状態が繰り返されるということで、「あの日に帰りたい」は本人が望んで戻りたい場合を選んで戻るという物語だと思いました。

そして世にもの「絶対イヤ」って物語は過去に戻るとかじゃなくて、その場の状況がイヤで現状を変えたいというのは本人の望みだが、それで変わる場面や状況までは自分で選べないって物語だと思いました。

見てみたときはいしだあゆみさんがはまりすぎて、オチが読めつつとてつもなく怖かったです。今思えばもの悲しくもあり、結局自分の意志で戻ってしまった男性はあれで満足、なのかな。ご家族にはお気の毒ですが。

プロローグ

(バーにて、タモリが一人。「星に願いを」がかかっている)

あ、どうも失礼。

思わず、聞き惚れてしまいました。あなたにも、思い出の曲の一つや二つあるんじゃありませんか。あの人と、あの時を思い出す。そして、少しせつなくなる。できれば、時の間に置いてきた恋人ともう一度会いたくなる。

これから始まるのは、偶然昔の恋人に再会した、世にも幸運な男の話です。今宵、あなたも昔の恋人を思い出しながら、私と一緒にワインのグラスを傾けませんか。乾杯。



→やだ(笑)

世にも奇妙な物語 冬の特別編 【1991.1.3放送】・エンディング


世にも奇妙な物語・新春特別編、お楽しみいただけましたでしょうか。今から始まる一年が、あなたにとって幸多き一年でありますことをお祈り申し上げます。

くれぐれも、奇妙な世界の扉を開けることのないように。それじゃあ、私はこれで。

(タモリ、扉を開けて入る。扉を閉めたら扉から煙が出て消える。)

エンドロール。

懐かしい絵と昔の彼女…何か有るね。でも昔の彼女の事を覚えてないって言うのもおかしい…彼女が勝手にそう言う風に思い込んでいた…とか?

小説だと坂本が梨絵が当時から住んでたアパートに監禁されて終わりだった。(これから、あなたの面倒は一生私が見るわみたいなこと言ってた。)

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