放送回 | 1991.8.1 |
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キャスト | 萩原流行/大輝ゆう |
脚本・原作 |
広告代理店に務める平凡な会社員・森下ツトム(萩原流行)は、意中の相手である明子(大輝ゆう)にデートを断られっぱなし。
そんなある日、ツトムが明子にデートを断られたことを、なぜかTVのワイドショーが大々的に報じているのを見る。
その事は翌朝の新聞の一面を飾り、勤めている会社でも社員達がツトムの話題で持ち切りだ。
上司にまで茶化されてしまう始末。
戸惑うツトムだったが、その日の夜はすんなりと明子とのデートにこぎつけることが出来た。
明子は週刊誌にコメントを求められて困ったというが、ツトムが有名人だと知ったせいか、その表情はまんざらでも無い様子。
翌朝、TVの「朝まで討論会」では、ツトムと明子の結婚がいつになるかの予想で盛り上がっていた。
「突撃レポート」では、自宅で水虫の薬を塗っている映像が生放送されてしまう。
隠し撮りされている事に気づいて、慌ててマスコミ達を追い出すツトム。
街に出てみれば、どこを歩いてもツトムは注目の的だった。
しかしその夜、飲み屋に行った時にキャンペーンガールに迫られている所を盗撮されてしまい、スキャンダルに発展。
ツトムは会社で非難を浴び、仕事の担当から外されてしまうはめに。
会社の中まで追いかけてくるマスコミから逃げ続けるツトムだったが、ハッと気づく。
「待てよ・・俺は有名人なんだから、有名人らしく振る舞えばいいんだ!」
マスコミにFAXを送りつけ、明子との婚約会見をセッティングするツトム。
ホテルの会場で明子に指輪をプレゼントする。
喜ぶ明子だったが、待てど暮らせどマスコミは誰一人集まらない。
そのうち明子はしびれを切らし、怒って会場から立ち去った。
「二度と電話しないでちょうだい」
呆然自失となったツトムが無人の会場でぼんやり座っていると、ホテルの従業員らしき女性が飾ってあった生け花の回収にやって来る。
その時、ドアが開いてマスコミ達が一斉に押し寄せた。
彼らはツトムを無視して、生け花を持った女性の方を追いかけ回している。
「君達! この俺を取材に来たんじゃないのかー!」
翌日の新聞の一面を飾ったのは、「生け花一筋30年・太田政子さん」の記事。
その記事を苦々しげに眺めながら、すっかり話題性を失ったツトムは元の生活に戻っていくのであった。
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コメントまとめ
原作は筒井康隆の同名小説
他の人に移行しないで、萩原流行のみでどうにかストーリーを引っ張ってみることは出来ないモンでしょうか。途中までは楽しめました。
<プロローグ>
テレビの中のタモリが『重要な情報の選択』について話している。
「現代は言うまでもなく,情報が過密化した時代です。テレビ,新聞,ラジオ,あらゆるメディアから情報が溢れています。
受け手の側も何が重要な情報なのか見極めることが大切です。」
そのテレビを見ていたタモリがテレビの電源を消す。
「なにを言っているんですかね,この男は・・・いいですか皆さん,どんな事でもマスコミが取り上げればニュースになってしまうんです。
どんな些細なことでもね,」
くすくす…
何かドラえもんにもこんな話ありましたよね?
ま、人にたよってたらダメってゆうことかな。
きっとマスコミは、暇だから一般人をスクープにしたんじゃねえ?
ノーベル賞受賞者の田中耕一さんが、まさにこんな風にマスコミに扱われていたなぁ。
すみません握手して下さいに似ている
マスコミの興味が、記者会見場のホテルの女将に移った…ってのは別の話なのか。
筒井康隆原作。後にウディ・アレンもほとんど同じ内容のショートショートを撮ったね。
面白そう見てみたいけど動画がない
面白かったですよ。でも本当に動画がないんですね。
こういうのDVD作ればいいのに。あと八百屋の親父でしたかね?岡本信人さんじゃなかった?
それと最終的に流行さんが婚約発表をしたホテルの女性清掃員に話題が移ったんじゃなかったですかね?
あの頃は面白いものが目白押しでしたね。
今回の事故、まだ若いのに残念ですね。
昨今あまりテレビでは見てなかったけどこの作品は中々面白かった。
世にもの物語の世界に限らず現実もいろんな人が時の人とのなっては過去の人となり、また新たな人が時の人となり・・・と世の流れは速いが、私も高校時代から同じ学園だった2才下全員の笑い者で、高校卒業してもヤツらのイジメの対象者だが、この主人公のように「あんたの時代は終わったんだ!」と言われてもヤツらに限らず学生時代同じ学校の生徒だった誰からも忘れられ、誰にも白い目で見られず注目されなくなりたいと思った。
原作は筒井康隆なんですね
マスコミの移り変わりなんていつの時代もこうですな・・・
あらすじは八百屋のオヤジではなくて華道の先生ですね
ちゃぶ台でビールを飲みながら、足の裏を掻いている姿がテレビに
映った時は爆笑した
数日前世にもの最新のコメントのページでこの話のコメントを読んであらすじキャストデータベースも読んだ時「この話、昔テレビで観たあの話かな?物語のタイトル知らないし、何の番組かも分からないけど・・・」と気になっていたが、私のすぐ下にコメントされた方のご感想を読んで「やっぱり私が思ってたあの話に間違いなかった!」と思いました。
ヤフオクニュースで、どうでもいい記事が結構記載されているのを見てこの話を思い出した・・・
今の時代だと世にも奇妙な物語ではなく、リアルにありうる物語
実際に、文春砲が美容師の不倫報道を大々的にやってきたし、
みなし公人を拡大適用して我々に襲ってこないとは限らない
マスコミか…オイラの所にも来ないかな。今迄勉強して来た事を全部話しちゃおう。でも間違いだらけで恥かいて…でも主人公凄いね。転んでも只じゃ起きない。マスコミを利用して結婚?遣るなあ