放送回 | 1992.8.13 |
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キャスト | うじきつよし |
脚本・原作 |
主人公はサラリーマン。ここ、南部市は南部グループのためにあると言っていいほど、すべてにおいて南部グループが関わっている。そして南部市には超高層ビルがあり、その屋上に行くことが、南部市民の目標なのである。
ある日、主人公は南部市に出張にきた。受付の周辺は人だらけだ。主人公はあいている受付を探した。運がよく、1ヶ所あいていた。主人公が受付の女に話しかけると、IDカードの提示を要求してきたり、その他暗証番号や誕生日などを聞かれる。とりあえずすべて言い終わると南部産業へ行けと言われる。株式会社南部に用があるのにと言うが、先に寄らねばならないらしい。
南部産業へ着くと、そこにはそこの課長と一人の女性社員がいた。主人公は課長にもってきた書類に印鑑を押してほしいと頼むが、課長の机に積み重なっている数々の書類の上に置かれ、2、3日たったら来いと言われる。文句を言うと、じゃあ東京に帰れと怒られてしまう。主人公は日帰りで行けるとてっきり思っていたので、ビジネスホテルへ行こうとすると、課長に受付へ行けといわれる。
受付には先ほどの受付係の女がいて、その女に社員寮の南部ハイツ485号室だけがあいているといわれ、さっそくいく。
扉をあけると、なんと南部産業の女性社員がいた。あわてて、出ていくが、何してるのと言われる。受付係の言っていた空きはベッドのことだったのだ。仕方がなく女と同居し始める。
次の日、南部産業へ行くと、昨日いた課長は南部フードに異動になったという。その上、書類の受理は1週間かかるという。主人公は怒って帰る。絶対にいつかあのビルの屋上に行ってやる。
ある日、家にFAXが届く。同居している女は新人にはなかなかFAXを支給してくれないのだと喜ぶ。FAXにさっそく1通届いた。もうこれからは書類の受理のために出歩く必要がなくなり、すべてFAXで行うので、FAXを待つだけでいいらしい。
こうして長い月日が流れて、同居している女は白髪になっていた。
「ただいま」家に息子が帰ってきた。父と同じ南部の会社に就職が決まったという。
「お父さんは?」「いつもどおりFAXの前よ」FAXの前に行く息子。主人公は死んでいた。「お父さん?」2人が死んだ主人公の前にいると、FAXがついに届く。
書類が受理されたので至急高層ビル36Fの総務室まで来いとのこと。「いきなり36Fに呼ばれるなんてすごいよお父さん」「あなた、長い間待った甲斐があったわね」
そう、あの高層ビルの屋上は墓だったのだ。
(あらすじ作成:サンライズさんThanks!)
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コメントまとめ
あらすじが滅茶苦茶全然全然違います! 結局、城の上は墓場という意味だったのかな・・・ なんだかかわいそうに思えました。 奥さん(になるはずの女性)がもう少し美人なら滞在してもいいけど(笑
おもしろいぜこのはなし!!・・・けど、あらすじのラスト違うぜ?息子が親父と同じ会社に就職が内定して、それを二人(妻と息子)で親父に伝えに言ったら親父が部屋で死んでいて、それと同時に申請のプリントがファックスに届く・・・。って話だぜ?
原作・諸星大二郎
滞在の話じゃなくてもっとたらい回しにされてる話なら五つ星です。
多分…。ちゃんと覚えていないのですけど、ビルを見上げたり階段を降りたりするシーンの画面が赤く、実験映像の様なスタイリッシュなイメージがあるのですが、この作品で合っていますか?
受付の女性に折り畳み傘を借りていた記憶があって、いつまでここで足止め食らうんだ、と私も主人公同様に思って見ていました。
あのビルの上が墓かどうかはよくわからないですよね。
たらいまわしにされる主人公に泣けてきました。
カフカの城のオマージュなのかな?
名作やね!
ブラックだけどちょっと切ない
社員寮の南部ハイツ485号室ではなく
社員寮の南部ハイツ415号室ですヨ(=^◇^=)
この話(というかこの回)は当時家族で焼き肉食べに行ってて見れなかったのだけど20年以上経ってつい昨日CSで見た。。一瞬だったけど書類をたらい回しする役でタモリさんが出てた。あと手塚とおるも一瞬出てた。。
この女の策略ではなかった
受付「場所分かります??」
人生いたるところ青山あり。
これ知ってる。
戸川京子の色気がなんか思い出した。
市全体が巨大な役所の様な。オイラ役所は大嫌い。同じ所に何回も何回も行かされて時間を無駄にして…オイラの事なんかどうでも良いんだけど、皆墓に行くのが目標って事?そんな訳無いね。屋上に何が有るか知りたいから行くんでしょ?
カフカの『城』がモチーフ?