放送回 | 1991.8.8 |
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キャスト | 高岡早紀 |
脚本・原作 |
主人公の女性は同じ部活の先輩のことが好きで、ある日パソコンでラブレターを書く。そして、母親と一緒に出かけると、隣の家で葬儀が行われている。隣の家の息子が亡くなってしまったのだ。通り過ぎざまに隣の家の母親に挨拶をする主人公と母親。すると隣の家の母親はじっと何かを訴えかけるようにこちらを見ている。
気になる主人公、実は最近主人公には名前が書かれていないラブレターがしょっちゅう送られているのだ。もしかして、ラブレターの送り主は隣の息子のものだったのではないのかと疑い始める主人公、その時二人のところに猛スピードのトラックがやってくる。母親は主人公の事をかばい亡くなり、主人公も足を轢かれて、足が不自由な体になってしまう。
半年後、主人公が窓の外を見ているとそこには好きだった先輩が歩いていた。その姿を見ているとこちらを振り向く先輩。あわてて隠れる主人公。そして久しぶりに先輩を見た主人公はパソコンで再びラブレターを製作するが途中で作るのを止める。しかし夜中、主人公が寝ているときパソコンのキーボードが勝手に動いていた。
後日、主人公の家にインターホンが鳴る。好きだった先輩がやってきたのだ。喜び扉を開けようとする主人公。しかし、先輩は亡くなっている母親から手紙が届いたと言い、驚く主人公。先輩が帰り、部屋のパソコンを見ると、母親が作ったらしいラブレターの内容が残っていた。部屋でひとり考える主人公。そして、パソコンのある部屋からキーボードが動く音が聞こえてくる。主人公が移動してみると勝手に動いているキーボード。パソコンの画面を見るとそれは母親からのメッセージでラブレターも母親が苦しんでいる娘のために作ったものだった。いつも見守っているという言葉に感動する主人公。
その夜、主人公が寝静まった後再び勝手に動き出すキーボード。その内容は「例え僕があなたに気づいてくれなくても」といったような内容で徐々に映っていく姿。
実は本当の正体は、母親ではなく亡くなった隣の息子で主人公のことが大好きで、主人公のために母親が見守っているフリをしていたのだった。
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コメントまとめ
これ栗山千晶さんが主演の、「おやゆび姫」ってやつなんだけど。「こわい童話」シリーズの。「世にも」とは関係なくね?
リアルタイムで見ていた数少ない話の一つです。皆さんがおっしゃる通り、あらすじはアサカワさんが書いた方が正解ですね。ただ、彼の書いた文の内容は意味的に「例えあなたが僕に気づいてくれなくても」の方が正しいかと(^^;)
怖い様な、でも幽霊の日出男君(偶然にも、この日同名の親戚の家に泊まっていて、家族全員で突っ込んでいました)の気持ちを考えると、切なくもなる様な…そんな話でした。
彼は「ルナティックラブ」や「追いかけたい」の主人公の様なストーカーではないと思います。なぜなら、最初こそ差出人のないラブレターを出し続けていましたが(その時点では今で言うストーカーと思っていました)、それ以上主人公を無理に振り向かせようとはせず、逆に好きな人との橋渡し役を買って出たわけですから。真夜中のPCの音に気付いて「お母さんなの!?」と訊いた主人公にも、一度は精一杯母親のふりをして「見守っているから」と応援する様に答えていますし。
でもそうなると、最後の自分の正体を告白した「私は…僕は…あなたのお母さんじゃない!―(中略)―僕は、僕は、僕はっ!」の文(うろ覚え)と浮かび上がった寂しげな姿が切なく思えてきます。
<不運>絶対に取り逃がすことのない種類の運 A・ビアス「悪魔の辞典」
プロローグ「視線というものは不思議なものです。例えば後ろから見ていても視線を送った相手には、「あ今私誰かに見られてる」となんとなく気付かれたりします。これは一体何なんでしょうか?目には見えない何か不思議な力がはたらいているのでしょうか。そしてそんな不思議な力が時としてこのような奇妙な出来事を引き起こすのです。」
↓そうなんですか。。4/30だとGW中で個人的にはいいのだけど、いつでもいいから放送して欲しい。。
意中の人に花を渡す習慣も思えばすっかり廃れてしまいましたねえ
「死ぬほど好き」という話で棺桶ごと焼かれた男の人が出てた・・