世にも奇妙な物語データベース

検索結果に戻る

復讐クラブ

放送回 1990年 冬の特別編
キャスト 橋爪功
脚本・原作

平野は、仕事で課長にいつも怒鳴られ、
同僚には、面白みのない人・鈍いヤツと陰口をたたかれる
さえない中年サラリーマン。
そんな平野にもひそかな楽しみがあった。

それが「復讐クラブ」

復讐したい相手に対して、自分に代わって他人が復讐を代行するシステム。
復讐リストに復讐したい相手と遺恨内容を書きクラブに提出する。
クラブはリストの内容に応じて他のメンバーに復讐代行指令を送り、
復讐を代行。
後日、依頼したメンバーに復讐結果が通知される。

メンバーは、自らの復讐依頼枠とそれに相当する復讐代行義務を負う。
当然平野も復讐代行義務を負うが、復讐内容も手段も全てクラブが
指示してくれるため、何の心配もなく復讐代行を遂行できる。
そして、各会員が遂行している復讐現場を撮影班が映像に収め、
復讐後には、それを映写会で楽しめるというアフターサービス付き。
平野はストレスを解消し、徐々に熱中していった。


だが熱中すればするほど日々の些細な出来事が復讐の対象となっていく。
復讐依頼が増え、それにつれて復讐代行義務も増える。
限界に近い復讐代行義務を抱え、仕事は疎かになり課長に叱責される
毎日となった。

そんなある日、クラブから復讐代行指令を受ける。
ターゲットは・・課長だった・・。

「飲みに誘って酔い潰し、分かれたあとの帰り道を襲って一発後頭部を殴る」

偶然にも課長から飲みに誘われ、なんとか酔いつぶそうとする平野だったが
課長からもしきりに勧められ相当の酒量を飲んでしまう。
2人ともヘベレケとなり分かれた後、平野は道端の角材を手に課長の
後を追った。
そこで見たのはブロックを手にし自分の後を追ってきた課長。
一瞬の沈黙の後、2人は奇声を上げお互いに殴りかかっていった。

同じ頃、クラブではある失敗が報告されていた。
「ターゲット同士に同じ復讐指令をだしてしまった。」

殴り合い血まみれになった平野はやっと気付く。
日々の課長の叱責も、仕事のミスも、家でのちょっとしたトラブルも、
身の回りでおきた些細な出来事は、全てが誰かの復讐だったんだ・…。
こんなクラブがあれば誰もが入る・・・
誰もが…誰かに…復讐したがっているんだ…

この一部始終をスクリーンで観て爆笑するクラブの会員達。
妻、息子、同僚、ご近所、これまで平野が復讐した人たち・・・

「誰もが誰かに復讐を!」
「誰もが誰かに復讐を!」
「誰もが誰かに復讐を!」
「誰もが誰かに復讐を!」

誰もいなくなった部屋でタモリが映写機を止める。
「身近に起こる些細な不幸は、復讐クラブの仕業なのかもしれません
あなただけですよ。入ってないの。」

コメントまとめ

面白かったですよ

これって諸星大二郎原作のですね。 見てないけど、橋爪功はマンガの絵にそっくりだと思う。

橋爪さんって演技うまいね。

あの課長、本当にイヤな上司にピッタリ。

気がついたのだが、課長の奥さんも 復讐クラブに入ってるはずでは?

面白かった。 やはり復讐は復讐しか生まないのだな。 みんななにか趣味でストレス発散させろよ・・・・ ラーメンの汁こぼれただけで復讐するのはさすがにどうかと思った。

最後に部長が持っていた凶器は、ブロックでは無く空瓶です。

原作・諸星大二郎

名作、ちなみに今日再放送されてました。あのクラブと橋爪さんのキャラとナレーションが最高。でもオチが・・・私が書くなら『鑑賞会の会場、楽しんで見ている私。あっ私が出てきた、あはは・・・は・・・画面には私が復讐されてる画像が・・・周りは大爆笑・・・ふと見ると前の席に私の妻が・・・終』。

家族も近所の人も会社の人もみんな復讐クラブに入っていたっていうのがオチ。

見ていてラストがどうなるのか、すごく楽しみでした。主人公を若い女性にして、コメディチックにした「復習クラブ」を放送しても面白いと思いました。

復讐クラブっていうのが本当にあればいいのに。私は、復讐したい人がたくさんいるから(←私はいじめられっ子なので)。

もし現実にあったら入りたいなー…

現実にあったら絶対入って(親には内緒)だれかいらついた人に復讐してやろっかな…

気付かないだけで、自分が復讐してやりたい対象になることもありうると、気付かされた話でした。橋爪さんがうまい。

これ、マイベスト。
諸星大二郎が好きだし。

世にも・諸星SPとかやってほしいです。

おもろい

橋爪さんの熱演に思わず惹きこまれました。
ラストに虫の息の状態で何度も口にした「誰もが誰かに復讐を!」が頭から離れません。

小学生の時に見た映像が
忘れられなくてもう一度みました。
ラストの印象が
約20年たっても色あせてなかった。

今の社会が舞台かもな…

復讐クラブ 私も入りたいです。お役に立てると思います。

十数年以上前に一回見ただけのこのストーリーが妙に頭から離れなくてググったら、まとめてくれてるとこあってスッキリした

世にも奇妙の中でも屈指の秀逸な筋書きだと思う

橋爪さんの弱弱しいおっさんの演技大好きです!
このクラブはいりたーい!

諸星大二郎や藤子Fの短編原作で特別編やってほしいなぁ

この生々しさ大好き

これの続編があると面白い。復讐クラブ2014。橋爪が実は死んでなく、この会員の幹部になっているという設定でストーリーが進む、なんて。

俺が大学に落ちたのも復讐クラブのせいだったのか

やたらと被害者ぶる人たちっているけど、人間生きていれば、常に被害者でもあり、加害者でもある。
被害者でしかない人間なんて存在しない。
そして、誰もが誰かに復讐したいと願っているのだ。

エピローグ。映写機を止めるタモリ。

タモリ「あなた、思い当たることありませんか?大事な物が無くなる、買ったばかりの新車にもうキズが付けられている・・・・・・。これ、全部復讐クラブの会員がやったことなんです。あなただけですよ。まだ入ってないのは。」

チラシの裏にでも書いてなさい

延々と続く復讐の怖さ。
誰かに仕返ししたいと考え始めたらキリがない

復讐したい人たくさん居そうだな
1990年の冬の特別編もう1度見ようかな?
一員に入ったら面白い
入りたくても警察に
捕まりたくないなゴス姫は

教訓 復讐は連鎖する。

復讐クラブの事務所が古い建物の中にあるのがよい。

なんとなく予想通りのオチだ。

ラストの映写機にキャストみんなが集まってるシーンが世にも的だよな。

復讐するは我にあり・・

どんなに仕事ができても、俺いなくて大丈夫かというセリフを言ってはいけません。一気に嫌われます。

誰もが誰かに復讐をと橋爪が連呼するシーンはよい。

ラストが見事。わはは。

あんな雑なラーメン屋の店員今どきいないな。

世にも作品の中でも屈指的に奇妙です。あなただけですよ。復讐クラブの会員でないのは。とタモリが言ったのが記憶にのこっているな。

自分のやった事はいつか自分にはねかえってくるそうゆうことだよ。

検索結果に戻る

広告スペース