世にも奇妙な物語データベース

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連載小説

放送回 2002年 秋の特別編
キャスト 木村佳乃
脚本・原作

主人公は賞も取ったことがあるプロの女性作家
ある日新聞のために連載小説を書くことになったがまったくネタが思いつかない
思い悩んだ挙句ベランダから飛び降りようとするのだが、そのとき向かいのマンションにも同じく飛び降りようとしている男が見える。
夢中でその男を観察していると、この男を使って小説を書こうと思いつく。
予想に反して担当者は大絶賛。その名のとおり「連載小説」なる連載小説を書き始めたのだが新聞のため毎日が締め切り。
主人公はネタを集める為、向かいのマンションの男の部屋にこっそりと侵入する事にした。

部屋にはガスマスクや猟銃など様々な怪しい物が並んでいた
奥へ入ると「地球滅亡まで後35日」と書かれた紙が張ってあった
「なんだ・・・ただの異常者じゃない」

そして、またもやこの部屋の出来事を小説に書く主人公

「先生!さすがですねぇ!この後ものすごい大事件とかが起こるんでしょうね!?」
「え?そうねぇ・・・・。」
「きっとすごいラストが待ってるんでしょうねぇ」
「えぇ・・・・。」
「それと、締め切りは今日中ということで」
「大丈夫・・・なんとかするから・・・」
主人公は話の展開をもっと面白くしようと男の部屋に電話をかけることにした。
「もしもし?」
「誰だ?」
「・・・あと一ヶ月ね行動に出なさいよ」
「・・・・お前も同志か」
「え!?・・・・えぇ・・・同志。早く行動に移すべきだわ素晴らしいラストに向けて・・・!」
「素晴らしいラスト?美しい終結の事か?」
「え?・・・・そ、そう!それ!」
「滅亡の日は近いのに世の中汚れきってる 汚れきった奴らを片付けない事には美しい終結は迎えられない」
「・・・そうよ!今こそ立ち上がるべきだわこの世界を浄化する為に!」

主人公は男の背中を軽く押してみた。その夜男は暴走族のバイクに弾丸をぶち込む。
もちろん翌日その小説が新聞に載る。それから男の世直しが続いたが主人公はもっと面白い展開が欲しくなる
その後男を呼び出し誰かを誘拐して資金集めをするように提案する
すると男は向かいのマンションの小説家を誘拐しようと言ってきた。

主人公は驚きどうにかして逃れようとする・・・。
すると主人公のファンが現れそれを身代わりにしようと目論んだ。
その後男に連絡しそのファンは誘拐された

小説を書き終えた後様子が気になり男に電話をかけてみる。

「どう・・・?計画は順調?」
「いや・・・この女は違う」
「どうしてそんなことが解ったの!?」
「この女は小説のファンだそうだ持ってる本の写真と顔が違う」
「それで・・・どうするの!?」
「・・・・殺した」
「え!?」
「今度こそ小説家を誘拐しに部屋へ言ってくる」

男がだんだん近づいてくる・・・急いで電話を切りドアに鍵をかけようと急ぐ主人公。

するとドアが開き悲鳴を上げる主人公。
しかし居たのは男ではなく刑事であった。
「刑事さん・・・お願いします!助けてください!」
「どうしました?」
「男が!男が私を誘拐しに来るんです!例のライフルの男です!刑事さん捕まえてください!」
「男?私はあなたに話を聞きたいのですよ 例のライフル殺人事件の重要参考人として。」
「ご、ごめんなさい!正直に言います!私小説のネタがなくて向かいの男が異常者だって知ってたんですけど、最初こんな事になるとは思ってなかったんです!でもつい通報しなくて小説を書き続けてしまって!」
「・・・・あなた目撃されている」
「・・・え?」
「その男のこともっと詳しく教えていただけますか?」
「向かいのマンションに住んでいるただの異常者ですよ!誇大妄想にとらわれていてもうすぐ地球が滅亡するって思い込んでるんです怪しい物がたくさんあって!変な張り紙も!向かいのマンションに!」
「・・・向かい?」
「えぇ!向かいのマンションです!目の前のあの部屋・・・!」

主人公がカーテンを開けるとあったはずのマンションはただの空き地であった
「・・・な、なんで・・・」
「向かいはここ何年もずっと空き地のはずですが・・・」
「そんな馬鹿な・・・」

女が今まで見たものは小説のネタ切れのために見えていた妄想であり、全て自分でやった事だったのだ。

「違う・・・私じゃない・・・」
「色々証言も取れてるんだ」

すると主人公の奥の部屋から彼女のファンの死体とライフル、そして地球滅亡の張り紙が見つかる


「あのー先生そろそろ小説の締め切りが・・・」

担当者が入ってくると警察に囲まれながら主人公は小説を打っていた

「先生!?」
「・・・よかったわね。あなたの言うとおりとんでもないラストになったわよ」
「は!?」

警察に連れて行かれる主人公をよそに担当者は原稿に目を通す

「あぁ!よかった!最後まで書いてある!」

【小説家は逮捕された。そして、今、私が残した最後の原稿を担当者が驚きの表情で読んでいる。果たして、これがラストなのだろうか?もしかしたらここから本当の物語が始まるのかもしれない・・・・・『完』】

コメントまとめ

アクティブなこどもっぽい感じの主人公よかったです.わくわくする感じでした.

木村佳乃の 演技最高ー!!

夢や妄想オチというのはがっかりすることが多いんですが、この作品はそうではありませんでした。 ネタばらしの瞬間が痛快。木村さんの演技もはまってました。 ところで刑事役の方は、同じく木村さん出演の「越境」の独裁者と同じ役者さんでしょうか?個性的なキャラですよね。

おもしろかった

最後まで面白かったです。

ネタが尽きたら自分で作る、結果として犯罪者にまでなってしまった。現実では恐ろしいですが、フィクションなので話の展開性には感嘆ですね。

自分の妄想かよ

これは面白かったし引き込まれた。 最後の終わり方がかっこよかった。

向かいのマンションが無かったシーンはギョッ
とした・・・

小説家が自分の身代わりとしようとして、
結果的に殺してしまう女性役の人、
しまじろうの声とかもやってる
声優さんなんですね。びっくりしました。

書けないかけないかけない

これ完成度が予想以上に高くて驚いた。
なかなかの佳作。

これおもしろかったなぁ・・・
下に似たような書き込みを見ましたが、「実は自分が犯人でした」みたいなオチは「世にも〜」に多くあって、たいていはガッカリするんだけど、これは違う。この作品は逆に、そのオチが裏切られないのがいいですね。

まぁ、なんでライフル銃なんか持ってるの?とかツッコミもいれられなくもないですが、それ抜きに考えても木村佳乃さんの演技や全体の完成度が高くて楽しめました。

「ええ、向かいのマンション!目の前の、あの部屋!!」の瞬間は特にお気に入り。

妄想悲劇!!
こーゆーのすこーし好き♪だよん。

ビューティフルマインド思い出した

とても予想外で面白い作品だったと思います

昨日シークレットウインドウ見てたらこれ思い出した。

いやー個人的にはかなり面白かったです。
演技も素晴らしいし予想を超える展開に驚かされました。

内容はあまり好きじゃない

これはオチがありきたりとかじゃなくて、演技とか流れるような話の運び方がいいんですよね。
木村佳乃さんのいかにも小説家って感じの語りがいい、語りが地の文になってたりするのもまたいい。
最後に出てきた刑事が、迷路では迷路研究家なんですよね。
迷路観た後これ見ると、なんか滑稽で笑っちゃいました

小説が好きなので、こんな小説家がいたらなぁ〜・・・なんて事を考えながら、連載小説のストーリーを読んでいました!
もし、こんな小説家がいたら、おもしろそうです!!!!

コミカルで、でも本当はブラックで、主人公の木村加乃さんがとても良かった。
ヒッチコックの「裏窓」を少し思い出しました。

話の内容もさることながら、
木村佳乃さんの演技も良かった。

こういう実は…だったみたいな妄想な話結構好きです(´∀`)
お向かいの犯罪者おもろすぎー

初めて見た時、衝撃を受けました(゜_゜)
実に『世にも奇妙な物語』らしい作品でした。

「自分の都合の良いように自らの記憶を塗り替える」ということをする主人公が出てくる物語が「世にも」にはよくありますね。
「これ・・見て・・。」とか、つい最近放送された「スウィート・メモリー」とか。

ずっと探してたやつこれだわ。初めて見たとき、そのオチに全身総毛だった。

向かいのマンションの男の人って
エキストラとかパパラッチとかに出てたよね

新聞の連載小説って、毎日が締切な訳じゃなくて数日分をまとめて担当編集に渡すもの。
そう知ったのは最近のことだった。

初めてみたオチだったから斬新だったけど
結構前から流用されてたネタだったんだなと
のちのち知った
あと当時あの締切しか頭にない
編集者に殺意を覚えたことだけ覚えてる

予想通りの結末だった。

殺されてしまうファンの女の子がかわいそう…と思ったのは私だけですかね?まあ…「殺人」の現場を見てしまい,しかもそれを本人に伝えてしまった…時点で仕方なかったのか…。

妄想ネタってのがね、もう秋田

面白かった

ヨシダ朝がすごい
この人大好き

小説が打ち上がる迄待っている警察官…物語の中だけね。本当の警察官は即逮捕…と成るよ

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