世にも奇妙な物語データベース

検索結果に戻る

不幸の伝説

放送回 1992.6.25
キャスト Mr.ちん/爆笑問題
脚本・原作

深夜、太田光と古本新之助がバーで雑談しており、太田が切り出す。

太田「『不幸の伝説』って知ってるか?」
古本「何それ?」

……ある『伝説』を聞いた人は、それと同じ内容を12時間内に
10人に話さないと、その人の身に不幸が起こるというらしい。
いわゆる『不幸の手紙』みたいなもんなんだ。

俺の友達の友達が、これを達成できずに実際に不幸な目にあったんだよ。
彼の名は仮に「田中君」としよう。
彼ははっきりものを言えないタイプで、人がよく、だまされやすい。
ある夜、ある人にちょっと話を聞いてくれと頼まれて、
断れない田中君は、その『伝説』を聞いてしまったんだ。
それから彼は困った。
12時間以内に10人に話さないと、自分に不幸が降る。
今は午前0時。よりによってこんな時間に探さないといけないなんて…。
帰宅した田中君は、必死になって友達に電話をかけた。
だが、すでにその噂を知っている者もいて断られつづけた。
仕方なく、田中君は外へ飛び出した。

すでに深夜、だが時間がない。
ある暴走族風の男にも声をかけた。すると、
「不幸の伝説だと!?
俺の弟はナァ、そいつのおかげで事故って大変な目に遭ったんじゃ!
俺まで不幸にする気か!!」
とボコボコに蹴散らされた。

あせった田中、道端の酔っぱらいや浮浪者にも『伝説』を語った。



気がつくと、公園のベンチで横になっていた。朝になっていた。
寝てしまったのだ!時計を見るとあと一時間しかない。
9人まで話したというのに…。あと一人…。


昨夜の傷だらけ顔のまま、泥だらけの服装のまま、
ある駅前で、ふっとランドセルを背負った小学生の女の子を見つけた。
田中君は「小学生かよ」と三村ばりに喜んで一直線にジャンプする。

しかし、白昼彼の姿は、はたから見ればアントニオ猪木そのもの。
田中君には周りは見えていない。女の子へ近づいていく。
異変に気づいた周りの通行人数人が、
寸での所で男(田中君)を取り押さえた。
すぐさま警官がピストルまで構え、取り押さえようとした。
辺りは人垣ができていた。



女の子は保護された。
ピストルを構えた警官が、駅前に座り込んでいる田中君に近寄った。
するといきなり田中君はそのピストルを奪い、警官に向けた。
辺りは騒然となった。
すると、そのまま田中君は泣きながら、
「お願いです!僕の話を聞いてください…」と、『それ』を語り出したのだ。

別の警官が駆け付けた。
人垣の中の話し声は聞こえないが、男(田中君)がピストルを持っている。
ただごとではないと察したこの警官は遠くから田中君にねらいを定めた。
田中君は話を終えるか終えないかというそのとき、…

バーン!!!

…時計の針の方が早かった。
それがタイムリミットがすぎた瞬間である。
田中君は不幸にも、銃弾に倒れた…。

……

太田「ほんと、あわれで気の毒な話だよなぁ…。」
古本「へ〜っ、でさぁ、そんな不幸を招く伝説ってどんなのなんだろ!?
気になるなぁ…。でも10人に話せなかったら不幸になるかも
…ちょっと待てよ、ウーン…、まようなぁ!…いや待て。
やっぱやめとくわ。ははは…。」
太田「ふっふっふ。もう遅いよ。
実は今話したのが、その『不幸の伝説』なんだよ!!」
古本「え、エエー!?うそだろ?」
太田「俺はお前に話して9人目。それからさっきから後ろで、
俺達の話をずーっと聞いていたおじさん(タモリ)!!
アンタが10人目だ!!ふぅー、俺はこれで助かったっと。」
古本「おいおい、うそだろ〜??」

…エンドロールでは、そのバーでタモリの連れが遅れてやってきて、
さっそくタモリは『不幸の伝説』を話し出すのだった…1
「こんな話があるんだよ…」

コメントまとめ

Mr.ちんさんかわいそうでしたね。

おもしろいけどオチはすぐよめた

大好き!!! 太田さんが大好きなので、先ほど始めて見れて感激しました。 いいですね、不幸の伝説。 実際に不幸になるなんて、嫌ですよね。。 こっちもソワソワさせられ、わくわくさせられ、 この話でもバッドエンド(きっと、その田中くんって不幸の伝説の第一人者??) そして主人公も聞いてしまったので、ある意味バッドエンド。 タモさんもバッドエンド(笑 でもこれが永遠につづくと、全国に人に知れ渡って誰一人聞いてくれなさそうですね(笑 早速友達にやってみようかな♪

これは面白かった!

オチが読みやすいので、ある意味安心して見られた。 逆に言えば、話としての目新しさや意外さが無かったのが残念。 ラストの「もう一人聞いていたやつがいる」 ってのは「それはテレビの前のお前だ」的な終わり方だと思っていたが、タモリかよw

なぜか太田がでていると世にもっぽくなく感じてしまうところがまたよかった.

リングみたいだなw

オチが読めてもおもしろい

世にものマンガの方が怖かったよ

独特の雰囲気があるお話ですね。
結構,面白かった。

確かに面白いですね。
隠れた名作です

死んでしまうなんて報われない話ですね。
作品の構成自体は分かりやすくて面白いです。
あと、こんな初期の話に太田が出てるなんて意外でした。

Mrちんの役は爆笑問題の田中さんでも違和感ないと思いました。。。太田さんの話を聞いていた人は「死ぬほど好き」(別ドラマ「はいすくーる落書き」でいつも扇子を持ってるお調子者)にも出演してましたね。

これ、当時小学校低学年だったから、マジでびびった!

キャスト:爆笑問題

これで、コメディ確定ですね。
不幸な男、「田中君」って(笑)

キャスティングがスゴイ(⁎˃ᴗ˂⁎)

太田さんがドラマ出るとは!

不幸の手紙みたいなやつだね。でも不幸の手紙より難易度は高いよ。不幸の手紙は同じ文面を書いて手当たり次第に送れば良いけど、不幸の伝説は十人に話さないといけない訳だし、間違えた事を話してしまうとカウントされるかも分からない。聞いてしまったら取り敢えずメモをして完全に暗記する…いや、時間無いからメモを見乍頑張って十人に話すしかないね

こんな伝説を欲しがるのがおかしな話だ。

検索結果に戻る

広告スペース