世にも奇妙な物語データベース

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逆探知

放送回 1992.5.14
キャスト 橋爪功
脚本・原作

「子供が誘拐された」という
母親からの通報が入り、
刑事達はある家に急行する。
が、母親の話は妙に辻褄が合わない。
そこに父親が帰宅、刑事達に謝る。
実は、子供は既に死亡しており、
その死を認められない母親が
不在理由を「誘拐された」と合理化して
通報したのだろうと説明する父親。

一度は帰ろうとする捜査陣だったが
犯人から身代金要求の電話がかかってくる。
母親は子供の声が聴きたいと犯人に訴える。
応じる犯人。聞こえてきたのは確かに子供の声。
その死を認めている父親でさえ
我が子と疑うほど似ているという。

逆探知成功の連絡が入り、刑事たちはある民家へ。
そこには年老いた母親とその息子が住んでいるという。
そこで目にしたのは、死後何年も経過しているであろう
白骨化した死体。
そして、息子の死を信じようとせず、
しでかした事を懸命に詫びる老母の姿だった。

署に戻り、逆探知のテープを聞き直してみる若手刑事。
入っているのは母親の声だけで
肝心の子供と犯人の声は入っていない。
確かにあの時は聞こえたのに……。
どう報告するか頭を抱える若手を宥めつつ
ベテラン刑事は一人帰路に付く。
ベテラン刑事が署を出た直後、電話が鳴る。
若手がそれを取ると、今しがた出て行った刑事の妻からだった。
帰宅した旨を告げ、受話器を置く若手。
やり取りを聞いていた別の刑事が
誰からの電話だと尋ねる。
若手が答えると刑事は不審な表情を浮かべ、
ベテラン刑事の妻は数年前に死んでいると話す。
驚愕する若手刑事。

ベテラン刑事は明かりのない家に着く。
着替えながら、暗闇に向かって喋り続ける刑事。
「えっ、署に電話しちゃったの?何時ごろ?
 ……行き違っちゃったなあ。………………
 ああ、それは○○(若手の名前)だわ。
 ……えっ、……うん……」

コメントまとめ

これは世にも〜の作品の中でも名作の1つだと思う。橋爪功の出演作品はどれも印象的でこの作品のオチは意外なものだった。

なかなか不思議な展開で面白かったです。

この題名「逆探知」と関連があったか。

面白い、怖いし。スペシャルで話がもっと長かっても良かったと思います。

最後が怖いね。
もう一回見たい

日常何気ない中に潜む恐怖,狂気って怖いね。
最後の橋爪の一人芝居には寒気がするよ!

展開が読めず
わくわくした
橋爪さんやっぱうまい

懐かしい。こういう、どっちが奇妙な世界かわからなくなる作品、好きだ。

以前こんな内容の漫画あったよね?
あれって何だったっけ…

復讐クラブでもそうでしたが橋爪さんのナレーションのような心の声が聞いていて落ち着きました。時折流れる恐怖のメロディがファミコン探偵倶楽部で聞いたことがあるような音色で(;・∀・)そして最後は「あなたもですか!」という展開で怖かったです。

レギュラー放送の2話目なのでプロローグもエピローグもなし。
個人的にはこれをトリに持ってきても良かったと思う。
灯りの無い家で延々と喋り続ける橋爪さんが怖かったなぁ。

先へ先へと引き込む力を持った話で面白いです。
別の現実に生きている人って結構多いんじゃないかなぁ・・・

いつもの世にもとは一味違ったホラーサスペンス

最近、臨場というドラマで奥さんを亡くした主人公のふるまいを見ていたら、なんだかこの話を思い出した・・

言いようによっては幸せだろ
現実を受け入れることが必ずしも幸せではないし、受け止めきれずに死を選ぶぐらいならね。

最初の誘拐事件は、子供が亡くなっている事を認められない母親の狂言の筈が、身代金を要求する犯人から電話が掛かって来て、その時に子供の声を聞いた…でも後で逆探知のテープを聞いても犯人の声も子供の声も入っていなかったと。不可解な現象が起きたにも関わらず若手刑事を宥めるベテラン刑事…そしてベテラン刑事のお嫁さんは既に亡くなっていると言う事実…暗闇に向かって誰かと喋り続けるベテラン刑事…このベテラン刑事怪しい。絶対何か知ってるよ。いや、何か隠してるのでは?

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