世にも奇妙な物語データベース

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猿の手様

放送回 1990.6.28
キャスト 布施博/清水ミチコ
脚本・原作 土屋斗紀雄

倒産寸前の町工場の社長・富男(布施博)。
社運を賭けたアイデア商品「全自動孫の手」(ヘルメットの後ろに電動式の孫の手がついてる)も全く売れず、切羽詰った富男は、代々家に伝わる猿の手のミイラ「猿の手様」に願をかける。

これの恐ろしいところは、願いを3つ叶えてくれる代わりに相応の見返りが来ること。すでに大学受験、会社設立のときに願をかけている富男は、そのたびに骨折したり事故に遭ったりしている。

ヤケで3つ目の願いをかけた翌日から、全自動孫の手は大ヒット。海外からも注文が来て工場はフル稼働。しかも願ってない幸運(親戚のじいさんが結婚したり)まで舞い込み、富男は見返りの大きさを思ってノイローゼ状態。
川べりをふらふら歩いてたところ、子どもの乗る三輪車にはねられ土手を転がり落ち全身複雑骨折する。

「…これぐらいで済んでよかった」
と病院のベッドで高笑いする富男。
一方その頃、
別室では医師が富男の妻(清水ミチコ)に、彼が末期ガンに侵されていることを宣告していた……。

コメントまとめ

ポーの小説「猿の手」を、現代日本風にアレンジしたようです。

上記、「猿の手」の作者はジェイコブズでした。失礼しました。

ちょっと安易な作りのような気がします。

ふ…普通。 予想外の展開を期待してたけど何もなかった。

映像化するなら、冒頭のタモリの老夫婦のお話の方がおもしろかった気がします。

大金持ちになりたいと老夫婦が猿の手様に願をかけると息子が死に、その保険金が老夫婦に入った。しかし、息子が死んだのを悲しんだ老夫婦は猿の手様に息子を生き返らせてほしいと願をかける。すると墓からゾンビになった息子が蘇り、老夫婦が最後に言った願い、それは息子を消してほしいというものだった。富男がノイローゼになるのもわかるし、余命三カ月とも知らずに大笑いしている富男はなんだか何かに操られている道化のようにも見える。 ご利用は計画的に。 長文スマソ。

「世にも〜」で「猿の手」と聞いてこういうストーリーを思い浮かべない人なんているのか?
何の意外性もないじゃん…。

ほんと、何の意外性もないじゃん

「猿の手」のほうが断然おもしろい。

最近、おたまじゃくしが空から降ってきたニュースがやっているときに、この話の曲よく流れてますね。それだけですけど

化物語の「するがモンキー」を思い出します

何の意外性もなく面白くなかった

このお話の音楽が内容よりいいという皮肉な話。

猿の手と孫の手
って何かかけてるのかと思いましたww

アウターゾーンにもあります。

アウターゾーンのほう、あと冒頭のタモリのお話のほうが面白かった。

今年は猿年なだけに「猿の手様」という物語についてコメントされましたね。
この物語は世にもの「不幸せをあなたに」とかいう話に似ていて幸せを得る為に不幸を経験しなければならないという話だが、この物語の主人公のように私も不幸は忘れた頃に襲って来て不幸がやって来ることを心配して、その時になった時の対策を考えているうちは不幸な事が起こらないので常に不幸に襲いかかられる心配をしてなきゃならないんです。
しかし私の場合は日々努力していて油断するというワケではないにも関わらず、過去の不幸なことや理不尽な思いをさせられたことを忘れて、これから不幸なことに出くわすことも考えず精神的に幸せ
な状態になっていると不幸なことが起こるし、その不幸の分の得な事なんて無いので、ただ不幸なだけです。
そしてこの物語と「不幸せをあなたに」との違いは、この物語は得る事に相応の不幸が来るけど、「不幸せをあなたに」は始めに来る少しの不幸をバネに大きな幸運をつかめるという物語だが、何かを得たり今より幸せな状態になるにはリスクが必要で、その一歩を踏み出さなきゃ現状を変えられないから、失敗にしろ成功にしろ、リスクを恐れずリスクを覚悟で一歩を踏み出す勇気が必要だということだと思います。

あっ、それから世にもは実話ではないし、この物語をテレビで観た時主人公は人が良さそうな男なだけにかわいそうだとは思ったが、精神的なことに限らず肉体的にも自分より不幸な目にあってる人がいると思うと、自分が受けた不当な扱いによって経験した理不尽な事と、自分の能力や度胸の足りなさによってその理不尽な状況を変えられなかったことの精神的不幸、つまり自分に対して理不尽な人がいることと自分の能力や度胸の無さの悩みが小さく思えたのは良かったです。
怪我したり病気になったら未来へ向かって努力できませんし、まして死んでしまったらやりたい事が何もできないし未来が無いので、生きていて五体満足ならできるだけの事をして常に頑張ろうと思いました。
下にコメントなさった方の言う通り3つ目の見返りは、いつ大きな不幸が襲って来る事のかと心配しながらこれから先の一生を過ごす事だとしたら物語の主人公は土手から落ちてほっとしたことで、その見返りがなくなったから末期ガンになるということだが全身複雑骨折したのに、さらなる悲劇に侵されなくてもいいのにと思います。
土手から落ちるまでの見返りの大きさを恐れてノイローゼ状態になった事と複雑骨折で充分なのに、そりゃないだろ!と思います。

いくら成功しても命が代償ではな・・・

全身複雑骨折をしてこの位で済んで良かったと思える?オイラなんか泣いちゃうもんね。猿の手の木乃伊か…オイラなら願いを叶えずに売っちゃうよ。不老不死には成りたいけど見返りが怖いし。

人生最大級の幸運の代償は自身の命‥‥ある意味で後にオンエアされた「夢のつづき」の原点的な作品と言えるかもしれない。あちらも奥様が妊娠というおめでたい日の朝に、主人公が悪夢に魘されるあまりに眠りながら自身の首を絞めて自殺するというバッドエンドだったし。

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