世にも奇妙な物語データベース

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時のないホテル

放送回 1990.7.26
キャスト 前田耕陽/渡辺満里奈/犬塚弘
脚本・原作 信本敬子

予約していた軽井沢のホテルへ向かう薫(前田耕陽)と遥(渡辺満里奈)。
ところが道が渋滞し、9時に東京を出発して到着したのは午後4時。 おまけに薫のミス(一月前の日付で予約をしていた)で既に満室のホテルにはチェックインできずで、遥はイライラしていた。
仕方なく他のホテルを探す2人だが、 遥の希望の「プールバーがあるホテル」どころか10件回って全部満室と断られる始末。 諦めかける中、山奥にぽつんと立つホテルを見つけた。しかし、ここもやはり満室。 そのままロビーのソファに座り込み「もういい!私ここで寝る」と言い出す遥。 そんな彼女を隣でなだめつつ、入って来る予約客を羨ましく見つめる薫。 どの位時間が経ったのだろうか。

薫がまた別のホテルを探そうかと思った時、 冷風と共にホテルマン(タモリ)がぼんやりと現れて「お部屋にご案内申し上げます」と告げた。 満室ではあるが、特別室があると言う。
機嫌を直し、ホテルマンに付いていく2人。 通路の突き当たりの壁をすり抜けて進んでいる事に気付かずに…。 案内された部屋はテレビもビデオもない古めかしい部屋だった。

シャワーを出そうとすればなかなかノブが回らず、泥水が出た後でようやく透明な湯になる始末。 おまけに、ルームサービスは終了していた。 再び不機嫌になる遥。ホテルマンに文句を言おうとそのまま部屋を飛び出してしまった。後を追う薫。 廊下に出た遥は壁に「レストラン」の看板を見つけ、「文句の前に腹ごしらえ」と薫と共にレストランへと向かった。
そこにぼんやりと浮かび上がってきたのは、ドレスやタキシードで正装した人々。交わされる言葉も、どこか一昔前の様だ。 奥の席の老紳士に滞在日を訊かれ、薫が「今日泊まり、明日の番に帰る予定」と答えると驚き集まる人々。
「私達等はひまわりがつぼみの頃から居座って、花が枯れ再びその種をまき散らす頃、やっと腰を上げるのが常なものでしてね」
そんな中「ダンスホールにお集まりください」とアナウンス。
向かうと「今年のひまわり娘」が発表される所だった。 呼ばれて進み出たのはドレス姿の年配の女性。
「うっそー。ひまわり娘ってあのおばあちゃんがぁ」
遥の言葉に凍り付き、引く周囲の人達。流石に遥もまずいと思い、薫と共に謝った。 だが、老紳士は一緒に祝ってほしいと言う。
「年に一度こうして一夏を過ごす為にこのホテルにやってきた人達の中で、 大輪のひまわりのごとく優雅に美しく過ごしていると思われる婦人に与えられる賞なのです」
遥は詫びながらも、それでも「あなた達はなんか変よ」と言った。
それを聞いて老紳士は語り始めた。
「確かに私たちは若くはない、古びて見えるかもしれない。だが私達はこれをよしとしています。 この時間を急がずに愛しているんです。様々な事を興じている訳でもないのに、心の印画紙に思い出をたくさん焼きつけているんです。 急いでいる人には、時はとても速く流れてしまう。だが、私達の様にゆっくり過ごしていれば、時はゆっくり流れてくれる物です」
それを聞いて、今まで彼らを変だと思っていた自分達を恥ずかしく思う2人。
老紳士達は2人をダンスに誘った。ダンスなどやった事もなく、今の服装に躊躇する2人だが、 先程の婦人がドレス代わりに遥の腰にストールを巻き、老紳士が薫の襟に蝶ネクタイを飾った。 そして、2人も周りの人々と共にゆっくりと踊り始めた。 夢中になっているうち、周囲の人々は消え…。

気が付くと、2人はホテルのロビーのソファで寝ていた。 あのまま部屋に戻らないまま寝たのか?と思ったが、 振り返ると特別室の有った廊下は壁になっていて、花瓶に入ったひまわりの絵が飾られていた。
フロント曰く、 「あれは昔、旧館に続く通路がございまして…5年前に取り壊しまして、今ではただの壁です」 夢だったのか…と思う2人だったが、遥の腰にはストール、薫の首にも蝶ネクタイが。 外でダンスを踊る様にこれからの予定を笑顔で話し合う2人。最新云々はもうどうでも良い様だ。

コメントまとめ

最悪・・・・。 自分にはどうもこういうのが受け付けないようです(笑 全然世にもらしくなかったし。 (ただのSFドラマ見てる幹事というか。。。)

つまらなすぎる・・・ 0点だ

コメントしづらい・・・

ホテルがなくなる

渡辺満里奈が、バブル期に増殖した女を演じています。そして、そんな女にヘラヘラ媚びる男が増殖したのがこの頃だということもわかります。

↑のあらすじ、すっごい実際のストーリーに忠実に再現されていますね〜。 スバらしい☆!!

うーんまぁまぁだね。・・・・

怖い話や後味の悪い話が多かった初期の頃としては、異彩を放っていたので覚えています。 前田耕陽。懐かしいですね(笑)

楽しいね

この回はいつものエンディングテーマではなく、ロック調の曲が使われてました。
でもこの曲、途中までは普通の曲なのに最後は薄気味悪いコーラスが残されるというもので、正直言って怖いです…。

正直シャイニングのパクリっぽい

面白くなっ!そしてあらすじ長っ!

渡辺満里奈さんが演じたハルカってなんかうるさいし最悪ですよね・・。

でもジャニーズとおにゃんこクラブの共演ってすごい!!

あらすじが途中で終わっていますね。
「紳士淑女たち」も、向日葵の化けたもの、ということだったのでしょうか。
宮沢賢治の童話のような世界でしょうか。

うーん、おもしろかったけど、中途半端で何かな・・・。

放送当時、老紳士の台詞にすごく共感したことは覚えていますが、何と言っていたのか思い出せずにいたところ、こちらのサイトで見つけることが出来、あの時の感動が蘇りました。執筆して下さった皆様、有難うございます。

「急いでいる人には、時はとても速く流れてしまう。だが、私達の様にゆっくり過ごしていれば、時はゆっくり流れてくれる物です」
この台詞は大事にしたいですね

渡辺さん失礼すぎるー(笑)
イマイチだったかなぁー

女の人すごい失礼な言い方でしたねww
ところで↑のあらすじは、あらすじじゃなくて細かいストーリーでは

渡辺満里奈の役が我儘過ぎる感じはあるけど、内容は言う程悪くないなという印象。

TIMEZONEな話

老紳士の台詞、昭和レトロな雰囲気のバーとダンスのシーンが好き。

今の世にもでは見られない作品で個人的には好き。

渡辺満里奈のバブル丸出し脳みそスッカラカンな演技が大変不愉快で実によろしい

あまりにも無礼な女に腹が立つ

渡辺満里奈の役うぜぇぇぇー
正にバブルの馬鹿だね

遥の我儘放題のお馬鹿っぷりに苛々するものの、不思議な一夜によって刺々しい性格が柔らかくなったところがスッキリ。
進まない時をゆっくり楽しんでいる老夫妻たちに余裕が大事だと教わったね。最後にゆったり流れるジャズと、柔らかく微笑み合う2人にほっとした。夢から醒めた時の現代的な曲が、生き急いでいる毎日を連想させたから余計に。
薫もしっかり彼女を怒れるし、自分も頭を下げれるのだからこのまま続けば良いカップルになれそう。
私が遥だったら、きっとまたあのダンスホールに行きたいと思う。
騙されたと思って最後まで見て欲しい作品。

スカートがわりにストールを巻いてあげ
ポロシャツに蝶ネクタイをつけてあげる

この辺で感動した。
とっさの機転とか思いやりとか余裕とか。
そういう部分はこれからも大事。

ん?この紳士と婦人が主人公達だったって事・・・?
なんか消化不良な感じだね

あるあるそう言う事。たらい回しにされるって言うのかな。いや、たらい回しは違うか。何処のホテルも満室で泊まる所が無いから公園のベンチの下とか、公衆便所の床で寝たりとか。放浪中は日常茶飯事だったな

渡辺満里奈といえば顔色という話の印象が強すぎてこの話に出ていたことを忘れる。

オチまで書いて欲しいです。

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