放送回 | 1991.12.19 |
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キャスト | 風間杜夫 |
脚本・原作 |
残業で遅くなった稲田は家に帰り妻が作ったビーフシチューを食べる。妻はダイエット中だからといってたべなかった。そして、会社へ行きまわりの人の反応から自分がもう一人いることに気づく。外へ出て再び会社に電話してみると「稲田は私ですよ」ともう一人の自分が電話に出たのだ。夜になり家に帰ろうとすると、自分の靴とまったく同じ靴があった。もうひとりの自分が家にいたのだ。主人公は警官とばったり会い交番に連れて行かれる。身分を証明したいが、家にそれを忘れてきてしまっていた。交番から家に電話して自分が本物でそこにいるのは偽者だと妻に言うがまったく信じてもらえない。警官は主人公を不審に思い、家に帰ろうとする主人公を交番に一晩泊めた。そして、朝になり家に帰ると妻がいた。主人公は「昨日の夜電話しただろ」と言うが妻はまったく知らないという、そして主人公に「久々にビーフシチューを作ったから食べて」と言う、「一昨日食べたばかりだろう」と言う。
主人公そして、妻がコーヒーに砂糖を入れている事に気づき、「お前ダイエットしているから砂糖は入れないはずだぞ」と言う。しかし妻は「ダイエットなんか一回もしたことないわよ」と言う。とし子、まさか。そこで終わり。これって妻も二人いたって事なんですかね?そして、タモリが「あなたは自分がもう一人いたらって考えたことはありませんか?面倒なことはもう一人の自分に任せて自由な時間を楽しむ。しかし、その時あなたの居場所はどうなっているのでしょうか?どうやって自分が本物であることを証明すればいいのでしょうか?今あなたの隣にいる人でさえ昨日と同じ人なんでしょうかねぇ?」
最後にタモリが同じ目にあっていました。
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コメントまとめ
警官役は桜金造さんです。
このお話、凄くかっこよかったです。 また見たいです。
妻もか、という絶望感が良かった。
私が世にもで大好きなお話はこの作品と「佐藤・求む」です。
妻役は栗田よう子さんです。
…コレって、
いわゆる、「ドッペルゲンガー」?
終わり方が怖い・・・・・
自分の身にも実際にこういうことがあったらと考えると怖いですね。
最後は収録終わってタモさんが家に電話して
「ああ、収録終わったから今から帰るから・・・え?それは俺じゃない!本当の俺はここに・・・!!」みたいな感じだった
ドッペルゲンガーという現象ですか?
ここのあらすじ…
よく出来てるのに、物語と自分の意見を一緒に入れちゃうから読みにくいとこが多いです。
この話はおもしろいです!世にもらしい終わりのないラストで。
妻も2人いるって事です
自分が本物であることを証明できないなんて、絶望的ですね。
しかも自分の偽物と鉢合わせになることはないという…。怖いです。
詳しいエピローグ
ある工事現場がバック。会社員が走ってきてタモリにぶつかる。
「あっ、失礼」
ガードレールを飛び越えてタクシーを呼ぶ。
「タクシー! タクシー!」
(話の中でも、主人公が会議に遅れそうになってタクシーを呼んでいた。)
タモリはその様子を見ていた。
「いやぁ、忙しそうですねぇ。
ところで、あなたは自分がもうひとりいたら、と思ったことはありませんか。わずらわしいことはもう一人の自分に任せて、自由な時間を楽しむ。
しかし、その時あなたの居場所はどうなってるんでしょう。どうやって、自分であることを証明するのでしょう。今、あなたのとなりにいる人にしても、昨日と同じ人なんでしょうかねぇ。」
「カーット! OK!」
ストーリーテラーの撮影が終わった。
「お疲れ様でしたー」
スタッフらが片づけを始める。
タモリがスタッフの一人から電話をもらう。相手は妻のようだ。
「もしもし、あぁ今終わった。今から帰る。
え? 違うよ俺だよ。違うよお前、今からロケ先から帰る。違うよお前、そこにいるのは俺じゃないぞ、おい、もしもし! もしもし!?」
エンドロールへ
5分後の女と同じ
ウルトラセブンにこんな話があったような。
自分ももう一人の自分も本物だと思っている?で、話の流れからして妻も二人居るって事に成る。御互いが協力して…なんて事には成らないよな。貴方方はどちらが本物ですかって聞いたら、どちらも本物って言うんだから、喧嘩に成るよ