世にも奇妙な物語データベース

検索結果に戻る

逆転

放送回 1992.9.17
キャスト 片岡鶴太郎
脚本・原作

酒店を経営している島木文男(片岡鶴太郎)は、いつも無表情。近所での評判も芳しくなかった。
ある日、飛び降り自殺(「スローモーション」ED)に遭遇するのだが、近くにいた人たちは、それを見て、ただただ微笑んで見守っているばかり。それからというもの、周囲の人たちは、葬式では笑い、バラエティー番組を見ては涙している。

理由はわからないが、笑う事が悲しみの表現であり、泣く事が喜びの表現であるという「逆転」した世界に入り込んでしまったと気付く。
やがて、一人だけ無表情に人垣を見据える男がいるのに気付く。
「あんたも、もしかして……」
男も逆転した世界に放り出された一人だったのだ。
男は、元々は表情豊かだった。
だが、喜んで笑うと驚かれ、悲しんで泣けば不謹慎だと咎められる内に混乱し、今では表情を出せなくなってしまった。
対応が無愛想だと店の評判も落ち、商売に差し障っているのだがどうしようもない……。

月日は流れる。
この世界に疲れた島木は解決策を見出す。
精神の異常を自ら申告し、隔離施設に収容されることを望んだのだ。
「ここだったら喜怒哀楽も関係ない。ただ精神の異変を訴えれば誰が見ていようと表情を取り繕う必要はないのだから」

やがて、施設に新しい入所者が来る。
島木と同じく、逆転した世界に放り出されたあの男だった。
ともに同じ結論に達したのを知って安堵する島木。
しかし、男は沈痛な面持ちで彼に告げた。
「……朝起きたらどうも様子が違うみたいです。
 また何かが『逆転』したようなんです……」

外を見る島木。
老人の車椅子を押してる看護婦が老人をめった刺しにする。
逆転したのは「愛情と憎しみ」。
相手を殺す事が人を思いやる事になってしまったのだ……。
呆然とその光景を見る二人。
ただひたすら、また「逆転」して元に戻ることを祈る他なかった。

コメントまとめ

ダウンタウンが出演していたんですね〜!!

テレビの中でね。
鶴太郎、うますぎ

主人公の名前が島木ですね。
ちゃんと島木酒店という看板も出ますから。
最後は沈痛な表情を浮かべる島木のアップで話は終了します。

続編「気楽に殺ろうよ」

下の人に超同感。

表情の逆転した世界になじめずに家族と別れる時に悲しみを示すために
必死に笑いながらさよならを言うシーンがよかった。

森口博子のポスターが逆転の世界で悲しい顔をしていたのが印象的でした(^^;

最後の世界どうやって子孫繁栄してきたんだ…

↓好きな人は殺しちゃうってことは、
好きではないけど嫌いじゃない的な人と・・・

これでいいのだ反対の賛成・・・よくない

悲しい時こそ笑って生きてる人も現実にはいると思うが、私には難しい・・・

泣くのが嬉しさの表現と言うのは何と無く理解出来るね。嬉し泣きって有る位だから。でも笑う事が悲しみの表現だったら大変だよ。葬式は大爆笑だし、病院で身内が亡くなっても大爆笑だし…何か異様な世界。オイラは嫌だな

検索結果に戻る

広告スペース