放送回 | 1991.11.21 |
---|---|
キャスト | 藤真利子 |
脚本・原作 |
主人公は女流作家。
作品が完成するとワインとともに
交響曲を楽しむという「儀式」を習慣としていたが、
マンションでは隣近所が文句を言うため
大音量で楽しむことが出来ずにいた。
次の締め切りが近付いていたある日、
仕事場の近辺で道路工事と建設工事が重なり、
あまりの騒音に筆が進まないと編集者に食って掛かった。
編集者は彼女の要望に従って
「静けさ」が売りのペンションを探してきた。
そこに逗留する条件は
「音を出すようなものは持ち込まないこと」。
都会の喧騒に嫌気が差していた主人公は喜んで赴く。
ペンションには、管理人の老夫婦と作曲家の青年がいたが、
無言の会釈しかなく、
話し掛けると避ける彼らに戸惑う主人公は、
食事の時にカトラリーを床に落として音を立ててしまう。
彼らに憎悪に近い眼差しで睨まれたことに腹を立て、
文字通りの缶詰状態で執筆に勤しむ主人公。
彼女が立てる「音」。
椅子の足が床に擦れる音……
咳払い……
ワープロのキータイプ音……。
耳を覆い歯を食いしばって耐える他の人々。
そして、原稿が完成した。
隠して持って来ていたワインと
CDラジカセを取り出す主人公。
音高くコルクを抜いてグラスに注ぎ、
フルボリュームで再生ボタンを押す。
大音量で鳴り響くオーケストラに
夫婦と青年は意を決した。
各々が凶器を手にして主人公の部屋に近付く
……静かに、静かに、音を立てず。
森の中。新曲のスコアを前に
楽器のない交響曲を指揮する青年。
ペンションでは編集者が管理人から
「預かり物」として
主人公の完成原稿を渡されている。
編集者は苦笑交じりに呟く。
「あの人もわがままだからなぁ。
完成したのでどこかに旅に出たんですかね」
無言の管理人に一礼して去る編集者。
車の音が遠ざかる……そして、静寂。
広告スペース
コメントまとめ
藤真利子さんって、やっぱ演技上手いですね。この話は、とにかく脇役の人たちの奇妙っぷりにつきます。特に、ペンションのオーナー夫婦の息子が、草原で暴れまわっているのが印象的です(笑)
ラストがちょっと違うみたいです。主人公は死なず、この静寂に溶け込むようにペンで原稿を書き続けるみたいです。
ぎりぎりラスト見られなくてざんねんでした
子供の時見たきりでおぼろげですが、やはりラストは草原で一心不乱に書いてたような・・。
この話の、エピローグを教えてください。?
あまり面白いと思いません
「そこでは、お静かに」のようです。
小さいころに見た、おぼろげだが強烈な印象として残ったドラマの数々も、もう見られないんですかね。
子供の頃見てからずっと好きな作品です!
青年が見えない何かと戦ってたり生卵を投げてきたりと不気味で静かな場所に響くワープロの音とか今でも耳に焼き付いてます!
山の中にひっそり佇むホテルと不思議な人達、騒音から隔離された世界は何だか心象風景をみている様です
喪服の女の人、卵を投げ付ける男の人…あの言葉の通じない不気味な雰囲気がたまりません
雨音はショパンの調べとか言いますけども、音には快いものとそうでないものとがあります。
しかしこれらは個人によって千差万別。
その時の気分や置かれている状況によって違ってくるのではではないでしょうか。
音の被害者はその次の瞬間には、加害者にもなりうるということです。
あなたは今どんな音に悩まされていますか?
と、タモリさんが言ってました。
所々間違えてますね…
>ペンションでは編集者が管理人から
「預かり物」として
主人公の完成原稿を渡されている。
編集者は苦笑交じりに呟く。
「あの人もわがままだからなぁ。
完成したのでどこかに旅に出たんですかね」
無言の管理人に一礼して去る編集者。
こんなシーン存在しません
確かに丁度いま再放送をやっていたのでみたけど
上のあらすじのエピローグは全部違うね。
ワープロ打ってたのかな?
用紙に書いていたかと思った。
「洪水をせき止めろ!」
こうゆうモヤモヤした終わり方の話好きです。
子供の時は恐いってだけしかなかったけど、大人ななって見たら面白い(^ ^)
たまにはお祭りだって必要なのよ〜♪
奇妙な映画を見ているような感じだった・・・
さすがに理不尽すぎる話
利用の際に一言の注意もなく一度大きな音出しただけで殺しにくるとか
いくらでも他にやりようあったろ
自分の事しか考えない人や自分の事しか考えられない人は悲惨な結末を迎えるって話だね。でもオイラも音楽を聞いたり落語を聞いたりするのは大好きなんだよね。でも人の事はちゃんと考えるよ。イヤホンをすれば音は聞こえないよね
洪水を塞き止めろって何だろ。意味全然わかない。
編集者役は光石研さんですね。
ラストは森の中で指揮棒を振る青年、草原に座ってペンで原稿を書いている主人公でした。