放送回 | 1991.12.19 |
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キャスト | ポール牧 |
脚本・原作 |
いつもと変わらない一日の終わり、とある住宅街の一角で眩い光と共に神様が降臨する。神様はそのへんの住宅を覗くとテレビでは評論家が現世の堕落や宗教についてくだらない討論を繰り返している。
一人の宗教家が「私は神からのお告げを受けた!」と言った瞬間、神様はテレビカメラの前に現れていた。そして一言、「私は誰にもお告げなどしたことは無い。」しかし、不審者としてスタッフに追い出されてしまう。「ほっときゃ良かったんだ・・・」自分の行動に後悔する神様。翌日公園の掃除をしていると少年が悲しそうな顔をしていた。死んでしまった鳥の亡き骸を持っているのだった。神様はその鳥を蘇らせた。「神様って本当にいたんだ!」喜ぶ少年。
街中を歩いていると神様は宗教勧誘に引っかかってしまう。そこでは妙な男が神を名乗っていた。自分を神とどうやったら人間に認識させる事ができるか考え始める神様。それにはメディアに出るのが手っ取り早いと考え、テレビ局に瞬間移動する。テレビ局ではスタッフが新しい企画に悩んでいた。
「いつもの評論家どもは新鮮味が無い、かといって適材がいない・・・」
そこに神様が現れる。どぷやって部屋に入ったのか不思議がるがスタッフの一人が「ねぇあんた、今朝少年に手品を見せていたろ、アレをやってくれないかな?」そのスタッフは公園での一部始終を目撃していたのだ。かくして神様は評論家と共にテレビに出演することになった。
番組では相変わらず評論家たちの議論が続いた。何も喋らない神様にあせったスタッフは番組の形成を出題形式に変える。
問い1:神はなぜ現在に降臨したのでしょう
評論家「人類に対する警告です」
宗教家「世界を新しくするためです」
神様「特に理由など無いでしょう」
問い2:現代の若者に神は何を伝えたいか?
評論家「信仰心でしょう」
宗教家「ズバリ、愛でしょう」
神様「人それぞれでしょう」とここで喧嘩になってしまう。
「お前が神なら奇跡を起こせ!」それを拒否すると神様は殴られてしまう。
「ほっときゃ良かったんだ・・・」と公園で呟いていると先日の少年に「嘘つき!やっぱり神様なんて信じない!」と言われてしまう。神様は再びテレビの前に立つ。「私が奇跡を見せないと君たちは神を信じようとしない。しからば不本意ながら、君たちにもう一度奇跡を見せよう・・・」ショットガンで自分の頭を打ち抜く神様、次の瞬間眩い光と共に神様は復活する。しかしテレビは馬鹿騒ぎを始め、もう一度と言い始める。
「ほっときゃ良かったんだ・・・」
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コメントまとめ
大笑いはできないけれど、楽しいしよくわかる。
最後ギロチンかと思った。
ポール牧さんってこれと「真夜中」に出演されていましたね。
このお話は昔「あぶない刑事」に出てた監物房子さんも出演してました。
監物房子さんは少年の母親役で出演していました。
内容もわかりやすいし何より面白い
最高傑作だと思う
プロローグ
タモリがフェードインして現れる
「全知全能、絶対の存在、永遠の象徴と言われる、神様。
しかし私、この年になるまで、神様を見たことがありません。ということは、どこかで神様と会っても、それが神様であるか分からない、ということですね。いや、それどころか、どこかで神様と会ってても、気付かなかった可能性さえあります。あなたはどうですか。神様と気付いて、すんなりとそれを信じることができますか。」
ポール牧さんに長生きしてほしかったです。
私もポール牧さんにこの世が終わるまでずっと長生きしていただきたかったです!
神様はいませんねえ、残念ながら、全宇宙で一番愛していたシロさまとケンタさまをアスファルトの熱風にさらされて亡くしてしまいました。永久に涙が止まりません。ポールさまに魔法をかけて復活させることができたら結婚式を挙げようと思います。ストーリーのあらすじを見た限りでは世にも奇妙な物語にありがちな感じのパターンのようにも感じましたが.正道的で王道的で、損のないストーリーのように感じましたが
人間のどうしようもなさがシンプルにかけてると思う。
これ、結構深い話だと思う。
奇跡を目のあたりにしないと現代人は信仰心を持てないという。
改めてポール牧さんのご冥福をお祈りいたします。
神様って本当に居るか居ないか。無神論の人に言わせると、人が神様を作り出したって言う。実際神様が居るかどうか証明出来ないけど、文字神様が居るとして、願い事を叶えてくれないのは何故か。オイラなりには答えは出てるんだけど、其の話を此処ですると滅茶苦茶長く成るから、止めておきます
再放送してほしい。あるいはどなた様うpしてください